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ミツバツツジ

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植物名: ミツバツツジ

学名: Rhododendron dilatatum
英名: Japanese Rowan
和名: ミツバツツジ
科名: ツツジ科
属名: ツツジ属
原産地: 日本(関東・中部)

ミツバツツジの特徴

ミツバツツジは、日本原産で、関東から中部に分布しています。ツツジの仲間で、3枚のひし形の葉を付けることからミツバツツジ類と言われています。落葉樹で、紫色の花を咲かせた後もしくは、同時に葉が出てくるのが特徴です。

ミツバツツジには30種類の品種がありますが、増やすのが難しいために、園芸種があまり登場していません。そのために、野趣あふれる姿と花が魅力とも言えます。

耐寒性、耐暑性があって、初心者でも育てやすいツツジです。野趣あふれて花も葉も可愛らしいミツバツツジを育ててみるのもいいでしょう。

ミツバツツジの詳細情報

園芸分類
庭木・花木

草丈・樹高
2〜3m

耐寒性
強い

耐暑性
強い

耐陰性
半日陰は大丈夫ですが、日陰では花付きが悪くなります。

花色


開花時期
4月下旬〜5月上旬

ミツバツツジの育て方カレンダー

時期
苗を購入し、春に植え付け、4月下旬〜5月上旬には花が咲きます。落葉樹ですので紅葉も楽しめます。

植え付け
3月〜6月上旬、9月下旬〜10月に植え付けます。

剪定
花後の5月〜6月に樹形が乱れていたら剪定します。

肥料
花が終わった5月中旬〜6月下旬にお礼肥をやり、9月下旬に追肥をします。

開花
4月下旬〜5月上旬に咲きます。

ミツバツツジの栽培環境

日当たり・置き場所
午前中は日が当たっていることが必要で、夏は半日陰でも大丈夫です。それ以外の季節はよく日が当たる場所が適しています。

用土
腐植質に富んだ土にし、水はけもよい土がおすすめです。赤玉土(細粒)4:鹿沼土(細粒)3:酸度未調整のピートモス2:バーミキュライト1などの配合にするといいでしょう。

ミツバツツジの育て方のポイント

水やり
根が細く浅いために、乾燥しすぎないようにします。鉢植えも庭植えも夏にはたっぷり水をやります。他の季節は乾いたら水をやります。

肥料
5月中旬〜6月下旬に花が終わったら鉢植えも庭植えもお礼肥をします。9月下旬の成長期には、緩効性化成肥料や、固形の油かすを追肥します。

病害虫
病気は、あまり心配いりません。
害虫は、ハダニやツツジグンバイムシやベニモンアオリンガが付くことがあります。ベニモンアオリンガは新芽や蕾に発生しますので特によく注意しましょう。

ミツバツツジの詳しい育て方

選び方
あまり徒長していない苗で、蕾を沢山持ったものを選ぶといいでしょう。

植え付け
庭植えの場合には、根鉢の2倍以上の穴を大きく掘ります。腐植質に富んだ土が好きですので、腐葉土やピートモスを混ぜてから植えます。

間引き
大きくなって、伸びすぎた枝を剪定で元の方から間引きます。

剪定・切り戻し
あまり必要ありませんが、樹形が乱れた時は、5月〜6月に剪定します。伸びすぎて樹形を乱したり、花が付かない枝などを元の方から切ります。

植え替え・鉢替え
鉢植えでは2年に1度植え替えるといいでしょう。3月〜6月上旬の開花時期以外、もしくは9月下旬〜10月に植え替えます。


剪定が遅くなると花が咲かなくなりますので、剪定をする場合は花が終わったらすぐにします。

収穫
10月〜11月に茶色くなった実から種を収穫すると増やせます。

冬越し
耐寒性は強いのですが、乾燥した寒風が吹かない場所での冬越しがおすすめです。

増やし方
挿し木で増やすのが難しく、種を収穫して蒔くといいでしょう。10月〜11月に種を採ってすぐに蒔きます。とても小さな種で、少しずつ蒔くことが大切です。土を乾かさないようにし、発芽させますが、花が咲くまでは数年かかります。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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