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「パーチ・ディ・ダーマ」などなど、イタリアスイーツの魅力とは?

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イタリアといえば、ピザやパスタなどの料理が思い浮かびますが、美味しいスイーツも数えきれません。今回はイタリアのスイーツの歴史と、注目のお菓子をご紹介します。

地域ごとに発展したイタリアのスイーツ

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フランス菓子よりも長い伝統を持つというイタリアのお菓子。地中海に突き出た半島であるイタリアは、紀元前からアラブ諸国や古代ギリシャと交易を行い、新しい食材や菓子の製造技術を取り入れていました。

またイタリアは南北に長い地形で地域によって気候が違うので、それぞれの特徴を活かした農業が発達しました。温暖な地中海性気候の南部では、小麦や柑橘などの農作物が豊かで、大陸性気候の北部では稲作や酪農が行われます。そのため、イタリアではその土地特有の収穫物を使ったスイーツが作られるようになり、地域によってさまざまなお菓子が味わえます。

では、ここからは注目のイタリアンスイーツをご紹介します。

パーチ・ディ・ダーマ

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「バーチ・ディ・ダーマ」はトリノの伝統的な焼き菓子で、アーモンドプードル入りの丸いクッキーの間にチョコレートを挟んだものです。その形がキスする女性の唇に似ていることから、イタリア語で「貴婦人のキス」という意味のバーチ・ディ・ダーマと名付けられました。このお菓子はマカロンの原型ともいわれています。

マリトッツォ

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イタリアの首都ローマのあるラツィオ州が発祥地とされる「マリトッツォ」。丸くてやわらかいブリオッシュなどのパンに、生クリームがこぼれんばかりに挟まれています。マリトッツォの起源は古代ローマ帝国時代にまで遡り、当時食べられていたドライフルーツ入りの甘いパンが元になっているようです。生クリームを挟んだものが登場するのは1900年代に入ってから。日本では2020年に福岡のパン屋さんで発売され、その後大きなブームになりました。

カンノーロ(カンノーリ)

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「カンノーロ」は謝肉祭を祝うために、シチリア島で作られたお菓子です。イタリア語で「小さな筒」という意味を持ち、筒状の生地を油で揚げて、リコッタチーズベースのクリームをたっぷりと詰めています。現在はリコッタだけでなく、カスタードクリームやチョコレートクリームを詰めたものも見られます。

スフォリアテッラ

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イタリア語で「ひだを何枚も重ねた」という意味の「スフォリアテッラ」は、ナポリ地方で生まれた焼き菓子で、修道院発祥ともいわれています。貝殻をかたどった形をしていて、パリパリに焼かれた生地と中のクリームの相性が抜群です。詰められているクリームは、リコッタチーズベースにオレンジを加えたものが一般的ですが、アーモンドやチョコレートなどのフレーバーもあります。

まとめ

地域によってさまざまなスイーツがあるイタリア。日本でトレンドになるお菓子も多く、これからも目が離せませんね。
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