厳選!折り紙で作るボックス3選
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ちょっとした入れ物が欲しいのに手元に紙しかない……なんてことはありませんか?そんなときに簡単に箱が作れたら便利ですよね。
今回は「箱」の折り方を集めました。折り紙を使用していますが、長方形の紙を正方形に切って代用すれば、折り紙が無くても即席で簡単に箱が作れます。
一時的なものではなく、きっと日常的に使ってみたくなること間違いなしの作り方を厳選しましたのでお試しあれ!
今回はスタンダードな正方形から、三角形、星型のボックスの作り方をご紹介します。どれも即席とは思えない仕上がりで作ってみたくなりますよ。
今回は「箱」の折り方を集めました。折り紙を使用していますが、長方形の紙を正方形に切って代用すれば、折り紙が無くても即席で簡単に箱が作れます。
一時的なものではなく、きっと日常的に使ってみたくなること間違いなしの作り方を厳選しましたのでお試しあれ!
今回はスタンダードな正方形から、三角形、星型のボックスの作り方をご紹介します。どれも即席とは思えない仕上がりで作ってみたくなりますよ。
1.正方形のボックス
まずは王道の正方形のボックスです。折り込んで作るので角が立って、しっかりした作りになります。厚めの素材を使うとさらに丈夫な箱が出来ます。裏側は完全に隠れるので両面に印刷されていない紙でも完成度が高く満足しますよ。二枚用意して一枚は少し小さめに作り、大きい方をふたとして使用することもできます。柄や色を組み合わせてツートンでセットにするのもオススメです。
15cmの折り紙で横幅約5.5cmの箱ができます。
15cmの折り紙で横幅約5.5cmの箱ができます。
折り紙を四つ折り(左上)にし、開いてさらに三角(右上)に折ります。再度開きます。4つの角を中心に持ってきて(左下)、正方形を作ります(右下)。
この段階で小さめに作る方は、4つの角をそれぞれ少し内側に2〜3mmほどずらします。中心部分や、角の部分の紙が少しずつ重なります。これによってサイズが小さくなり、仕上がったときに角に強度を持たせることができます。
この段階で小さめに作る方は、4つの角をそれぞれ少し内側に2〜3mmほどずらします。中心部分や、角の部分の紙が少しずつ重なります。これによってサイズが小さくなり、仕上がったときに角に強度を持たせることができます。
続いて、(左上)のように二辺を中心に合わせて折り目を付けます。残りの二辺も同じように折り目を付けます。全て開いて、対局にある角を中心に合わせて折ります(右上)。
折り目に沿って斜めに入ったラインを谷折りに、真っ直ぐのラインは山折りにします(左下)。谷折りに折り込んだ部分を隠すように角をかぶせます(右下)。反対側も同じように折り込んででき上がりです。コツは折り目を左右対称にしっかり付けることです。
折り目に沿って斜めに入ったラインを谷折りに、真っ直ぐのラインは山折りにします(左下)。谷折りに折り込んだ部分を隠すように角をかぶせます(右下)。反対側も同じように折り込んででき上がりです。コツは折り目を左右対称にしっかり付けることです。
こんなときに使えます!
借りた小物をお返ししたいとき、ふたを付ければカバンに入れて持ち帰ることができます。上から圧が掛かっても簡単には潰れないので、壊れやすい小さいものを持ち運ぶときに重宝します。ちょっとした気遣いで感謝の気持ちがより伝わります。
2.トライアングルの箱
3枚の紙を合わせて作るボックスです。口はトライアングルの形ですが、全体を見ると多角形でモダンな雰囲気です。ふたを付けるのはむずかしいですが、底と口の三角形が微妙にずれているので箱としての機能は充分です。3枚の紙の厚みでかなり丈夫ですよ。
15cmの折り紙3枚で11〜12cmサイズの箱ができます。
15cmの折り紙3枚で11〜12cmサイズの箱ができます。
全て同じ形に折っていきます。折り紙を3枚用意します。まずは三角(左上)、大きい方の角を折った辺の中心に合わせて折ります(右上)。先ほどの角を開いて、小さい方の角二つを大きい方の角に合わせるようにして折り目を付けます(左下)。写真のように正方形を作るようにします。開いて最初の三角形の形に戻します。折り目の辺を上にし、折り目に従ってそれぞれの紙を互い違いに重ねて完成です(右下)。
重なった部分をテープやのりで留めるとさらに頑丈で形が崩れにくくなります。
重なった部分をテープやのりで留めるとさらに頑丈で形が崩れにくくなります。
こんなときに使えます!
