エアープランツを育てる際に気を付けることは

そもそも、エアープランンツとは、どんな植物なのでしょうか。原産は、アメリカ南部から南米で、パイナップル科となっているエアープランツです。パイナップルの仲間なのですね。そう言われてみれば、パイナップルの葉の部分と何か共通する風貌がありますね。

植物にとっては、土がとても重要な役割を果たしていることが多いものです。土がないと生きられない植物がたくさんあります。そんな中、エアープランツの特徴は、土がなくても空気中の水分を吸収して育つことができる点で、とてもユニークです。

エアープランツは、葉などの表面から水分を吸収していると言われています。エアープランツ＝空中植物といったものと言えます。

土や肥料がいらないといった点で、どんな場所でも育てることができるエアープランツは育てるのも簡単ですよね。インテリア雑貨のように、どこにでも置いて、飾りながら育てることができるのが特徴です。

エアープランツの育て方は、簡単ですが、気を付けなければいけないことも実は、いろいろあります。エアープランツと言えども、たまには日に当てることも必要です。

1週間に2～3時間程度でもいいので、半日陰などに置いて、日に当てましょう。いつも少し日が当たる所に置くのもいいでしょう。カーテン越しの日が当たる場所などがベストです。

また、エアープランツは、水をやらなくてもいいと思いがちですが、湿度が低い時には注意が必要です。空気中から水分を吸収することができませんので、エアープランツの葉に水を霧吹きでスプレーしてあげることも必要です。特に夜に水を遣ることが大切です。エアープランツの葉の気孔は夜開きますので、夜に水をできれば2～3回スプレーしてあげましょう。

水遣りの注意点をまとめますと、湿気が多い昼に行わないことも大切です。蒸れすぎてしまいます。また、あまり寒い時期の夜に水を遣るとエアープランツ自身が凍り付いてしまうこともあり、注意しましょう。

また、エアープランツは、たまに水をためてそれに漬ける「ソーキング」をすることが必要です。月に1～2回程度やるのがおすすめです。

それほど長く漬けておく必要はないのですが、1回に6時間～12時間程度漬けるのが目安です。また、真冬のソーキングは控えるようにしましょう。

そして、ソーキングをした後は風通しをよくして、エアープランツに水が溜まっていないようにします。自然乾燥で乾かすことが大切です。

最近では、エアープランツを100均や雑貨店のような所で買うこともあるでしょう。そんな場合に、育て方まではなかなか知らずに買っていることもあります。水はやらなくても育つと思っていると枯らしてしまうことがありますので気をつけましょう。また、水を遣りすぎてもエアープランツの根が腐ってしまいますので注意が必要です。

エアープランツが枯れる原因となることで、気を付けたいことは、水不足と、「ソーキング」などによる水の遣りすぎなどです。エアコンなどの風も気を付けましょう。

エアープランツを枯らすことも意外と多く、枯れる原因は、やはり水遣りが大きな原因のことも多いものです。エアコンの風に気を付けるなど、他の植物と同じようなことにも注意をして育ててみましょう。

他の植物よりも、水遣りの頻度が少なくてすみ、育てやすいエアープランツといった風に捉えておくといいでしょう。少しだけ水遣りやエアコンの風に気を付けながら、大事に育てるのがコツと言えます。

こうして考えてきますと、エアープランツの好きな場所や育てるためにいい環境は、湿度がある程度ある場所です。湿度が60％以上だと霧吹きもあまり必要ありません。あまり湿度が高いと逆に蒸れた状態になって枯れてしまうこともありますが、多少の湿気は好きだと言えます。

また、エアコンなどの風で乾燥しすぎないこともエアープランツにとっては必要です。湿気が適度にあり、風が循環する場所がおすすめの場所です。

エアープランツによっては、やはり日向が好きなエアープランツがありますので、日に当てながら育てることも大切です。

エアープランツを育てる際に気を付けることについて見てきました。
エアープランツは育てやすい植物ですが、水遣りや日当たりなどについてはやはり少し気にする必要があります。あまりほったらかしにしないで、大事に育ててみましょう。
おしゃれなエアープランツをあちこちに飾って楽しみたいですね。