折り紙

折り紙で作る立体的な花

関連キーワード

折り紙で作る立体的な花

折り紙で作る花の方法は数多く見かけます。その中から立体的でありながら、シンプルな作りの花の作り方を集めました。
道具は折り紙とはさみがあれば始められます。

お花の作り方を、それぞれの花言葉と一緒にご紹介します。特別なメッセージを込めて手紙などに一つ添えてみてはいかがですか?

1.蓮の花

極楽浄土に咲く花のイメージのある「蓮の花」。そのイメージの通り「清らかな心」「神聖」といった仏教にまつわる花言葉がある一方、「離れゆく愛」「滅亡」といった少しネガティブな意味もあるようです。

お花の丸みがまるで本物のようです。立体にさせるコツをつかめば簡単に作れますよ。片面が緑の折り紙を選ぶと葉の様子が表現できます。葉を倒したり、つぼみのようにすべての花びらを閉じたりしてお花の咲き加減を調整できます。早速、作り方とコツをご覧ください。

【作り方】

二度、三角折りにして折り目を付けます(左上)。紙を裏表に開き、中央の折り目を参考に角を中央に集めて四角に折ります。葉の色が内側に来るようにします(右上)。そのままもう一度、角を中央に折ります(左下)。.裏返して、さらにもう一度角を中央に集めて折ります(右下)。

そのままの状態で、角を内側に倒します(左上)。この角が大きいほど花びらが起こしやすく、小さいほど葉が起こしやすくなります。仕上がりの状態によって調整してください。
倒した角を左手の人差し指と親指で固定しつつ、右手の親指と人差し指で花びらをひっくり返すように同時に立てます。ゆっくりと起こすよりは一気にテンポよく裏返すことがポイントです。花びらをすべて起こしたら(左下)、葉を同様に起こします。

2.バラの花

バラの花言葉は、1本だと「一目ぼれ」「貴方しかいない」、2本だと「2人だけの世界」、3本のバラは「愛しています」…といったように本数で変わってきます。愛を語る花というイメージ通りの花言葉です。

まるで本物の花びらのように紙を重ねて作ります。こちらは完全に裏地が隠れるので、片面の折り紙をご使用ください。一番下の紙をグリーン系にして葉っぱに見立てることもできます。今回ははさみとゴムを使いますのでご用意を!

【作り方】

折り紙を四枚用意し、二つ折りにします。少しずつ長さに差が出るようにはさみでカットします(左上)。.二つ折りにした折り目をはさみで半分に切ります。ここで長さの違う4種類の紙が2枚ずつ、合計8枚できます。それぞれ二つ折りにし、紙を開いて四隅を中央の折り目に合わせて折ります(左下)。さらに、両端の角になった部分を中央と隅の角に合わせて折ります(右下)。

その角を開いて、さらにその折り目に合わせて小さな三角を作ります(左上)。紙を開きます。最後に付けた折り紙の折り線を目安に、両端を折ります(右上)。四隅を折って付けた折り目を参考にここでも四隅を折ります(左下)。両端が写真のように台形になります。紙の上下を中央に向かって折ります(右下)。

さらに中央を山折りにします(左上)。残りも同じように作ります。
長いものの上に短いものを順序良く重ねます(右上)。同じものが2つできるので、その2つをゴムで束ねます(左下)。ゴムで束ねた部分を中心に、十字になるようにそれぞれの束を折ります(右下)。

それぞれの束から一枚ずつ花びらを立てます。対角線上にある花びらを一枚ずつ重ねていくことによって、より花びららしくなります。根元の方をなるべく開きながら花びらを立てると、紙に負担が少なく破れることはありません。形を整えて完成です。

3.椿の花

椿の花ことばは「控えめな愛」「控えめな美点」などの意味があります。花の色によっても花言葉が違うようです。謙虚なイメージの花ですね。
折り目を付けて立体にするだけなのでわりとシンプルです。真ん中の折り紙を黄色に、花びらは赤い紙を使用しています。全ての折り紙を真っ赤にするとバラにも見えます。

【作り方】

大きさの違う3枚の折り紙を用意します(それぞれ15センチ・11センチ・7センチ)。
折り紙を二回三角に折ります(左上)。開いて、三等分に折り、折り目を付けます(右上)。開いて、先ほどの折り目と三角に作った折り目が交わる部分を目印に、更に三等分の折り目を付けます(左下)。
全部開いて、三等分の折り目に沿って上下の辺を折ります(右下)。

90度回し、続けて残りの辺を折ります(左上)。
(右上)画像のように折りこまれている紙の角を外に出します。風車のように角を同一方向に倒します(左下)。内側の紙の端が重なっている部分を支点にしつつ、中央に斜めに走る折り目を参考に倒した角を折り返します(右下)。裏地が下になるように紙を裏返します。

いよいよ立体的にしていきます。角をつまんで(左上)、黄色い角を辺に合わせて、一度青い点線部分に折り目を付けます(右上)。続いて、黒線を山折りにして紙の裏にもぐらせて固定させます(左下)。先ほど付けた青い点線部分の折り目が少し浮いて空間ができます。これを四隅すべて行います(右下)。

残りの二枚も同じように作ります(左)。角が互い違いになるようにセットして完成です(右)。そのままでは不安定なので、テープなどで固定すると花の形を保つことができます。

おわりに

文章だけだと難しく見えますが、紙を実際に触りながら作ると意外に簡単です。紙の柄をアレンジしていろんな花を作ってみてくださいね。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