小さいゴミ箱や入れ物が欲しいときに、パパッと短時間で作れます。箱を丸ごと小さくまとめてゴミとして捨てることもできます。重なり部分を固定すれば、小さいサイズのお菓子であれば強度も充分です。
3.星型のボックス
浅めのボックスが欲しいときには星型がオススメです。形こそ複雑に見えますが、意外に簡単に作れちゃいます。折り目を正確につけることが綺麗な星型を作るカギなので丁寧に手順を踏みましょう。底の方は裏地が見えてしまいますが、2枚重ねると裏地を隠せて厚みを持たせる事もできます。
15cmの折り紙で9cmサイズの箱ができます
15cmの折り紙で9cmサイズの箱ができます
まずは五角形を作ります。紙を半分に折り、片方の角をめくって三角を作り、折り目を付けます(左上)。更に輪となっている側の角も同じように折り、折り目が交わっている部分を際立たせます(右上)。紙を時計回りに90度回し、反対側の輪となっている角を、先ほどの二本の折り目の中心部分(交差部分)に合わせます(左下)。写真のように辺を合わせて折り返します(右下)。
反対側の輪の辺を手前に折り(左上)、今度はそのまま反対側に折ります(右上)。はさみで飛び出た部分の紙端をカットします(左下)。星のサイズはここでどれだけ切るかで決まります。ここまでできれいな五角形ができました。
裏表にして五角形の角を内側に折ります(右下)。
裏表にして五角形の角を内側に折ります(右下)。
更に角を内側に折り(左)、表に返します。最後も同じように角を折っていきますが、こちらでは折り目を付けるだけです。この工程で中央部分に五角形の底部分ができます(右)。仕上げは折り目に沿って形を整えます。
星形のボックスは折り目だけで形を保っているので形成は不安定ですが、2枚重ねると丈夫になります。
その際には2点コツがあります。ひとつ目は外側に重ねる方の紙はカットする工程で5mm〜1cmほど小さく切ること。厚みを考慮してフィットしやすくするためです。2つ目は、折り目を付ける最後の段階で表裏逆にします。そうすることで外側に見えている裏側の部分に、2枚目の表が配置されます。2枚重ねて一緒に形を整え、テープなどで固定してて完成です。
星形のボックスは折り目だけで形を保っているので形成は不安定ですが、2枚重ねると丈夫になります。
その際には2点コツがあります。ひとつ目は外側に重ねる方の紙はカットする工程で5mm〜1cmほど小さく切ること。厚みを考慮してフィットしやすくするためです。2つ目は、折り目を付ける最後の段階で表裏逆にします。そうすることで外側に見えている裏側の部分に、2枚目の表が配置されます。2枚重ねて一緒に形を整え、テープなどで固定してて完成です。
こんなときにも使えます!
