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憧れの尾瀬!どこまでも続く木道と高山植物の魅力とは?

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憧れの尾瀬!どこまでも続く木道と高山植物の魅力とは?

日本でも有数の高層湿原である尾瀬は、福島県、新潟県、群馬源の3県にまたがり、その広大さと自然溢れる景観で訪れる人々を魅了してやみません。日本百名山である至仏山や燧ヶ岳を眼前に観ながら四季折々の景観と高山植物を楽しみながら木道を歩いてみませんか?

尾瀬の歩き方

東西12km、南北9kmもの広大な敷地の中に湿原、沼、百名山に高山植物などを楽しみながら歩くことが出来るハイキングコースが整備されています。どこのコースから入ってもその雄大な空間に身をおく心地よさに魅了されることと思います。

尾瀬はぜひともゆっくりと歩きたい場所です。もちろん、ピーク時には混雑するほどの人気であり思うように歩きにくいという理由もあるのですが、それよりも素晴らしい景観や高山植物を眺めながらのんびり歩くのが尾瀬流と言えるでしょう。

尾瀬と言えば全長65kmもの長い木道

豊かな自然を有する尾瀬では、登山者から湿原の踏みつけを守る保護ということもあり、ほぼ全域に渡って「木道」が整備されています。言い換えると、木道しか歩けない状況となっているため、通常の登山よりも歩きやすい環境が整備されています。

尾瀬と聞くと、この木道をイメージする方も多いのではないでしょうか?複線で整備された木道だけに、右側通行や他の登山者との譲り合い、ペース管理などもありますがそれも楽しめてしまうくらいの余裕を持って、木道を歩いてみたいですね。

水芭蕉とニッコウキスゲが2大人気

尾瀬には900種類を超えるシダ以上の高等植物が生育されていることが確認されており、まさに高山植物の宝庫と言えるでしょう。

雪解けとともに5、6月には、尾瀬の春を代表する水芭蕉やリョウキンカなどが咲き始めます。そして、至仏山の雪も溶ける7、8月ころには、ニッコウキスゲやチングルマなどを始めとしていっせいに高山植物が咲き誇ります。

種類がたくさんありすぎて、高山植物を観察しているとついつい脚が止まってしまうのも、尾瀬はゆっくりのんびり歩くという背景にあるようですね!?

そして、そんな中でも人気のある水芭蕉が楽しめる6月中旬、ニッコウキスゲが楽しめる7月中旬、そして秋の紅葉時期の土曜日は最もハイカーの多いピーク期となり混雑覚悟のハイキングになります。

尾瀬を満喫する3つの厳選おすすめコース

・まずは定番!鳩待峠~尾瀬ヶ原を歩く

群馬県側からの入山となりますが、定番コースということもありパックツアーなども多いコースです。比較的平坦な整備された道を歩きますのではじめての方でも安心して歩けるコースでしょう。尾瀬ヶ原では、季節により多くの高山植物を観察することができます。

・大江湿原・尾瀬沼コース

2回目以降の尾瀬であれば、ニッコウキスゲの群生で人気の大江湿原に行きたいところですね。福島県側の沼山峠からの入山となりますが、約45分という最短時間で大江湿原に到着します。

さらに尾瀬沼まで脚を延ばしても往復3時間程度の行程であり、よく整備されているため歩きやすいコースとなっています。何度も訪れる方にはおすすめできるコースです。

・珍しい高山植物に遭遇!至仏山へ登るコース

日本百名山でもある至仏山は2000mを越える山ですが、標高差は800m程度なので健常な成人であれば登れないことはないでしょう。登山愛好家であればチャレンジしてみたいコースですね。

森林限界が低いため、標高1700m以上では珍しい高山植物のオンパレードです。ワクワクしながら山登りしていけそうです。ちなみに至仏山の解禁は7月1日です。

・山小屋に宿泊。尾瀬を1日中楽しむコース

宿泊を伴うコースであれば、いろんな組み合わせが出来ますので考えるだけでも楽しいかもしれません。また、日中にはない夜の静寂に包まれる尾瀬を満喫することも出来るでしょう。

尾瀬の縦走や、至仏山・燧ヶ岳の登山、大江湿原・尾瀬沼+燧ヶ岳など、あなたの行きたいところ、見たいものに合わせて組み合わせてみるといいですね。山小屋での楽しいひと時も魅力です。

尾瀬を楽しむ上で気をつけたいことは?

一般的には、雪山経験や装備が不要な6月~10月くらいが尾瀬を楽しむシーズンとされています。比較的、軽装でいいシーズンではありますが、平地に比べると10~15℃くらいは気温が低いことをお忘れなく。

日中は暑いかもしれませんが、早朝や日没後は一気に冷え込むことも考えられますので、防寒の備えは必要でしょう。加えて紫外線対策で長袖・長ズボンがおすすめです。

そして、写真にあるように雄大な景観と引き換えに尾瀬のほとんどは日陰がありません。キャップも必須ですよ。

まとめ

いかがでしょうか?いつかは尾瀬に!と思っている人も少なくないと思います。特に、関東近郊に住んでいない人にとっては”憧れ”にも似たものがあるのではないでしょうか?

尾瀬の大自然に身を任せて、移ろいゆく季節を感じたり、絶景を眺めたり、高山植物を楽しんだり…。やっぱり何とかしていくしかないですね!
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