コーギーは自己主張が強いってホント?子犬を迎える時の注意点とは

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コーギーの子犬を飼いたい!性格は自己主張が強い?

見た目にインパクトがあり、一目見ただけで周囲を魅了する犬種コーギー。
胴が長く、足が短く、しっぽがとても短いか、全く無いかで販売されています。
コーギーのしっぽは生後3日当たりでカットされてしまいます。
これは昔から伝統的なスタイルを維持するため。
もともとは牧羊犬・牧畜犬として飼われており、足が短いため羊や牛にしっぽを踏みつけられないように、ケガをしないためにカットされていたのだそうです。
そのスタイルを維持するため現在もカットされているのがほとんど。コーギーにとっては迷惑な話ですが、今でもしっぽが短いか無い方が売れるのだとか。本来であれば長く大きくふさふさした尻尾を持っています。
コーギーは見た目がふっくらとした体つきなので性格も穏やかな印象ですが、実際はかなりの行動派。
牧羊犬の名残があり、運動能力が高く、じっとしているよりも、常に動いている方が活き活きとしています。羊や牛を誘導していただけあり、勇敢で堂々とした性格をもち、好奇心も旺盛です。
堂々としている分、直線的な性格なので遊びたい、食べたい、吠えたい、気に入らないと噛むなど他の犬に比べ自己主張が強いと言えます。
訴えかけてくることがわかりやすい分、子犬の内からきちんとしつけないと、お手入れや散歩、トイレ、人との交流すべてにおいて手に負えなくなる場合があります。
見た目の可愛らしさは抜群なので子犬として迎えたいお考えの方、まずはコーギーの性格や飼う際の注意点をご紹介しましょう。

集合住宅には不向きな犬種

コーギーは胴長で足が短く、ちょこちょこと歩く仕草が何とも可愛らしく、他の犬にはない魅力があります。
しかし、見た目は可愛くて決して大きくはありませんが、牧羊犬としての名残で声が太く、非常に声も大きく良く吠えます。
さらにテリトリー意識が高いため、来客や他の動物との接し方などをきちんとしつけなければいつまでも吠え続け、飼い主や家族は頭を抱えることになります。
また、興奮しやすく一度興奮するとなかなか冷めず、とても体力があるのでストレスが溜まると室内で暴れやいたずらする傾向もあり、攻撃性もあります。
アパートやマンションなどの集合住宅や、一戸建てでも家が密接している環境で育てるには不向きな犬種と言えます。
また、牧羊犬として羊や牛の群れを戻す際に状況によって牛や羊の足を噛んで誘導していたこともあり、噛み癖、詳しく言えば噛む習性があるため、気を付けないと来客やご近所の方、場合によっては飼い主や家族にまでも噛む危険性があります。
気を付けないと吠えることによる騒音トラブルや噛んでけがなどをさせてしまうトラブルも考えられます。
他の犬と比較するとしつけが大変な犬種と言えるので初めて犬を飼う方、犬のしつけが苦手な方はコーギーを飼う際は前もってしつけの仕方を良く勉強し根気よくしつけをするか、プロのトレーナーにきちんとしつけをしてもらう必要があります。

運動嫌いな方には不向きな犬種

コーギーは足が短く、ずんぐりむっくりした体型で一生懸命歩いている印象があり、ぱっと見た目は運動が苦手な犬種に見えます。
しかし、見た目とは裏腹にとにかく体力があり運動が大好き。牧羊犬として長時間羊や牛を追いかけていたこともあり、3〜4時間走り回っても平気な程です。
そのため、毎日の散歩は欠かさず行い、ある程度の距離を歩かせるか、ボール遊びなどで思い切り身体を動かし、遊ばせないと体力があまりストレスとなって暴れてしまう、また無駄吠えが多くなるなどの可能性があります。
室内を動き回るだけでは運動量は全く足りません。
食べることも大好きで、食べる量も多く、運動量が少ないと肥満になる可能性も高いため、食事の管理と運動は徹底する必要があります。
犬と共に散歩や遊びを楽しむのが理想と考えているかたには適していますが、あまり散歩はしたくない、動き回る遊びなどがゆっくりしてあげられないという状況の方はコーギーを飼う事は難しいと言えます。

コーギーの子犬を迎える時の注意点

コーギーは自己主張が強く、無駄吠え・攻撃性・噛み癖・運動不足に注意が必要。
甘噛みは容赦なく注意し許さないなど、きっちりとしたしつけが必要です。
しかし、その特徴と性格を最初に知っておき、子犬を迎えた時に根気よくしつけをすれば、成犬になって問題行動に悩むことはありません。

もともとはとても賢く、飼い主を主人ときちんと認識すれば、忠実に従います。
愛情を込めて接し、信頼関係を築くこと。
コーギーの子犬を迎える前には家族でしつけについて話し合い、コーギーが迷う事の無いよう、統一したしつけを徹底して行えるようにしましょう。
小さいころから根気よくしつけをし、褒める時はしっかりと褒め、信頼関係を築きましょう。
自己主張が強い犬なので、爪切り、耳垢取り、歯磨き、ブラッシングなどで触れても嫌がることの無いように、毎日のお手入れを欠かさず、怖いものだと認識させないよう、身体全体に触れても大丈夫なようにしつけていきましょう。
トイレトレーニングの際のトイレは胴が長いので大き目のトイレを購入しておくとはみ出す心配がありません。
また、コーギーの毛は抜けやすく、毎日のブラッシングは欠かせません。
春と秋の換毛期はびっくりするほど抜ける特徴があります。
ブラッシングはさぼる事の無いようにし、車に乗る前や散歩の後なども軽くブラッシングをするようにしましょう。家の掃除も毎日行う必要があります。
小さなころに沢山の人に触れさせ、散歩などで様々な生き物などを認識させ、社会性を身につけるとコミュニケーションが上手になり、無駄吠えや噛み癖を防ぐことが出来ます。
コーギーの子犬を迎え入れる際はこれらを良く認識し、迎え入れたら最後まで投げ出さない、きちんと飼える覚悟があるかどうか、もう一度考え直し、家族で話し合ってから決断しましょう。
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