手芸などで小さい雑貨を扱うときにはピッタリのサイズと手軽さです。2枚重ねたものだとアクセサリー入れとしても。一時的に外すアクセサリーの定位置として、紛失防止にオススメです。
今回は折り紙で作る箱を3種類ご紹介しました。
一度作ってしまうと、箱の角ばった心地よい感触と完成度の高さが病みつきになってしまいますよ。
用途が無くてもどんどん作ってしまいます。柄によって雰囲気の違うボックスができますので挑戦してみてください。
今回は折り紙で作る箱を3種類ご紹介しました。
一度作ってしまうと、箱の角ばった心地よい感触と完成度の高さが病みつきになってしまいますよ。
用途が無くてもどんどん作ってしまいます。柄によって雰囲気の違うボックスができますので挑戦してみてください。
折り紙で作る立体的な花
折り紙で作る花の方法は数多く見かけます。そのなかから立体的でありながら、シンプルな作りの花の作り方を集めました。
道具は折り紙とはさみがあればはじめられます。
お花の作り方を、それぞれの花言葉と一緒にご紹介します。特別なメッセージを込めて手紙などにひとつ添えてみてはいかがですか?
道具は折り紙とはさみがあればはじめられます。
お花の作り方を、それぞれの花言葉と一緒にご紹介します。特別なメッセージを込めて手紙などにひとつ添えてみてはいかがですか?
1.蓮の花
極楽浄土に咲く花のイメージのある「蓮の花」。そのイメージの通り「清らかな心」「神聖」といった仏教にまつわる花言葉がある一方、「離れゆく愛」「滅亡」といった少しネガティブな意味もあるようです。
花の丸みがまるで本物のようです。立体にさせるコツをつかめば簡単に作れますよ。片面が緑の折り紙を選ぶと葉の様子が表現できます。葉を倒したり、つぼみのようにすべての花びらを閉じたりしてお花の咲き加減を調整できます。早速、作り方とコツをご覧ください。
花の丸みがまるで本物のようです。立体にさせるコツをつかめば簡単に作れますよ。片面が緑の折り紙を選ぶと葉の様子が表現できます。葉を倒したり、つぼみのようにすべての花びらを閉じたりしてお花の咲き加減を調整できます。早速、作り方とコツをご覧ください。
【作り方】
2度、三角折りにして折り目を付けます(左上)。紙を裏表に開き、中央の折り目を参考に角を中央に集めて四角に折ります。葉の色が内側にくるようにします(右上)。そのままもう一度、角を中央に折ります(左下)。.裏返して、さらにもう一度角を中央に集めて折ります(右下)。
そのままの状態で、角を内側に倒します(左上)。この角が大きいほど花びらが起こしやすく、小さいほど葉が起こしやすくなります。仕上がりの状態によって調整してください。
倒した角を左手の人差し指と親指で固定しつつ、右手の親指と人差し指で花びらをひっくり返すように同時に立てます。ゆっくりと起こすよりは一気にテンポよく裏返すことがポイントです。花びらをすべて起こしたら(左下)、葉を同様に起こします。
倒した角を左手の人差し指と親指で固定しつつ、右手の親指と人差し指で花びらをひっくり返すように同時に立てます。ゆっくりと起こすよりは一気にテンポよく裏返すことがポイントです。花びらをすべて起こしたら(左下)、葉を同様に起こします。
2.バラの花
バラの花言葉は、1本だと「一目ぼれ」「貴方しかいない」、2本だと「2人だけの世界」、3本のバラは「愛しています」……といったように本数で変わってきます。愛を語る花というイメージ通りの花言葉です。
まるで本物の花びらのように紙を重ねて作ります。こちらは完全に裏地が隠れるので、片面の折り紙をご使用ください。一番下の紙をグリーン系にして葉っぱに見立てることもできます。今回ははさみとゴムを使いますのでご用意を!
まるで本物の花びらのように紙を重ねて作ります。こちらは完全に裏地が隠れるので、片面の折り紙をご使用ください。一番下の紙をグリーン系にして葉っぱに見立てることもできます。今回ははさみとゴムを使いますのでご用意を!
