インド、中国、日本の名刹御紹介
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旅行に行くにあたって、何を基準にしますか?料理、出会い、自分磨きなど色々あるでしょう。勿論、名所巡りも基準の一つです。名刹巡りなどはいかがですか。
名刹とは
「めいさつ」と読みます。名の知られた寺院のことです。刹がお寺を示します。
元々は旗を意味するサンスクリット語、ヤスティでした。インドでは「お寺ですよ」と目印の代わりに旗を指す習慣があり、そこから来ています。
実はもう一つ意味がありました。仏の世界を意味するクシェトラをそのまま漢字にしたものです。どちらにしろ、意味合いやイメージとしてはお寺になります。
元々は旗を意味するサンスクリット語、ヤスティでした。インドでは「お寺ですよ」と目印の代わりに旗を指す習慣があり、そこから来ています。
実はもう一つ意味がありました。仏の世界を意味するクシェトラをそのまま漢字にしたものです。どちらにしろ、意味合いやイメージとしてはお寺になります。
インドの名刹
【ブッダガヤの大菩提寺】
仏教四大聖地の一つです。お釈迦様が悟りを開いた場所であり、聖地としては最重要とされます。悟った時、お釈迦様が座っていたとされる菩提樹の子孫があり、ありがたやムードは満点です。インドにありますが、最重要聖地寺院だけあって他国の仏教寺院を模した建造物も点在しています。
【クシナガラ涅槃堂】
お釈迦様の涅槃(死)した地にあるお寺です。ここには涅槃仏像がありますが、この涅槃像は脚の指先が揃っていません。他は涅槃物としてはよくある北枕で、西にお顔を向けたお姿となっています。ちなみにこの像には、最後に沐浴を行った川から発見されたとのいわくがあるそうです。その他には沙羅双樹の木などが存在。
仏教四大聖地の一つです。お釈迦様が悟りを開いた場所であり、聖地としては最重要とされます。悟った時、お釈迦様が座っていたとされる菩提樹の子孫があり、ありがたやムードは満点です。インドにありますが、最重要聖地寺院だけあって他国の仏教寺院を模した建造物も点在しています。
【クシナガラ涅槃堂】
お釈迦様の涅槃(死)した地にあるお寺です。ここには涅槃仏像がありますが、この涅槃像は脚の指先が揃っていません。他は涅槃物としてはよくある北枕で、西にお顔を向けたお姿となっています。ちなみにこの像には、最後に沐浴を行った川から発見されたとのいわくがあるそうです。その他には沙羅双樹の木などが存在。
中国の名刹
中国では甘粛省の敦煌市にある莫高窟の石仏が有名ですが、名刹も存在します。
【南禅寺】
中国は山西省の五台山にあります。この五台山は霊峰として有名で、文殊菩薩が五台山から日本へと渡る「海渡五台文殊」が存在。南禅寺は中国で最古の木造の寺院です。世界遺産でもあり、標高の高い五台山にあった為に唐の時代に行われた廃物運動での破壊を免れました。
【龍華寺】
上海のお寺で、重要文化財として千手観音像や七層八角龍華堂などがあります。この龍華堂は中華風の建物としての特徴が色濃く出ていますが、派手派手しさだけではなく趣もある不思議な塔です。何度も戦火や政変の憂き目になっていますが、今では重要な寺院とされます。
【南禅寺】
中国は山西省の五台山にあります。この五台山は霊峰として有名で、文殊菩薩が五台山から日本へと渡る「海渡五台文殊」が存在。南禅寺は中国で最古の木造の寺院です。世界遺産でもあり、標高の高い五台山にあった為に唐の時代に行われた廃物運動での破壊を免れました。
【龍華寺】
上海のお寺で、重要文化財として千手観音像や七層八角龍華堂などがあります。この龍華堂は中華風の建物としての特徴が色濃く出ていますが、派手派手しさだけではなく趣もある不思議な塔です。何度も戦火や政変の憂き目になっていますが、今では重要な寺院とされます。
日本の名刹
【飛鳥寺】
奈良県は高市郡明日香村にあります。日本最古の飛鳥大仏がおわすお寺です。この時代特有のアルカイックスマイル仏像が拝めます。中金堂が飛鳥大仏のおられる場所です。
【法隆寺】
奈良県は生駒郡斑鳩町のお寺です。現存する日本最古の寺院として知られます。
見所はやはり五重塔ですが、聖徳太子をモデルにした救世観音像など仏像も傑作が多いです。一方、救世観音像は後頭部に釘がある、内部が空洞と言った特徴から「呪い、もしくは聖徳太子の怨霊を鎮めるために作られた」との伝説があります。しかしこれは間違いですのでご安心を。救世観音像は保存状態が極めて良いですが、これは「公開したら大使様が怒るんじゃないか」との祟りを恐れた昔の人が布でぐるぐる巻きにした為です。ちょっとしたトリビアも楽しめます。
奈良県は高市郡明日香村にあります。日本最古の飛鳥大仏がおわすお寺です。この時代特有のアルカイックスマイル仏像が拝めます。中金堂が飛鳥大仏のおられる場所です。
【法隆寺】
奈良県は生駒郡斑鳩町のお寺です。現存する日本最古の寺院として知られます。
見所はやはり五重塔ですが、聖徳太子をモデルにした救世観音像など仏像も傑作が多いです。一方、救世観音像は後頭部に釘がある、内部が空洞と言った特徴から「呪い、もしくは聖徳太子の怨霊を鎮めるために作られた」との伝説があります。しかしこれは間違いですのでご安心を。救世観音像は保存状態が極めて良いですが、これは「公開したら大使様が怒るんじゃないか」との祟りを恐れた昔の人が布でぐるぐる巻きにした為です。ちょっとしたトリビアも楽しめます。
まとめ
聖地、霊山、或いはお国柄を感じさせる建物やちょっとした伝説。そうしたものが、各寺院にはあります。ごくわずかの寺院を紹介しましたが、仏教では縁という考えがあります。本来の意味は原因と結果の間の橋渡しです。あなたにとって重要なお寺だとするなら、行くこともあるでしょう。
監修:えどのゆうき
日光山輪王寺の三仏堂、三十三間堂などであまたの仏像に圧倒、魅了されました。寺社仏閣は、最も身近な異界です。神仏神秘の世界が私を含め、人を惹きつけるのかもしれません。
監修:えどのゆうき
日光山輪王寺の三仏堂、三十三間堂などであまたの仏像に圧倒、魅了されました。寺社仏閣は、最も身近な異界です。神仏神秘の世界が私を含め、人を惹きつけるのかもしれません。