境内に可愛い兎がいっぱいの縁結びパワースポット! 白兎神社と神話の舞台・白兎海岸へ

昔々、ワニザメを騙してその背中を踏み、淤岐ノ島（おきのしま）から因幡の地へと渡ろうとした白兎が、因幡の地へ着いたはいいものの、騙していたことがワニザメにばれてしまい、毛をむしり取られてしまいます。裸になってしまった白兎は、大国主神の兄弟である八十神に「海の水で体を洗い、山の頂で風に当たっていると良い」と言われたので、その通りにするとひどい痛みに襲われてしまいます。白兎が痛みに苦しんで泣いていると、通りかかった大国主命が、すぐに真水で体を洗い、ガマの穂を敷いて転がるよう言ったので、その通りにすると白兎は見事に元のきれいな姿に戻ることができたのです……というのが日本最古の書物「古事記」の一節である神話「因幡の白兎」の大まかなあらすじです。

白兎神社は神話に出てくる白兎神を祀る神社として、皮膚病や病気平癒の神徳があるとされています。また、白兎神は神話に登場する大国主命と八上姫の縁を取り持たれた神様であることから、白兎神社は縁結びの御利益があるパワースポットとしても注目を集めています。境内のあちこちに可愛い兎の像が設置されているほか、2010年には日本最古のラブストーリーの発祥地として、「恋人の聖地」に認定されており、大国主命と白兎をモチーフにした石像のモニュメントも設立されました。

白兎神社
住所：鳥取県鳥取市白兎603
電話：0857-59-0047（9:00〜16:00）
公式サイト：https://hakutojinja.jp/

白兎神社は美しい白兎海岸に鎮座しており、神社からは鳥取港や鳥取砂丘をはじめ、「因幡の白兎」に登場する淤岐ノ島を臨むことができます。白兎海岸は白い砂浜が続くとても美しい海岸で、「因幡の白兎」に登場するワニザメの背中に似た岩礁の姿も確認できます。

また、白兎神社には「神話の里 白うさぎ」という道の駅が併設されています。こちらでは地元の特産品や地酒、お土産などを購入することができるほか2階ではレストランで鳥取の名物料理や海鮮活魚の生け簀料理を頂くこともできます。ぜひ観光の休憩がてら足を運んでみてください。

道の駅 神話の里 白うさぎ
住所：鳥取県鳥取市白兎613
電話：0857-59-6700
営業時間：8:00〜22:00
定休日：なし
公式サイト：http://www.sirousagi.com/

いかがでしたか？　白兎神社には長い歴史を思わせる立派な拝殿や本殿をはじめ、至る所で目にする白兎のモニュメントなど、見どころがたくさんあります。
白兎神社をゆっくり参拝した後は、ぜひ白兎海岸や「道の駅 神話の里 白うさぎ」へも足を運んでみてくださいね。