パッチワーク

パッチワークやキルトは大人の趣味にピッタリ!素敵に時間を過ごせる

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パッチワークの種類とその歴史

パッチワークの歴史はとても古く、布が昔から作られていた中国、インドなどで始められていたと言われています。
そうして後に、様々な国で布が作られるようになるとパッチワークも自然と作られるようになっていきました。パッチワークキルトは1600年、イギリスに設立された東インド会社が輸入する品の中にアジアの美しい高級な布がありました。めずらしい布を求めることができるようになった裕福な貴婦人たち。その手にめずらしい布が渡るようになると、それらを使い、時間をかけて丁寧に縫い合わせて作っていくパッチワークキルトが上流階級の女性たちに広まったのが始まりと言われています。
その後、ヨーロッパからアメリカに渡った人々が開国を迎えたことで、開拓がひと段落した1800年前後に、ニューイングランドの女性たちの間で作られるようになるのです。 今では子供から大人、シニア世代までが気軽に楽しめるハンドメイドとして確立していますね。最近は手芸女子と呼ばれる20〜30代の若い世代でも手芸が人気で、パッチワークもその一つなのです。 ほんの少しの道具と材料で始めることができるパッチワーク。パッチワークの始まりは、リユースの精神から。いらなくなった服や布製品などの古い布を、カットして違う布と縫い合わせて作るのが始まりと言われています。 パッチワークには、いくつかの種類があるのですが、その中でもパッチワークキルト、アメリカンキルトがよく知られています。ほかにもハワイアンキルトと呼ばれる、ハワイ独自の花柄や生き物の模様のパターンを使って作られる素敵なデザインのものがあります。基本的な縫い方をいくつか覚えていけば、簡単なパターンの小さなものなら初心者でも作ることができるのです。今回はそんなパッチワークの世界を堪能してみましょう。

パッチワークの基本材料

パッチワークの基本のパターンの縫い方など簡単なやり方を見ていきましょう。まず、最初に用意するものを紹介します。

【用意するもの】

いろいろなデザインの布(ハギレ)、糸(キルト糸やミシン糸など)、まち針、針、ハサミ、チャコペン、指ぬき、アイロン、アイロン台、メジャー、このほかにパッチワークキルトならキルト芯が必要です。そのほかにも、あると便利なのは、リッパー、そしてミシンなど。そして、カッティングシート(マット)、ロータリーカッター、カッティングスケールの3つ、これらがあれば一度に何枚もの布をカットすることが可能になるので、作業が断然早くなるので、特におすすめします。

パッチワーク用の布は、自分の好きな柄をある程度自由に選べますし、サイズの合わなくなった子供服やデザインが今どきじゃない服などをカットしておくことで、思い入れのある布を使ったパッチワーク作りが可能です。リサイクルでエコなパッチワークになりますね。

縫い針はパターンや布の厚さや種類によって使い分ける必要があるので、パッチワーク用、アップリケ用、キルティング用と、いろいろな種類と、さらに太さも数種類は揃えておくと安心です。パッチワークに使う待ち針は頭の部分が小さいものが使いやすいようです。しつけ糸はできるだけ、色うつりの心配がない生成りがいいでしょう。

パッチワークキルトの場合はさらにキルティング作業が加わります。フープと呼ばれる刺繍枠のような枠があるので、使いやすいものを準備しましょう。台のついたものや、円に限らず四角いものもあり、素材も木製、プラスチック製と種類は豊富で大きさも様々です。自分に合ったものを見つけてみましょう。

また、これらの道具類は手縫いの場合に必要なものです。ミシンを使ってパッチワークやキルトを行う場合には、これにプラスして、ミシン用の糸とミシン用の針、ボビンなど、様々なミシンの道具も必要になってきます。

