編み物

かぎ針とは【aluminum crochet hook】

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参考:チューリップ社 エティモ / ETIMO

かぎ針とは、一方に糸をかける鉤が付いているかぎ針編みに使われる道具のことです。
棒編みは2本使うのに対 し、かぎ針編みは1本で編み上げます。バッグや編みぐるみ、ドイリーなどの小物づくりによく使われます。
かぎ編みはレース編みと併せてクロシェット(crochet)もよばれ、世界各国で愛されています。

欧米ではレース針が『steel hook』と呼ばれるのに対し、『aluminum crochet hook』と位置付けられています。
それはかぎ編みに使われる針が主にアルミ製であることから一般的にはそのように認識されています。

かぎ針の種類

かぎ針はプラスチック製やアルミ製の物は100円均一などでも手に入ります。毛糸や太めの糸を編むので針自体が太く、竹製、スチール製、プラスチック製、アルミ製にガラス製の物もまで素材が豊富なのが特徴です。

一般的なサイズは2.0mm(1号)から6mm(10号)まであり、さらにジャンボサイズとして7〜15?までの大きな編み物まで編めます。
欧米のU.S.やU.K.サイズとは表記が違いますので、発売元をよく確認して選ぶ必要があります。日本のかぎ針のサイズを基準に、欧米のサイズも併せてご参照ください。

【一般的なかぎ編みのサイズ】

【ジャンボサイズ】

かぎ編みに使われる糸

基本的に太い針には太い糸を使用します。かぎ編みに使われる糸は毛糸がほとんどですが、2/0〜3/0号サイズであれば、レース糸の18番、20番を編むこともあります。
毛糸や糸に限らず、布を細長く切ったものをジャンボサイズのかぎ針でザクザク編んだり、麻ひもを使うこともあります。
対応できる素材の幅が広いこともかぎ針の大きな魅力といえます。

同じ形のレース針との違いは?

かぎ針とレース針の違いは『針の太さ』です。
一般的にかぎ針は2.0?以上、レース針は1.75?以下で区別されています。
レース針が細めのレース糸を使用するのに対し、かぎ針は毛糸などの太い糸を使用します。
かぎ針の号数は、レース針のように1号2号…ではなく1/0号(イチレイゴウ)2/0号(ニレイゴウ)と表記されています。
これは、レース針の0号以上の太さを編む針を00号000号000号…と設定したためです。
つまり、かぎ針の1/0 号は0号、2/0号は00号、3/0号は000号といったように0の数を表しているので「/0」が一緒に表記されているのです。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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