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フランスにはかわいいお菓子がいっぱい!「マカロン」「カリソン」をご紹介

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美食の国フランスには、マドレーヌやモンブランのようによく知られたお菓子がたくさんあります。今回はそんなフランスのお菓子の中から、「マカロン」「カリソン」をピックアップ。その特徴や起源について取り上げます。

丸くて可愛らしいお菓子、マカロン

コロンとした外観が可愛らしいマカロンは、直径が約3?5センチほどの円形の焼き菓子で、アーモンドプードル、砂糖、卵白などを原料にして作られます。マカロンの起源については諸説ありますが、16世紀にイタリアからフランスに伝わったという説が有力です。フィレンツェの名家メディチ家のカトリーヌが、フランス国王アンリ2世に嫁いだ際に持ち込み、その後フランス中に広まって発展していったといわれます。

フランスでは地域によって、製法や生地の厚さ、フィリングなどが少しずつ違います。現在日本でよく見られるマカロンは、「マカロン・パリジャン」と呼ばれるもの。卵白を泡立てる製法や、間にクリームなどを挟む点に特徴が見られ、カラフルでさまざまなフレーバーがあります。食感はサクサクしていて、口にするとアーモンドの豊かな味わいと、しっとりしたクリームやガナッシュの甘さが口の中にとろけるように広がります。

プロヴァンス独自の味わいが魅力のカリソン

出典:https://www.instagram.com/p/C60a1J7IV-v/

南フランスのプロヴァンスの郷土菓子といえば、舟のような形をした一口サイズのカリソンがあげられます。砂糖でコーティングされた表面は艶やかで、他の色もありますが、白いものが主流です。下の黄色っぽい生地はアーモンドをベースに、メロンやオレンジの砂糖漬けを加えてペースト状にしたもので、しっとりした食感と香り高いアーモンドや果物の味わいが魅力です。地中海の恵まれた気候や豊かな食材が、カリソン独自の美味しさを育んでいます。

伝説によれば、カリソンは、15世紀にプロヴァンスを治めていた王族のルネ・ダンジューが作らせたとか。ジャンヌ・ド・ラヴァルと婚礼をあげる際、笑顔が少ないジャンヌを喜ばせるために特別なお菓子を用意させたそうです。また、カリソンの名称も「抱擁」を意味する「Di calin soun」に由来するといいます。このお菓子にピッタリのスイートな言い伝えですね。

まとめ

フランスで古くから作られている一口サイズのお菓子、マカロンとカリソンは、可愛らしい見た目と特有の味わいをもつ銘菓です。日本でも頻繁に目にするようになりましたが、フランスに行くことがあれば、ぜひ本場の味を楽しんでみたいですね。
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