愛媛の伝統工芸「砥部焼」の魅力とは 砥部で現存する最古の窯元・梅山窯をご紹介
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愛媛県砥部町を中心に、古くから作られてきた「砥部焼」。およそ240年前もの歴史を持つとされている砥部焼は、現在愛媛県の指定無形文化遺産にも登録されています。今回は、そんな愛媛県が誇る伝統工芸品である砥部焼の歴史や魅力を解説していくとともに、砥部町で現存する最古の窯元である梅山窯を紹介していきたいと思います。
240年もの歴史を持つ砥部焼 落ち着いた色合いも魅力
砥部焼は240年もの歴史を持つ陶磁器です。その多くは手造りで成形されているため、砥部は全国的に見ても陶磁器の産地として有名ではありませんが、砥部焼が持つ独特の風合いや魅力が愛好家の方々などから高い支持を集めているそうです。
砥部焼が他の陶磁器と大きく違う点の一つに、生地の色合いがあります。砥部焼の場合、他の陶磁器と違って目にきつくない、落ち着いたやや厚手のオフホワイトの生地に、職人の手で「呉須」という藍色の顔料を用いて、模様が描かれています。
ちなみに砥部焼はご当地の味・讃岐うどんの器として使用されることも多いようです。また、砥部町出身の大森研一監督がメガホンを取った映画『瀬戸内海賊物語』(2014年)では、砥部焼が重要な役目を担いました。
砥部焼が他の陶磁器と大きく違う点の一つに、生地の色合いがあります。砥部焼の場合、他の陶磁器と違って目にきつくない、落ち着いたやや厚手のオフホワイトの生地に、職人の手で「呉須」という藍色の顔料を用いて、模様が描かれています。
ちなみに砥部焼はご当地の味・讃岐うどんの器として使用されることも多いようです。また、砥部町出身の大森研一監督がメガホンを取った映画『瀬戸内海賊物語』(2014年)では、砥部焼が重要な役目を担いました。
砥部で現存する最古の窯元・梅山窯
砥部町で現存する最古の窯元である梅山窯は、明治15年(1882年)に梅野政五郎が開窯しました。砥部焼の起源が安永4年(1775年)とされていますので、砥部焼の製造が始まってすぐの開窯だったと言えます。
現在は従来の花瓶や壺等の作品だけでなく、より多くの人に使っていただけるようにと、和洋食に合い、積み重ねができる食器で、割れにくく、電子レンジや食洗器の使用も可能な日常雑器も作り続けているそうです。ちなみに砥部焼は器自体は熱が伝わりにくく、手で持っても熱くないのに温かい料理は冷めにくいという珍しい特長があるのだとか。
また、梅山窯の器の魅力は日常使いできる点だけにはとどまりません。こちらでは「つけ立て描き」という独自の一筆書きのような手描きの技法を用いることで、大らかで躍動感あるデザインの陶磁器を作りだしているそうです。実際に白磁に美しい藍色で描かれている模様はシンプルでありながら奥深く、器として飽きずに長く使えそうな印象が持てます。ちなみに唐草やなずな、太陽、赤線三つ葉、呉須赤菊などのデザインは梅山窯オリジナルの文様なのだとか。ぜひ一度お手に取ってご覧になってみてください。
現在は従来の花瓶や壺等の作品だけでなく、より多くの人に使っていただけるようにと、和洋食に合い、積み重ねができる食器で、割れにくく、電子レンジや食洗器の使用も可能な日常雑器も作り続けているそうです。ちなみに砥部焼は器自体は熱が伝わりにくく、手で持っても熱くないのに温かい料理は冷めにくいという珍しい特長があるのだとか。
また、梅山窯の器の魅力は日常使いできる点だけにはとどまりません。こちらでは「つけ立て描き」という独自の一筆書きのような手描きの技法を用いることで、大らかで躍動感あるデザインの陶磁器を作りだしているそうです。実際に白磁に美しい藍色で描かれている模様はシンプルでありながら奥深く、器として飽きずに長く使えそうな印象が持てます。ちなみに唐草やなずな、太陽、赤線三つ葉、呉須赤菊などのデザインは梅山窯オリジナルの文様なのだとか。ぜひ一度お手に取ってご覧になってみてください。
梅山窯の砥部焼は砥部以外でも購入可
いかがでしたか? 愛媛県が誇る伝統工芸のひとつ、砥部焼は独特の風合いや色合いが見事な陶磁器です。ぜひ愛媛県に旅行に行く際は、自分用やお土産として砥部焼をチェックしてみてください。ちなみに今回紹介した梅山窯の器は都内や通販でも購入可能なので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。
梅山窯
住所:愛媛県伊予郡砥部町大南1441
電話:089-962-2311
公式HP:https://baizangama.jp/
梅山窯
住所:愛媛県伊予郡砥部町大南1441
電話:089-962-2311
公式HP:https://baizangama.jp/