初心者におすすめキットが便利

初心者が始めてパッチワークを始める場合に、まずは手芸の本と道具を買ってくることからスタートすることが多いと思います。
その本を見ながら、試行錯誤を繰り返していき、自分で作ってみる方が多いのではないでしょうか?1から自分で揃えるのはワクワクしてとても楽しいですし、ハギレ布選びにも、とことんこだわりたくなってしまいます。時間がたっぷりとあれば、それはそれで素敵なことなので時間をかけて選ぶのも問題ないのです。
しかし、時間がないけど、とにかくまずはさっと気軽に作ってみたい!という方には、準備がちょっとまどろっこしい場合もありますね。そんな時は、材料の布や裏地などがまとめてセットされている「パッチワークキット」を購入してみるのがおすすめです。慣れている方でも、自分では選ばないハギレが入っていたりして新鮮で意外と楽しめたりしますよ。

中には材料や型紙が入っている場合が多く、針や糸もある場合もあるかもしれません。とにかく、このセットさえ用意して、最低限の道具類さえ持っていれば、購入したその日にでもすぐ作り始めることができるのです。キットは手芸店だけでなく、ネットショップなどでも簡単に手に入れることができます。
初心者だと最初は自分でなかなか選ぶのが難しくてとても時間がかかってしまうことが多い布選びや、布の配置の仕方、仕上がりをイメージしやすいため、正確に基本の作り方がわかり便利でおすすめです。

ネットや通販でおすすめなのはフェシリモや千趣会などで毎月違うセットが送られてくるキットです。月々何が届くか楽しみで、コレクションもできるので若い世代や育児を終え手が空いた主婦層など幅広く、根強い人気があるようです。

また、手芸店もネットで購入できることが増えました。スマホで買える楽天ショップやヤフーショッピング、アマゾンなどでも様々なキットが売られていますね。最近では、メルカリやフリルなどで、手作りの作品を販売することもできるようです。

公民館や地域のセンター、商店街やショッピングモールなどで行われる手芸教室を利用するのもいいかもしれません。パッチワークの教室は、編み物や刺繍などと並んで人気があるようです。教室はさまざまなパターンの種類、初心者用からベテラン用まで、数多くのクラスが行われているので、近隣の施設で開催されていないか、やる予定はないかをぜひ調べてみると良いでしょう。

パッチワークキルトとは

パッチワークキルトは、パッチワークして仕上げた布に裏地をつけて、キルティング加工を施すハンドメイド作品です。
作り方はパターンによってそれぞれ違いますが、簡単に説明すると、パッチワークで仕上げた布と同じ大きさのキルト芯と裏布を用意して3枚重ね、その上からキルティングしていく方法です。アメリカンパッチワークキルトがメジャーです。

ハワイアンキルトとは

ハワイアンキルトは、1820年頃にイギリスからやってきた宣教師の妻たちから伝わったパッチワークが始まりとされています。
そのパッチワークの技術とハワイの自然を愛する心と文化がまじりあい、独自に発展したキルトと言われています。現地の人々が愛する自然に感謝する気持ちがあふれた作品が多くあるのも頷けるでしょう。ハワイアンキルトの製作方法は、1枚の大きな布にアップリケのような縫い方で、ハワイのイメージに合う植物の花や葉、海辺の生き物などの図柄モチーフを、上下対称、左右対称にして縫いつけていく方法で作られています。アップリケ部分には、葉脈のようにキルトしていくだけでなく、土台になる布にも、さざ波のような模様をキルトしていきます。そのようなキルトのラインとラインの間がすべて均等に同じ幅で配置されているのが美しい作品とされているのです。
ハワイアンキルトの作品は、タペストリーとして壁に飾れるほどのものや、ベッドカバーなど大きなサイズのものも多く作られています。
ハワイアンキルトの作品は、南国調の雰囲気でさわやかな印象があるので、お部屋のイメージチェンジがしたいときは、これを飾りに加えるだけで、室内の雰囲気をガラッと簡単に変えることができそうですね。

