編み物

4本針・5本針【Double pointed needles】と、3本針

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参考:KnitPro Cubics Double Point Needles

棒編み針の両端がシャープになった4本(5本)セットの棒編み針の一種です。輪編みをするときに使います。
毛糸を3本以上に編み目を分けて、一本で順番にそれぞれの針を編んでいきます。
反時計回りに針を進めていくので、編み終わって次の段には針の尻になっていた部分が頭の部分になるので、両端とも針先のように尖った形状をしています。
4本、5本で1組ですので『4本針』『5本針』と呼ばれています。

また、短い輪針のような形状で3本1組になっている『3本針』もあります。針2本を一本につなげてV字のような形状をした針に開発され、2本で輪を作れるように設計されています。

日本では一般的な2本の棒編み針の延長に、4本針・5本針があると認識されているようです。
一方、欧米ではこれらをまとめて『ダブルポイントニードル』と位置付けています。
本数ではなくその編み針の形が名称になっているので、海外の商品を検索するときにはこの名称で該当します(3本針はcurved double pointed needles)。

4本針・5本針の種類

参考:ハマナカ アミアミ靴下

針4本針・5本針のサイズ規格は、一般的な棒編み針と同じです。
一般的なサイズは4本針で2.0mm(0号)から5.5mm(15号)まであり、さらにジャンボサイズとして7〜10?サイズまで流通しています。
5本針のジャンボサイズはありませんが標準的な号数に加えて、細く短いサイズが充実しています。針が多ければより小さな輪が編め、ミニサイズの編み物を作るときに重宝するためです。
欧米のU.S.やU.K.サイズとは表記が違いますので、発売元をよく確認して選ぶ必要があります。
素材は細くて丈夫な材質であることが必須です。
日本で一般的なのは竹製です。2本の棒編み針と同じく、手によく馴染み、程よい滑り心地と適度な摩擦があり、針先で毛糸をすくいやすく断然人気の素材です。
長さにもよりますが約700円〜1500円で流通しています。

4本針と5本針との違い

4本針と5本針の活用シーンの大きな違いは、編み物のサイズです。
4本針では3本で、5本針では4本を使って輪を作ります。
輪が小さくなるにつれ、輪のカーブが使用する針に対してきつくなるので、針の数を増やして編み目を分散させると作業がしやすくなります。
そのため、5本針は短く細いサイズが充実しています。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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