折り紙で作る３つの「大人の手裏剣」！

まずはたった一枚の折り紙から作る、一番簡単な折り方をご紹介します。かざぐるまとしても作られている方法です。
中央が浮くのでシールを貼って固定し、同時にかわいらしい雰囲気を出しています。平面なので壁に貼ったり机の間に挟んだり、しおりにもなります。簡単に開けられるので小さなメモやお手紙としても活用できそうです。

折り紙を三角に二つ折りにします（左上）。更に三角に折って（右上）元の形に開きます。中央に四隅の角を集めて正方形を作ります（左下）。
左右の辺を中央に合わせて折ります（右下）。

さらに中央に折って一回り小さな四角を作ります（左上）。（右上）画像の段階まで開き、角をつまんで右に倒します(左下)。残りの角も同じようにつまんで右に倒していきます。形を整えて完成です。お好みでシールなどを貼ってお楽しみください。

始めの段階で、正方形の形にするときは丁寧に仕上げます。この時に作る角が手裏剣の先端部分にあたります。きっちりと隙間なく角を作るよりは、山折りした時の紙の厚みを考慮して少し余裕を持たせましょう。

「折り紙」「手裏剣」と聞くとまず先に浮かぶのはこの形でしょう。
二枚合わせて作るので厚みがあり、さらに手裏剣の刃先がしっかりとしています。二種類の折り紙を合わせて中央にできる模様が美しく、海外ではクリスマスのオーナメントとして作る人もいます。また小さく小さく作ってミニチュア風にするとかわいらしくなりますよ。

折り紙を二枚用意します。両方とも二つ折りにします（左上）。
ここからは二枚を合わせ鏡のようにして折っていくと分かりやすいです。下の角を内側に、上の角を外側に向かって折ります（右上）。
下の三角に沿って内側に倒します（左下）。上の角も同じ形になるように、向こう側に折り畳みます（右下）。

片方の紙を裏返して、中央に斜線の切り込みがある方を上にして十字に置きます（左）。下の方の折り紙の端を上の方の斜線の切り込みの中に入れて固定します（右）。裏返して同じ作業をして完成です。つまようじなどを使って斜線の切り込みを開きながらすると仕上げの作業が楽にできます。

文中にもあるように、二枚の折り紙を合わせ鏡のように折っていきます。同じ形に見えますが、全く同じものだと手裏剣の形になりません。小さい手裏剣を作る場合は、紙を半分に切って作ってみてください。紙の厚みが抑えられるので仕上がりもきれいです。

北欧のスターを連想させるような形の八方手裏剣です。八枚をそれぞれ組み合わせるのが少し手間ですが、一枚一枚の折り方はとてもシンプルです。薄い紙でも丈夫に仕上がるので、包装紙や新聞などの紙を正方形に切って、大きなオブジェとして作ることもできます。

折り紙を三角に折ります（左上）。開いて右下の辺を中央の折り目に沿わせて折り、上も同じように折ります（右上）。そのままかぶせるように、左側の辺も中央に折ります（左下）。
先ほどかぶせるように作った面が左側に来るように、上下に裏返します。中央上の角を支点に、右下の辺が互いに水平に折り合わさるように折り目を付けます（右下）。

先ほどと同様に、中央下の角を支点にしつつ、右上の辺が互いに水平に折り合わさるように折り目を付けます（左上）。
（右上）画像のように開きます。折り目に合わせて、左側は山折り、右側は谷折りにします（左下）。この時に左側が右側より少し高く、内側に紙の角が折りこまれている状態のはずです。
残りの7枚も同じように作り、高い方を左側にして丸く並べます（右下）。

山折りの内側の紙の下に、谷折りの部分をはめ込んで、それぞれの折り紙をつなげていきます（左）。隙間を詰めて完成です（右）。

一つ一つつなげていくうちに先につなげたパーツがだんだん緩くなってきます。あらかじめ軽くはめて円形を作り、中央の隙間を詰めていくように形を整えると良いでしょう。一つずつテープやのりで固定しながら進める方法もありますが、最後に全体的なバランスが調整できるように仮止めに留めておき、本格的な接着は仕上げに行いましょう。

少し折り紙で作る手裏剣のイメージが変わったと思います。カラフルでシンプルなパターンの折り紙は今や１００円均一などでも簡単に手に入ります。男の子の折り紙のイメージを払拭して、一度自分の好きな手裏剣に没頭してみてください。