ミシンを使ったパッチワークキルト

パッチワークやパッチワークキルトを製作する方法は、手縫いばかりではなく、ミシンを使う方も少なくありません。特に大きな作品であるベッドカバーやアクセントラグ、テーブルクロスなどの製作には、ミシンがあるだけで、スピードアップする上に、とても便利でスムーズに仕事を進めることができるでしょう。ぜひ、ミシンを使ったパッチワークのやり方もしっかりと覚えておきながら、道具や材料もそろえて準備を整えれば、製作できる作品の幅も大きく広がってきて、楽しくなりますね。

ミシンを使うと言っても、普通の縫い方とパッチワークの縫い方は、手縫いの時とほぼ変わりませんし、ミシンだと手縫いをしていた時とは比べ物にならないほどあっという間にできてしまうと感じるでしょう。特にキルティング作業は手縫いの何倍もの速さで縫えてしまうので、たくさんの作品を効率よく制作することができるようになります。

パッチワークでまず覚えたいパターンとは

パッチワークには手縫いとミシン縫いがあります。同じ布を使っていてもその縫い方の違いや組み合わせによって、仕上がりが全く違うものになります。実際に、布を並べるパターンや、配色の組み合わせによっても、いろいろなイメージの作品作りができるため、並び方を考えるのも楽しい作業になります。

縫い方のパターンの代表的なものとしては、四角形にカットした布9枚を縫い合わせて作るのが基本のナインパッチになります。いろいろな三角形を組み合わせてデザインしていくトライアングルもよく使われる手法です。そのほかにも円やハート、かごやバスケット、星のように複雑な形をデザインしたパターンも多くあり、数えきれないほどの量になります。いくつか見ていきましょう。

ピースワーク(ピーシング)

ピースワークとは、ピーシングとも呼ばれています。カットした布と布を裏表にして縫い合わせる作業のことです。「なみ縫い」で縫い進めていき、最後は縫い止まりか、もしくは縫い切りのどちらかの方法で終わります。
ナインパッチやトライアングルのほかにも様々なパターンの種類がありますが、パターンの型紙については、パッチワークの初心者用の本、ハンドメイドのネットショップのページやパッチワーク教室などによって無料で配布されているものが多くありますので、まずはそれらを利用してみると簡単でしょう。
ダウンロードやコピーなどと、印刷ができる環境があれば大丈夫です。ここからは型紙の写し方と布のカットの仕方を見ていきましょう。

1. 最初に使いたい型紙をダウンロードやコピーで拡大して印刷するなどの用意をします。

2. カッティングシートの上に布を裏側が上になるようにして置き、ずれないように固定します。

3. 布に型紙を配置したら、型紙のふちに沿ってチャコペンなどで写してラインを描いていきます。そして、縫い代分(3ミリ程度)をプラスしたラインを描いていきます。

4. ハサミでカットするか、もしくは直線部分はロータリーカッターとカッティングスケールを使って、必要枚数分をカットしていきます。

ナインパッチ

ナインパッチと呼ばれる縫い方は、初心者が最初におぼえるべき基本の縫い方です。同じ大きさにカットした正方形の布を9枚縫い合わせて作る方法で、隣り合った布の縫い代を合わせたらマチ針を垂直に刺して固定していき、同色の糸を使って「なみ縫い」で縫い合わせていきます。パッチワークはほとんどの時間、ハギレを縫い合わせていく作業が続くのですが、きれいな仕上がりにするためには縫い目や縫い代の始末に面倒がらずにアイロンを使うことがポイントです。

1. まずは、上になる1段目の横に3枚を縫い合わせていきます。2枚を中表にしたら印の部分を合わせてから待ち針を垂直に数カ所刺しておきます。

2. 印の上を針目の細かいなみ縫いしていくのですが、布の端から端まで縫う縫い切りで縫い合わせます。この時、最初と最後の一目は返し縫いをしておきましょう。これが基本の縫い方です。ひと手間加えることで仕上がりがきれいにできます。

3. 3枚目の布も同様に縫い合わせ、これを3段分繰り返して作っていきます。3枚つないでできたリボン状のものが3つできたところで、一度アイロンを使って縫い代を布地の色が濃いほうへと倒して固定しておきましょう。

