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ふうせんかずらの育て方は?グリーンカーテンも作れる?

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ふうせんかずらは、ほおずきのような実をならすので知っている人も多いのではないでしょうか。かわいらしい実が人気です。

別名「バルーンバイン」と呼ばれ、緑がかった実が印象的です。この実が楽しみなふうせんかずらの育て方とグリーンカーテンも作れるというふうせんかずらの楽しみ方をご紹介します。

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ふうせんかずらは何の仲間?

ふうせんかずらはムクロジ科です。熱帯性の植物でつる性の一年草です。つるを伸ばしながらまきひげでフェンスや植物にからまりながら伸びていきます。最大2m〜3mにも伸びます。かわいらしい実を付けるふうせんかずらがそんなにも伸びるというのは驚きです。

7月〜9月の夏に小さな白い花を咲かせ、その後紙風船のような実ができます。中はほおずきと同じように空洞なのが特徴的です。

ふわっとしたかわいらしい紙風船のような袋状の中に種が3つ入っていて、その状況がとてもかわいらしく見えるふうせんかずらです。

ふうせんかずらはムクロジ科ですが、ムクロジという木の実がまたとても面白いものです。魔法瓶の蓋のような物を小さくした実がなります。まるで誰かが作った作品のようなちょっと固い実がなり、この中に黒い種ができます。実の不思議さからいうとふうせんかずらと共通したものがあります。こちらもじっくりと実を見たい植物です。

ふうせんかずらの育て方は簡単?

ふうせんかずらは、育てやすく、つる性なので何かにからませて育てる必要があります。からませるものがない場合はしっかり支柱を立てます。

紙風船のような中にできる種を春にまいて育てます。発芽率がいいので種から育てて大丈夫ですが、気温が20度〜25度と結構暖かくなってから種をまくのがコツの一つです。その後、植えた土を乾かさないようにして育てていきます。苗床である程度大きくなるまで育ててもいいですし、鉢やプランターに植えた場合はたくさん出た株から間引きながら育ててみます。

暖かくなると成長がとても早いふうせんかずらですのでどんどん伸びていきます。日当たりと水はけのいい場所に植えるのもコツです。

支柱を立てますがあまり高く育てたくない場合は、アサガオでよく使うあんどん支柱などを使うとかわいらしく育てられるのでおすすめです。

上に大きく伸びていきますが、芽先を摘んであげると脇芽が出てくるようになりボリュームがある姿にふうせんかずらを育てることができますのでこちらもおすすめです。

また、ふうせんかずらは春に種をまいてから夏に花を咲かせて実がなるまで肥料を多く必要とします。月に3回ほど液体肥料をあげましょう。リン酸分の多い肥料がいいようです。

ふうせんかずらは水はけのいい土に植えるだけで育てやすいので、あのかわいらし実を楽しみに育ててみませんか。病気や害虫もほとんどないのであまり心配することなく育てられます。初心者にもおすすめの植物です。

ふうせんかずらでグリーンカーテンを

その育てやすいふうせんかずらでグリーンカーテンを作っている人も多くいます。丈が2m〜3m伸びますのでグリーンカーテンにちょうどいい植物となります。

暖かくなってから種をまき、横にいくつも並べて地植えしたり、プランターを並べて置いたりしましょう。それぞれに支柱を立ててあげ、支柱にからめながら横にもひもを張ってあげるようにします。先端の芽を時々切ってあげることで横にも伸びていきますのできれいなグリーンカーテンを作ることができます。あとは乾燥気味に育てるだけでグリーンカーテンが完成します。

夏に小さな白い花をつけ、そのあとであの楽しみなかわいらしい実がたくさんなります。所々枝を切って部屋で実を飾って楽しむこともできますのでいろいろな楽しみ方ができるふうせんかずらのグリーンカーテンです。

グリーンカーテンとしての見た目も葉っぱの様子などが優しいグリーンの印象で繊細な雰囲気のグリーンカーテンができると好評となっています。

1年草で冬になると寒さで枯れますが、グリーンカーテンとしてはちょうどいでしょう。グリーンカーテンとしては育てやすく夏の水やりもあまり必要なくとても育てやすいものです。実のかわいらしい様子を楽しんだ後は、グリーンの実が茶色に枯れていきますのでその中にできる3つの種をとっておきましょう。来年また育てることができます。種を採る作業もとても楽しみなふうせんかずらです。

ふうせんかずらを見て楽しんだりグリーンカーテンに活用したり楽しみがいっぱい

いかがでしょうか。ふうせんかずらは、かわいらしい実を見て楽しむことができ、育てるのも簡単ですのでぜひ育ててみませんか。まずは一つ育ててみるのもいいでしょう。

その後、種をたくさん採ってベランダや庭のグリーンカーテンとして有効活用してもいいでしょう。とても爽やかな色合いのグリーンカーテンになりおしゃれでもあります。

夏を楽しむ一つとして育ててみてはいかがでしょうか。

風船かずらの種の採取方法と種まきを知ろう

ふうせんかずらは見た目が楽しいですので、種を取って増やしてみたいですよね。
自分で育てたふうせんかずらから種を取って育てることができたらとても嬉しいものです。ふうせんかずらの種の採取方法と種まきについてご紹介します。

風船かずらの種はかわいいハートの模様!

