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岡山の観光スポット【岡山後楽園・岡山城・倉敷美観地区・児島ジーンズストリート・吉備津神社】

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岡山と言えば「桃」「きびだんご」というイメージがありますが、実はそれ以外にも倉敷の美観地区や最近話題の天空城「備中松山城」、その美しさが評判の「岡山場」日本三名園の一つである「後楽園」など多くの観光名所がある場所でもあります。
ここではそんな岡山の観光スポットを紹介していきたいと思います。

1、岡山後楽園

金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園の一つと言われているのが岡山の後楽園です。
江戸時代に岡山藩の2代藩主であった池田綱政が岡山城の北側に憩いの場として造らせた庭園です。
綱政は庭園に「延養亭」を造らせ、そこから庭園を眺めるという楽しみ方をしていました。
3代藩主継政は庭園の規模を大きくしていきます。
庭園の中央部分に唯心山を築かせて、その周囲に水路を造って沢の池と廉池軒の池を結ぶひょうたん池を完成させました。
この唯心山は登ることができるようになっていて、広い園内を見渡すことができるようになっています。
そして唯心山のふもとには「流店」という建物があります。
これは藩主や客人が庭園を訪れた際の休憩場所として使用されていたものです。
また、庭園に設置された能舞台の周辺の建物を大きく改築して大人数が楽しめるようにしていきます。
そしてこの庭園は許可さえとれば領民たちも入ることが許されていました。
綱政はみずから踊る能を民衆や家臣たちに見せたりもしていましたし、決まった日には庭園を開放していました。
何度か水害や戦災に遭いましたが、そのたびに資料などをもとにして原状復帰することで江戸時代の姿を今もとどめています。

2、岡山城

日本100名城の一つとして名高い岡山城は豊臣秀吉の庇護を受けた宇喜多秀家が8年の歳月をかけて築城しました。
天守閣とそれぞれの櫓が渡り櫓で連結している「複合式天守」の形式をとっており、旭川を城の東側に流れるようにしていることから城の防備にも非常に優れた城として有名です。
宇喜多秀家はこの要害である岡山城を拠点として城下町を作り上げ、多くの商人や職人を呼び寄せて岡山の町を発展させていきました。
しかし宇喜多秀家が関ヶ原の戦いで西軍に属して敗れたことで城主は小早川秀秋に代わります。
しかし小早川秀秋も若くして亡くなったことでさらに藩主が代わり、岡山城は岡山藩の城府として池田家が治めることになります。
そして藩主池田綱政がこの岡山城の北側に後楽園を造営することとなるのです。

3、倉敷美観地区

倉敷市にある美観地区には白壁の家屋が立ち並び、その間を倉敷川がゆったりと流れています。
伝統的建造物保存地区、伝統美観地区で占められており、江戸時代の街並みが残されています。
この白壁は定期的に塗りなおされており、その美観を維持しています。
また、倉敷川を船で回遊することができるので川から美観地区を楽しみたい人はぜひ利用してみましょう。
奥側には大原美術館もありますので芸術に興味がある人にはぜひおすすめです。
少し川から離れるとおしゃれなカフェやお土産屋などが立ち並んでおり、そこを散歩するのも良いかもしれません。
この付近には食事ができる店も多く、特に「倉敷そば」はかなりの人気となっています。
意外な所ではこのあたりは中高生に人気の「マスキングテープ」の発祥地でもあり、専門店があることも特徴的です。
他にも「アイビースクエア」が人気です。
ここにはレストラン、結婚式場、児島虎次郎記念館などがあり、蔦で覆われた緑の美しい建物は多くの観光客が訪れています。

4、児島ジーンズストリート

岡山県の児島は国内生産ジーンズの第一号が生み出された町で、日本のジーンズの聖地でもあります。
もともとは味野商店街という普通の商店街だったのですが、だんだんと寂れていきシャッター商店街となっていました。
そこをジーンズショップなどを誘致していって通り自体を児島ジーンズストリートへと生まれ変わらせたのです。
様々なジーンズショップがあるのですが、やはりもっとも人気なのは「桃太郎ジーンズ」です。
海外でも人気のジーンズブランドで、大型連休や週末などは大勢の人が訪れることで入場制限がされることまであります。
かなり値段は高い製品ではありますが、良質なデニム生地や丁寧で丈夫な縫製はまさに一流品だと言えます。
その最大の特徴は白色の二本線のレーベルで、これぞ「児島」のジーンズという存在感です。
女性には桃色の二本線が入ったジーンズが人気となっています。

5、吉備津神社

岡山市にある吉備津神社は大吉備津彦大神を主祭神とする中国地方を代表する大社です。
大吉備津彦大神はこの地方を荒らしていた賊を退治してこの地方に平和と安定をもたらしたとして吉備国の太祖神として崇拝されています。
この神社は「健康長寿」「安産育児」「夫婦円満」「縁結び」「金運」など様々なご利益があるとされており、神社自体が強烈なパワースポットとしても知られています。
また、この神社は桃太郎の説話のモデルとなった神話が伝わる土地でもあり、さらに「神の山」として知られる吉備中山がその神話性を高めています。
標高はそれほど高い山ではありませんが、この山には「天津磐座」という神を祀る石や、神域を示す列石「磐境」があることから古くから「神の山」として知られているのです。
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