4. リボン状の2本を裏表に重ねて印を合わせたら、待ち針を垂直に数カ所刺して固定します。繋ぎ目にも刺しておきます。この時も縫い切りで最初と最後の一目だけは返し縫いをします。3本目も同様に並縫いしていきましょう。

5. 縫い終わったらアイロンで縫い代を片側に折りしわを伸ばしておきましょう。こうすることで、ツレができたりするのを防ぐことができ、仕上がりがきれいにできるのです。仕上がった縫い代は、中央以外の上や下に向かって倒し、アイロンをかけて固定します。これで1つのパーツが仕上がりました。

この他にもアイリッシュチェーン、レールフェンスなどのパターンも、同様に正方形や長方形など四角い形だけをいくつも組み合わせて作るデザインになります。比較的シンプルなパターン構成になっているのでぜひ挑戦してみるといいでしょう。

トライアングル三角形

トライアングルは正三角形や二等辺三角形、直角三角形など三角を使ったパターンです。1枚の型紙で作ることもできるので初心者にもおすすめです。
三角形の並べ方を変えるだけで、三角風車や大小の三角形を組み合わせて作るダブルピンウィール、四角形と組み合わせて作るのはイブニングスター、ツリーなどのいろいろな形をデザインすることができます。

ナインパッチやアイリッシュチェーン、レールフェンスなどほかのパターンと組み合わせて作ることも多いので、比較的よく見かけるパターンと言えるでしょう。縫い方はなみ縫いで縫い合わせていき、全ての辺を端から端まで縫い合わせていく「縫い切り」で仕上げます。

アップリケの縫い方

パッチワークはハギレを縫い合わせるピースワークが基本だと思われがちですが、ハワイアンキルトや創作キルトによく使われるアップリケの手法が使えるようになるだけで、今までの何倍も作品の幅が広がります。ぜひ、マスターして上級者を目指してみましょう。

1.アップリケするパターンを選び、パーツの形の型紙を作っておきます。厚紙に貼り付けて作ると型を写すのが楽になるのでおすすめです。

2.布を裏にして置き、型紙を置いたらチャコペンなどで線を引いて丁寧に写していきます。さらに縫い代分も2〜3ミリ足した幅で描きます。

3.土台にする布を表の面が上になるようにして置き、パーツを配置してみます。場所が決まったら待ち針で固定して、軽く仮止めしておきます。パーツを縫うときは、重なり部分があるとき下になるものから順に縫い付けていきます。

4.縫い代を土台布との間に織り込んでパーツのラインの通りに折り目を爪でつけるようにしながら、折り目のキワになる部分をたてまつり縫いで縫い付けていくのです。糸はパーツと同色を選ぶほうが目立たないでしょう。

5.このようにしてパーツをぐるりと一周縫いますが、別のパーツと重なりがある部分は縫わなくてもいいです。終わったら、次のパーツを同様に縫いつけていきます。これがニードルターンアップリケと呼ばれる方法です。

パッチワークキルトの作り方

パッチワークで縫い合わせたパターンが出来上がったら、いよいよ様々なパターンを組み合わせていく工程になります。通常は正方形のパーツでいろいろなパターンを作成していき、それをパズルのごとく、いろいろな向きと順番に並べることで様々な組み合わせのデザインが浮き上がってくるのです。繋ぎ終えたパッチワークとキルト芯、裏布を3層に重ねてキルトにしていきましょう。

1.パッチワークで作ったトップの布を上にして、その下にはキルト芯を置き、一番下は裏布と3枚を重ねたら、ずれないようにしつけ糸で縫ってとめましょう。

2.キルティングをするときは中心部分から外側に向かって放射状に縫っていくのが基本的なやり方です。キルティング用の刺繍枠に似たフープと呼ばれる枠があると、縫いやすいのでおすすめです。もう一つは指ぬき、あるだけで作業がスピードアップします。いくつかの種類があるので、自分に作品作りにピッタリのものをぜひ準備しましょう。