【作り方】
折り紙を四枚用意し、二つ折りにします。少しずつ長さに差が出るようにはさみでカットします(左上)。二つ折りにした折り目をはさみで半分に切ります。ここで長さの違う4種類の紙が2枚ずつ、合計8枚できます。それぞれ二つ折りにし、紙を開いて四隅を中央の折り目に合わせて折ります(左下)。さらに、両端の角になった部分を中央と隅の角に合わせて折ります(右下)。
その角を開いて、さらにその折り目に合わせて小さな三角を作ります(左上)。紙を開きます。最後に付けた折り紙の折り線を目安に、両端を折ります(右上)。四隅を折って付けた折り目を参考にここでも四隅を折ります(左下)。両端が写真のように台形になります。紙の上下を中央に向かって折ります(右下)。
さらに中央を山折りにします(左上)。残りも同じように作ります。
長いものの上に短いものを順序良く重ねます(右上)。同じものが2つできるので、その2つをゴムで束ねます(左下)。ゴムで束ねた部分を中心に、十字になるようにそれぞれの束を折ります(右下)。
長いものの上に短いものを順序良く重ねます(右上)。同じものが2つできるので、その2つをゴムで束ねます(左下)。ゴムで束ねた部分を中心に、十字になるようにそれぞれの束を折ります(右下)。
それぞれの束から一枚ずつ花びらを立てます。対角線上にある花びらを一枚ずつ重ねていくことによって、より花びららしくなります。根元の方をなるべく開きながら花びらを立てると、紙に負担が少なく破れることはありません。形を整えて完成です。
3.椿の花
椿の花ことばは「控えめな愛」「控えめな美点」などの意味があります。花の色によっても花言葉が違うようです。謙虚なイメージの花ですね。
折り目を付けて立体にするだけなのでわりとシンプルです。真ん中の折り紙を黄色に、花びらは赤い紙を使用しています。全ての折り紙を真っ赤にするとバラにも見えます。
折り目を付けて立体にするだけなのでわりとシンプルです。真ん中の折り紙を黄色に、花びらは赤い紙を使用しています。全ての折り紙を真っ赤にするとバラにも見えます。
【作り方】
大きさの違う3枚の折り紙を用意します(それぞれ15cm・11cm・7cm)。
折り紙を二回三角に折ります(左上)。開いて、三等分に折り、折り目を付けます(右上)。開いて、先ほどの折り目と三角に作った折り目が交わる部分を目印に、更に三等分の折り目を付けます(左下)。
全部開いて、三等分の折り目に沿って上下の辺を折ります(右下)。
折り紙を二回三角に折ります(左上)。開いて、三等分に折り、折り目を付けます(右上)。開いて、先ほどの折り目と三角に作った折り目が交わる部分を目印に、更に三等分の折り目を付けます(左下)。
全部開いて、三等分の折り目に沿って上下の辺を折ります(右下)。
90度回し、続けて残りの辺を折ります(左上)。
(右上)画像のように折りこまれている紙の角を外に出します。風車のように角を同一方向に倒します(左下)。内側の紙の端が重なっている部分を支点にしつつ、中央に斜めに走る折り目を参考に倒した角を折り返します(右下)。裏地が下になるように紙を裏返します。
(右上)画像のように折りこまれている紙の角を外に出します。風車のように角を同一方向に倒します(左下)。内側の紙の端が重なっている部分を支点にしつつ、中央に斜めに走る折り目を参考に倒した角を折り返します(右下)。裏地が下になるように紙を裏返します。
いよいよ立体的にしていきます。角をつまんで(左上)、黄色い角を辺に合わせて、一度青い点線部分に折り目を付けます(右上)。続いて、黒線を山折りにして紙の裏にもぐらせて固定させます(左下)。先ほど付けた青い点線部分の折り目が少し浮いて空間ができます。これを四隅すべて行います(右下)。
残りの二枚も同じように作ります(左)。角が互い違いになるようにセットして完成です(右)。そのままでは不安定なので、テープなどで固定すると花の形を保つことができます。
おわりに
文章だけだとむずかしく感じるかと思いますが、紙を実際に触りながら作ると意外に簡単です。紙の柄をアレンジしていろんな花を作ってみてくださいね。