歌舞伎をはじめとする伝統芸能を間近で見ることができるスポットとは?

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日本にはさまざまな伝統芸能が現存しており、それは人々に受け継がれています。中には、歌舞伎役者など、伝統芸能を披露することを職業としている方もいらっしゃいますし、盆踊りのように分け隔てなく皆で楽しめる伝統芸能もあります。

今回は、そんなさまざまな伝統芸能について、実際に間近で見ることができたり、一緒に体験もできるようなスポットをいくつか紹介していきたいと思います。日本人ならばどこか新鮮ながら感動味あふれるような体験ができる場所ばかりとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。

歌舞伎を見ることができる劇場について

まずは、伝統芸能の中でも、いまだ人気が高い歌舞伎についてみていきましょう。現在、歌舞伎を見ることができる劇場は日本全国に存在しています。そもそも歌舞伎は日本各地を巡業もしていますので、お近くに大きなホールなどがあればもしかしたら歌舞伎公演がなされるかもしれません。

もちろん、代表的な歌舞伎の劇場もいくつか存在します。まずは東京・東銀座にある歌舞伎座、そして同じく東京の新橋にある新橋演舞場、大阪ならば大阪松竹座、そして京都四條南座などでは、1年を通して歌舞伎公演が催されているのです。

この中でも、特に歌舞伎の総本山といえる歌舞伎座はぜひ一度は訪れてほしいスポットとなります。こちらは2013年に改修が終わり、新しくなったばかりで、より観客が使いやすくなった劇場でもあります。また、新たにビルを併設したり、バリアフリー化を充実させるなど、さまざまな新しい取り組みがなされているのです。

歌舞伎座でしかできないこともたくさんありますし、何より趣ある建物見るだけで、気持ちも高まるかと思います。ぜひ、歌舞伎を観覧する際は、一度は歌舞伎座へ足を運んでみてください。

落語を聞くなら都内がおすすめ

続いては、現在若い人を中心にブームを巻き起こしている落語について紹介していきましょう。歌舞伎と同じく、落語も全国各地でそれぞれ聞くことができますが、もし都内にお住みであったり、東京へ行く機会がある方は、断然都内での傾聴をおすすめします。

実際に、東京都内で寄席を体験できる施設はいくつかあり、そのどれもが歴史ある趣深い建物となっています。まずは池袋にある池袋演芸場、上野にあるお江戸上野広小路亭、新宿にある新宿末廣亭そして浅草にある浅草演芸ホールなどが、寄席を主に催している劇場となります。もちろんこのほかにも、寄席を聞くことができる場所はあります。中には、居酒屋などで寄席を催すこともあるそうです。

寄席は、基本的には毎日催されています。チケットなどは予約することができないので、実際に出かけがてら寄席を聞きに行く方も多いようです。また、寄席に出演する落語家たちは、日によって異なります。実際に、落語界では1~10日までを上席、11~20日までを中席、そして21~30日までを下席と呼び、この期間ごとに出演者が変わってきます。劇場によっては、この期間ごとに、落語芸術協会もしくは落語協会で割り振りされていますので、ぜひお目当ての落語家の寄席を聞きたいという方は、スケジュールを調べてから劇場へ足を運んでみてください。

日本舞踊を見ることができる場所とは?

続いては、日本舞踊についてみていきましょう。日本舞踊を見ることができる場所というのは、特定の場所というよりはむしろ、種々さまざまな会場で行われるといった形式となっています。東京都内でいえば、国立劇場などでコンクールを開催することもありますが、日本舞踊を見たいというよりは、お目当ての踊り手が出演している舞台を見に行った方が良いのかもしれません。

盆踊りを体験することができる場所について

最後は、大衆に長く愛され続けている伝統芸能として、盆踊りについてみていきたいと思います。盆踊りは実際に今でも日本全国津々浦々で、その地方ならではのものが踊られています。また、踊り方がわからなくても、気軽に飛び入り参加できることも盆踊りの魅力の一つですよね。

そんな盆踊りを実際に体験できる場所を紹介していきましょう。東京都の中でも、下町として人気のある中央区佃島では、7月中旬に盆踊り大会が開催されています。こちらで体験できる「佃島盆踊り」は、歴史の古い盆踊りで、東京に残された数少ないもののうちのひとつでもあります。隅田川のほとりの広場にて、19時頃に行われますので、ぜひお時間許す方はお出かけになってみてください。

詳しくはこちらをどうぞ
http://www.bonodori.net/zenkoku/tsukudajima/tukudajima_top.html

伝統芸能は今でも私たちの身近にあります

いかがでしたか?
日本を代表する伝統芸能として、歌舞伎・落語・日本舞踊・盆踊りを実際に堪能できる場所を紹介してきましたが、もちろんこれ以外にも伝統芸能はいろいろにありますし、それぞれ間近で体験できるものも中にはあります。ぜひご自身が興味を持てるものを、実際に間近で観覧してみてください。

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