3.フープをはめた後に布の真ん中をこぶしでトントンと軽くたたくと、少したるみができます。たるみがあるほうが、キルティングを縫いやすくなりおすすめです。

4.基本は真ん中から外側に向かって縫い進めていきます。しわやたるみが出ないように、表面だけでなく時々、裏側も確認しながら縫うようにしましょう。

5.最後にしつけ糸を外し、アイロンをかけて縫い目や形をきれいに整えて仕上がりです。

仕上がってみたら、思っていたよりもちょっと落ち着いた雰囲気過ぎみたい、逆にちょっと明るすぎるかも?と感じる場合も時にはありますが、そんなときもがっかりしたり慌てたりしなくても大丈夫です。
パッチワークキルトの場合、作品の周り部分に、さらに別布でラインをつけ足しや、違う系統のカラーを使ったパッチワークをライン状に加えてみることで、雰囲気をガラッと変えることが可能。例えば、地味なデザインだったものを華やかな印象の仕上がりにすることもできるのです。

ハワイアンキルト

ハワイ独自で発展してきたと言われているハワイアンキルトの柄(パターン)には、ハイビスカスなど、いろいろな花や葉のパターンに加えて、さざ波のような模様のステッチをキルトしていく作品が多くありました。それに加えて最近では、亀や海辺の生き物などを描いているパターンも増えています。
もう一つは、土台布と同じ大きさの布を重ねて8等分にまで織り、アイロンでしっかりと角と角を重ねて、その上に型紙を置きしつけをします。縫い代をつけてから、ハサミやロータリーカッターでカットしていきましょう。できたモチーフ柄を土台に広げて縫い付けていく方法になります。
ハワイアンキルトとしては、こちらがポピュラーな作り方となっているのです。縫い代の幅は約3ミリ程度です。これを針の先で内側に織り込みながら縫い進めていくのです。縫い目幅は約2ミリ程度の細かさで、基本は「奥たてまつり縫い」で縫っていきます。どんどん模様をアップリケしていきますが重なる部分が下になる模様から先に縫っていき、すべて縫い終わったら、次は、土台布とキルト芯と裏布を3枚重ねて、まとめてキルティングを施していくのです。

パッチワークキルトの作品

パッチワークキルトで作ることができる作品と言えば、実に様々なものが思い浮かびますね。キッチン用品なら鍋つかみやランチョンマット、ほかにもメイクポーチや小物類入れ、少し大きめならトートバッグを作ることもできます。実際にだんだん腕を上げていくと、大きい作品にも挑戦したくなってくるので、海外ドラマのお部屋のインテリアのようなタペストリーとして壁に飾ってみるのはいかがでしょう。

もともと、上流階級の貴婦人たちの間で広まったパッチワークキルトは、自分の作品を家に飾り、それをお互いに自慢し合ったり、褒めあったりしていたというルーツにもあるように、長い時間をかけて、丁寧に仕上げた自分だけのオリジナル作品は、本当にいとおしくて、自慢したくもなるのでしょう。面倒な手間や時間がかかればかかるほど、その分、仕上がった時の達成感もより大きなものになってくるのです。

パッチワークキルトで手作り小物

いよいよ自分でパッチワークキルトを使った簡単な小物を作ってみましょう。パッチワークを始めたばかりでも、短時間で作ることができるので最初におすすめなのがパッチワークキルトのコースターです。簡単な作り方を紹介します。

【コースターの作り方】

1. 同じ大きさにカットした正方形の布を4枚用意して、そのうち2枚を裏表で重ねてラインを揃えて待ち針を刺します。布の端からそのラインをなみ縫い(ランニングステッチ)で縫い合わせていきましょう。

