大人もはまるバービー人形の歴史と変遷
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子どもはもちろん、大人の中にもファンの多い「バービー」ドール。
今回は、バービーが誕生した背景や、バービーの変遷について調べてみました。
今回は、バービーが誕生した背景や、バービーの変遷について調べてみました。
バービーの誕生
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バービーを販売しているのは、アメリカのマテル社です。マテル社の共同創設者ルース・ハンドラーは、娘のバーバラが大人の女性を模った紙人形で遊んでいるのを見てバービーを思いついたといいます。
白と黒のストライプの水着を着用した初代バービーは、1959年にニューヨークトイフェアでデビュー。マテル社ではバービーの発売を危惧する声があったものの、バービーは好評で最初の年に30万体が購入されました。
ちなみに、バービーという名前はバーバラにちなんだものです。
白と黒のストライプの水着を着用した初代バービーは、1959年にニューヨークトイフェアでデビュー。マテル社ではバービーの発売を危惧する声があったものの、バービーは好評で最初の年に30万体が購入されました。
ちなみに、バービーという名前はバーバラにちなんだものです。
バービーの変遷
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バービーは時代と共に顔つきが大きく変化しています。最初のバービーは細面に流し目でコケティッシュな雰囲気でした。それが1971年には目が正面を向き、77年からは歯を見せた笑顔になっています。時代と共に女性の社会進出が進み、顔つきにもそれが反映されていると思われます。
バービー人形自体やファッションにも、アメリカ社会の影響が見られます。1960年代は公民権運動が盛んになり、バービーの友達として黒人の人形クリスティーが誕生しました。また最初の月面着陸が成功する4年前の1965年に、宇宙飛行士のバービーが売り出されています。1970年代には外科医バービーや、オリンピックスキー選手のバービーが登場しました。
1980年代には、「We girls can do anything(私たち女の子は何でもできる)」というスローガンをマテル社は採用。女性の社会進出が進み、オフィスから夜のデートにまで使えるというピンクのスーツを着たデイ・トゥ・ナイト・CEO・バービーも発売されました。男女平等が進んだ1990年代には空軍パイロットや警察官のバービーが誕生。2000年代には大統領候補、2010年代にはエンジニアや起業家など、時代の流れを反映したバービーが続々と発売されています。
また、2010年代には、トレンディな衣装を身につけたさまざまなバービーの中から、お気に入りを選べる「ファインド・ユア・スタイル」や、小柄・ふくよかなどさまざまなボディスタイルのバービーが揃った「ファッショニスタ」ラインも登場しました。「ロール・モデル」ラインでは、注目の女性をモデルにしたバービーが作られています。多様性や包括性を重視する社会の動きが取り入れられているといえます。
バービー人形自体やファッションにも、アメリカ社会の影響が見られます。1960年代は公民権運動が盛んになり、バービーの友達として黒人の人形クリスティーが誕生しました。また最初の月面着陸が成功する4年前の1965年に、宇宙飛行士のバービーが売り出されています。1970年代には外科医バービーや、オリンピックスキー選手のバービーが登場しました。
1980年代には、「We girls can do anything(私たち女の子は何でもできる)」というスローガンをマテル社は採用。女性の社会進出が進み、オフィスから夜のデートにまで使えるというピンクのスーツを着たデイ・トゥ・ナイト・CEO・バービーも発売されました。男女平等が進んだ1990年代には空軍パイロットや警察官のバービーが誕生。2000年代には大統領候補、2010年代にはエンジニアや起業家など、時代の流れを反映したバービーが続々と発売されています。
また、2010年代には、トレンディな衣装を身につけたさまざまなバービーの中から、お気に入りを選べる「ファインド・ユア・スタイル」や、小柄・ふくよかなどさまざまなボディスタイルのバービーが揃った「ファッショニスタ」ラインも登場しました。「ロール・モデル」ラインでは、注目の女性をモデルにしたバービーが作られています。多様性や包括性を重視する社会の動きが取り入れられているといえます。
まとめ
移り変わる社会と共に、大きく変化してきたバービー。バービーは、女性の社会進出をファッショナブルに後押ししてきたともいえそうです。