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北前船交易で栄えた、レトロで情緒あふれる福井県三国湊の街を散策しよう

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江戸時代から明治時代にかけて北前船交易で栄えた福井県三国湊では、今もなおレトロな街並みが残っています。福井県にお越しの際は、古き良き情緒あふれる街並みをゆっくりと歩いて散策してみませんか? 今回はそんな三国湊の魅力に迫っていきたいと思います。

「旧岸名家」や「旧森田銀行本店」を見学

三国湊には、当時の歴史を感じさせるレトロな建物が立ち並んでいます。例えば街並みの中でもひときわ目を引く「旧岸名家」は、福井県で材木商を営んでいた新保屋岸名惣助が代々住んでいた町家です。「かぐら建て」という三国湊独特の方法で建てられており、桟瓦葺の屋根と趣深い木の外壁が魅力的な「旧岸名家」は国の有形文化財にも登録されています。

また、西洋的なデザインが外観にも取り入れられている「旧森田銀行本店」も、三国湊の見所のひとつです。「旧森田銀行本店」は江戸時代から北前船による廻船業を生業とした豪商のひとつ、森田家が創業した森田銀行の本店として建てた、県内最古の鉄筋コンクリート造りの建物です。内観には天井をはじめ豪華な漆喰が施されており、細部にも趣向を凝らしたデザインがあしらわれています。

三国湊をもっと知りたいならガイド同伴がおすすめ

三国町内には、「マチノクラ」という三国湊の歴史を学べる資料館もあります。「マチノクラ」は三国湊の海運と文学をテーマにした2階建てのミニ資料館で、かつて日本海屈指の交易港として隆盛を極めていた三国湊の貴重な資料や、ガイダンスムービーを見ることができます。また、施設2階の「文学の回廊」では、三好達治や高見順、高浜虚子といった三国町ゆかりの文人や作品も紹介しているので、文学好きな方には特におすすめです。

また、「三国湊のことをもっと知りたい!」という方には「きたまえ三国」のボランティアガイドを利用してみてはいかがでしょうか? 三国湊や東尋坊周辺をガイドの方に色々な話を交えながら案内してもらえるので、一人で街を周るよりも、とても充実した時間を過ごせると思います。見学したいところがあればコースを変更することも可能なので、ぜひ活用してみてください。

ボランティアガイドについて詳しくはこちら
http://kanko-sakai.com/spot/detail.php?id=23

当時の面影が残るレトロな街並みをじっくり満喫

いかがでしたか? 今もなお昔の面影が残るレトロな街並みを、ぜひじっくりと歩いて散策してみてください。ちなみに三国湊ではレンタサイクルや超小型モビリティのレンタカーの貸し出しも随所で行っています。「歩き続けるのは不安……」という方はぜひ活用してみてください。
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