パッチワーク

ピーシング針【Piecing Needles 】

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参考:クロバー社 ピーシング針

パッチワークに使われる針の一つです。一般的にメリケン針の8〜9番がピーシングに適しているといわれています。
ピーシング針専用の針として売られていることも多く、ブランドごとに若干太さは違います。

ピーシングに適している針の種類

参考:チューリップ社 ピーシング針

ピーシングに適している針の種類を知るには、ピーシングがどのような作業か理解する必要があります。
ピーシング(またはピースワーク)とは、カットした布を縫い合わせる工程のことです。
パッチワークは複数枚の パーツの布をはぎ合わせて模様を作ります。その複数枚のパーツを最初につなぎ合わせる作業のことを「ピーシン グ」といいます。
淡々とすべてのピースを縫い合わせていくため、短いよりは長い針の方が波縫いに向いています。適度な長さで縫い目を一気に縫い進めることが出来ます。
また、針が布に対し太すぎると抵抗で引き抜きにくくなるので太すぎる針は避け、適度な細さが好ましいです。

一般的に、メリケン針の長8番・長9番が適しているといわれています。ピーシング用の専用針として売られている針のサイズと併せて考えると、【太さ0.53mm、針長:34.8mm〜太さ:0.60mm、針長: 36.4mm】の針のサイズがピースワークには向いていると言えます。

ミシンでピースワークをするときの針のサイズ

基準装備されているミシン針で充分に縫えます。ほとんどの場合ピーシングでは、薄手の布を縫い合わせるので、 11番か12番を使用するとよいでしょう。
また、特にミシンでピーシングワークを進める際にはミシン針のサイズに見合ったミシン糸を使用することが、とても重要です。
ミシン針11番12番を使うときに適したミシン糸のサイズは60〜90番を使用します。
メーカーの推奨している糸と針のサイズに従うと、満足する仕上がりになるでしょう。

ピーシング針とキルティング針、アップリケ針との違い

どれもパッチワークに使われる針ですがピーシング針と比べるとその用途や使い勝手から、それぞれの針の違いは歴然です。
キルト針は短くさらに細いのが特徴です。表地、キルト綿、裏地の3層を縫い合わせるので、その厚みをスムーズに通り抜けるように細く、表裏の縫い目が安定してきれいに縫えるように短いものが適しています。
アップリケ針は若干、ピーシング針に比べて細く長いのが特徴です。
ベースとなる布地に小さな布をたてまつり縫いするので、布端がすくいやすいように細く長い針が好ましいです。
これらを踏まえると、特に手縫いでピースワークをするときには適切な長さと太さのピーシング針を選ぶ必要があります。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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