2. 縫い終わったら縫い代は濃い色側に倒して、縫い目部分と一緒にアイロンを軽くかけておくと、作品の仕上がりにグッと差が出ます。

3. 仕上がったパッチワーク布の下にキルト芯、裏布の順で重ねたら、軽くしつけをして固定しておきます。できた正方形にキルト芯と裏地を重ねてずれないようにしつけをしておきます。

4. 中心から外側に向かって、なみ縫いで縫い進めていきます。

5. キルティングしたいラインをチャコなどで薄めに描いてから、その上をなぞるようにキルティングを縫い進めていくのです。

6. 布のふち周りをバイアステープやカットした布などで挟みこみ、カットした面を隠すように置いたら、待ち針で固定していきます。その上を手縫いかミシンを使って丁寧に縫っていきましょう。

このように、パッチワークキルトを作って、その作品を小物にハンドメイドする方法なら、お子さんやお孫さんのレッスンバッグを作ってあげることもできますね。また、自分用にお買い物などお出かけにピッタリなトートバッグやショッピングバッグを作ることも可能です。
レッスンバッグやトートバッグ、巾着袋やポーチくらいなら比較的簡単に、初心者でも作ることができそうですね。
そして、だんだんうまく作ることができるようになったら、作品をお友達にプレゼントしてみたくなるなど、どんどん夢が広がっていきますね。

パッチワークの講師になるには

近年では、都会でも地方でも、いろいろな街で様々な種類のパッチワークを習うことができるようになってきました。ハンドメイドスクールや手芸教室で教えてくれる講師なるには、どうすればいいのでしょうか?国内には現在、多くの手芸教室やハンドメイドのスクールがありますし、家政科や洋裁の専門学校も多数あり、習うことは比較的楽に始められそうです。

それらで教えてくれている講師たちは、もともとは生徒だった人達であり、パッチワークに興味を抱いて始め、パッチワークについて勉強しながら多くの作品を作り、練習を重ねて、だんだん腕を上げていくのです。そして講師になる試験を受けた後に見事に合格することで、やっと講師のスタートラインに立つことになります。それなりに時間もかかり、そう簡単になれるものではないでしょう。
それでも、パッチワークやキルトなどの魅力にはまってしまって、趣味の域を超えて、講師を目指してみたいという人は、手芸の雑誌の中や手芸スクールなどのホームページやパンフレットに詳しく書かれているので、一度調べてみると良いでしょう。

作品を紹介・販売するには?

初心者からベテランまで、最近ではSNSでも自分の作品をアップする人が多くなってきているようです。自分と同じ趣味の仲間が見つかることもあるので、検索して素敵な作品などを参考にするのも良いかもしれません。また、最近はケータイのアプリで自分のアカウントを作成して、作品を公開することや、メルカリやフリルなどで販売していくのも楽しいでしょう。画像のケータイで撮影するだけなので簡単です。

その際に気を付けたいのは、個人情報はもちろん、プライベートなことはできる限り載せないようにしておきます。どこまでなら知られても大丈夫なのかを慎重に考えていく癖をつけるようにしましょう。FacebookやInstagram、Twitterなどには、やみくもに何でもかんでも載せてしまわないように気を付けてください。また、知らない相手へのコメントにも、相手に対して失礼ではないか、などの気遣いも必要です。
このようにお互いに顔の見えないSNSのようなネットの世界こそ、大人としてのマナーはもちろん、ネットならではのルールを守ることが、最低限必要になってくるのです。困ったことになってしまわないよう注意していくようにしましょう。

まとめ

パッチワークやパッチワークキルトの種類は、ここで紹介したもの以外にもまだまだたくさんありますが、今回はポピュラーなものだけを選んでいくつか紹介してきました。
まだパッチワークをやったことがない人には、準備に必要な道具や、そろえる材料など。そしてあると便利なアイテムなどもピックアップしてきました。
パッチワークは比較的、準備するものが少なめと言ってもいい数なので、初心者が始めるにはハードルも低く、年齢も関係なく、誰でも気軽に始めることができそうです。自分の周りに実ははまっているという人がいるかも知れませんね。
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