ふうせんかずらは、熱帯アメリカやアフリカ、インドが原産地です。つる性で花は小さな白い花であまり目立たないのですが、不思議な紙風船のような実が特徴的ですよね。

直径3cm程度の風船のような実は、ほおずきにも似た印象ですよね。その風船状の袋の中は空洞になっていて3つの小さな種が入っています。種の色は、最初はきれいな緑色ですが、熟すと黒くなり、白いハート型の模様の特徴的な種となります。

ふうせんかずらは、風船の実の中の種もとてもかわいらしいものと言えますね。風船カズラは、その見た目から「バルーンバイン」といった名前でも言われていますが、もう一つ別の呼ばれ方もあります。

属名で「カルディオスペルマム」と呼ばれ、ギリシア語で「カルディア(心臓)」と「スペルマ(種子)」を足した名前となっています。種の白い部分がハート模様のようになっていることから付いた名前です。

またこの模様は、ハートではなく猿の顔にも似ているとも一方では言われていて楽しまれています。

風船かずらの種の採取方法は?

ふうせんかずら一年草で、熱帯性の植物のため成長が早くどんどん伸びます。暑い夏が得意で良く成長し、花を7月〜9月に咲かせます。そして、秋に果実を付け、冬には枯れます。この秋の種を採っておくこと来年の春にまたふうせんかずらを育てることができますので、続けて育てていくのが楽しみです。

実もたくさんできやすいので採取して種から育ててみるのもおすすめの植物です。ふうせんかずらは、1mから大きいものですと3mにもなりますが、大きくなると1株から200個以上の種ができるそうです。1袋に3個の種が入っていますから、30個以上の風船状の袋ができると圧巻でしょうね。

袋が茶色になったら収穫の時期です。結構数十個の種を収穫して蒔きましたという人も多くいます。

種の保存と蒔き方は

秋に種を収穫したら、暖かくなるまで種を保管して蒔くようにしましょう。発芽率はいいのですが、あまり早く蒔くと気温が低くて発芽しなくなります。20度〜25度と結構暖かくなってから種まきをするのがコツです。春でも寒い時にはまだ種蒔きを控えるようにします。

4月下旬〜5月が種蒔きに最適の時期です。種を蒔く際は、小さな種ですのであまり深く土をかぶせないでおきましょう。乾かないように気を付けながら発芽を待ちます。

種まきのコツは、ハート型の模様のある黒い種は結構硬いため、事前に一晩水に漬けておくのもいい方法です。種の表面に傷を付けたりしておくのもおすすめです。そうすることで早く芽が出るようになります。1週間〜10日程度待っていればほとんどが発芽しますので楽しみです。

本葉が4枚〜5枚になったら鉢やプランターに植え替えます。大体5月中旬から6月中旬が植え付けの時期となります。プランターは深いプランターを準備します。 苗は20cm〜30cm程度の広い間隔をおいて植えるのがおすすめです。例えば、3株を植える場合は長いプランターが一つ必要になります。グリーンカーテンなどを作る場合は長いプランターをたくさん準備するようにしましょう。

風船かずらの実があまりならない時は

また、ふうせんかずらの実があまりならないということもあるようです。そんな場合はどうしたらいいでしょうか。本来なら花が咲いた分だけ実がなりそうですが、猛暑などで虫が少なかったりすると受粉がうまくいかないことも生じます。

そんな場合は綿棒などで人工授粉をしてあげることもいいかもしれません。また、肥料が好きなふうせんかずらですので真夏以外には液肥を月3回程度あげるようにするといいでしょう。リン酸分の多い肥料が特におすすめです。

また花をたくさん咲かせるためには、芽の先端を摘んで脇芽を多く増やしてあげることも必要なことです。

日当たりが良く、水はけのいい場所で肥料をよくやりながら育てることでよく育ち、実もたくさんなります。

風船かずらの種を採取して増やしましょう

いかがでしょうか。ふうせんかずらは袋状の実が風船のようにかわいいだけでなく、中の種もとてもかわいらしいものです。茶色くなったたくさんの袋から種を収穫するのはとても楽しみではないでしょうか。

子どもたちとも一緒にワイワイ楽しみながら収穫してみるといいでしょう。ハート模様をした硬い種ですが、発芽率はとてもいいもので、種蒔きのし甲斐があります。夏のグリーンカーテンにする場合にもたくさんの種が取れますのでおすすすめです。最初に育てたものからどんどん増やしてグリーンカーテンを大きく作ってみるのもいいのではないでしょうか。

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