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ほおずきは育てやすい? 浅草寺ほおずき市などで売られるワケ

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ほおずきと言うと、かわいらしい赤い実を思い出しますよね。あの赤い実が夏の風物詩とは知っていますが、はっきりと花が咲く時期や実がなるのはいつなのかは知らないこともあるのではないでしょうか。

かわいらしい赤い実をならしたい場合もその育て方は簡単なのでしょうか。ほおずきの育て方について詳しくご紹介したいと思います。

ほおずきの花はいつ咲く?

ほおずきの花は、いつ咲くのでしょうか。実がなっているのはよく見かけますが、花は6月~7月の初夏に咲きます。色は白や薄いクリーム色の小さな花です。

ほおずきは、ナス科で草丈は60~90cmほどに大きくなります。ちょうどお盆頃にあの赤い実が色づくようになり、提灯のような中に実がなり、夏の一つの風物詩として多くの人が鑑賞していますよね。

赤い袋状のものは萼(がく)が大きく発達したもので、その袋の中に丸いかわいらしい実が入っていてその中に種が入った状態になっています。

丸い実はいかにもかわいらしくおいしそうなのですが、実際に食べられる食用の実もあるそうです。アメリカなどではデザートとして食べられているようです。

ほおずきの種類は80種~100種の仲間があるといわれます。ヨーロッパやアジアにもほおずきがあるのを知っていますか。そして、その多くはアメリカ大陸が原産というのですから少し驚きではないでしょうか。

また、赤いほおずぎの袋状の萼(がく)は、最後は取れて網状の透明な袋になるのを知っていますか。風雨にさらされると袋が朽ち果てて葉脈だけになっていきます。とても珍しい光景ですのでこんなほおずきを楽しんでみるのもいいですよね。ちょっと神秘的で芸術的なほおずきの実の姿を見ることができます。

通常、切り花としてほおずきの実がついた状態のものは夏になるとよく見かけるようになります。ほおずき市などでも鉢植えや枝のほおずきがたくさん売られるようになりますよね。厄除けや昔病気に効くなどと言われていたために浅草寺などのお寺や神社でよく売られています。

花の咲く時期や実がなる時期に応じて6月末や7月中旬に行われる有名なほおずき市などで購入してみませんか。お盆頃にほおずきの実が赤く色づくのを楽しんでみてはいかがでしょうか。夏を楽しむものとしてほおずき鉢植えを育ててみるのもいいですよね。

ほおずきの育て方は簡単?

ほおずきの育て方は、日当たりのいい場所で育てるのがコツです。また、乾燥を嫌いますので湿り気のある場所で育てるのもおすすめです。夏は特に注意をして土が乾かないようにしっかりと水遣りをしながら育てましょう。

また、肥沃な土地が好きで、鉢植えの場合は赤玉土(小粒~中粒)5:腐葉土3:川砂2の割合など腐葉土をしっかり混ぜた土にします。肥料は、ゆっくり効く粒状の肥料を与えるようにします。花が咲くまでは液体肥料や固体肥料をあげていきます。

病気や害虫については、ほおずきにはカメムシが付きやすいので注意をすることが必要です。最近はカメムシが異常発生したりしていますので特に気を付けましょう。梅雨時から夏は特に注意です。早めに殺虫剤を散布して予防するのもおすすめです。

ほおずきを地植えする場合は注意点も

地植えをする場合には注意点もあります。ほおずきはナス科ですのでナスを育てた所に育てると連作障害を起こします。ペチュニアやピーマンやトマトのあとにも育てるのを控えましょう。あまりそうしたことはないかもしれませんが、気を付けておくといいですね。

また、日当たりがいい所が好きとなっていますが、あまり日射しが強いと乾燥しすぎてしまうことがあります。乾燥が嫌いですので、地植えをした場合には日射しにも気を付けて土の状態を見てあげましょう。地植えでも水遣りが必要な時もあり、半日陰くらいの方がよく育つとも言われています。

そうはいっても鉢植えでも露地植えでも育てやすいほおずきです。耐寒性も強い方ですので寒さ対策もあまりいりません。冬になると地上の葉っぱは枯れてしまいますが、そのままにしておくだけで大丈夫です。水を切らさないようにして、来年の春の3月~4月に株分けをして植え替えてあげましょう。

そうすることでまた次の年も花と実を楽しむことができます。冬になって枯れたからと言って水をやるのをやめないようにして育てることが大事です。

ほおずき市で買って育ててみませんか

いかがでしょうか。ほおずき市などで買って育ててみると育て方も簡単ですし、また来年も花や実を楽しむことができますのでぜひ育ててみませんか。東京の有名な浅草寺のほおずき市は毎年7月初めに行われます。全国から多くの人が訪れるような盛大なほおずき市になっています。厄除けなどの意味でも育ててみるといいですね。

日当たりのいい場所で乾燥にだけ気を付ければ育てやすい植物です。毎年初夏から夏にかけて花と実を楽しむことができます。

カメムシ対策だけは気を付けながら鉢植えほおずきなどを株分けをしながら増やしていってみませんか。

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