ライティングビューローの歴史を知って英国気分をお部屋に取り入れよう

関連キーワード

出典:https://www.instagram.com/p/CrB7jtNI6e2/

イギリス生まれの万能家具「ライティングビューロー」をご存知ですか。収納としても机としても機能するライティングビューローは、狭いスペースを有効活用できると日本でも改めて注目を集めています。今回はライティングビューローの歴史を辿りながら、その魅力を再発見していきましょう。

ライティングビューローとは?

出典:https://www.instagram.com/p/CoDOTE3LITu/

そもそもライティングビューローに馴染みがない方もいるかもしれません。ライティングビューローは英語で「writing bureau」と書きwriting(書き物)+bureau(引き出し収納)が組み合わさって生まれた言葉。その一番の特徴は書き物机です。斜めに取り付けられた蓋を手前に倒すと机に、そして使わない時は戻せば机を収納できます。机を収納すれば、手紙やノートを収納する仕切り部分が見えなくなるため、収納がごちゃごちゃしていても一瞬で隠せる点が便利なポイントです。さらに机の下が全面チェストになっている製品が多く、仕切りと合わせて十分すぎる収納スペースも備えています。アンティーク好きにはたまらない外観だけでなく実用性もある家具なのです。

ライティングビューローの起源

出典:https://www.instagram.com/p/BvMKX82hujk/

ライティングビューローの起源は17世紀初頭イギリスの「聖書箱」にあると言われています。当時の聖書は家宝そのもの、家族の聖書を入れるため大きめの平らな木製箱を聖書入れとしてリビングの棚に置いていました。その大きさと平らな蓋の上がちょうど物書きに便利ですが、長時間執筆すると疲れてしまいます。利便性を求めた結果、足つきの聖書箱が登場しました。足がついたことで「家具」として認識されるようになっていきます。

ライティングビューローの誕生

出典:https://www.instagram.com/p/CYd8_HfMgSA/

ライティングビューローの誕生には諸説ありますが、17世紀のウィリアム3世の時代には蓋が倒れて机になるライティングビューローの原型が生まれていたともいわれています。さらに産業革命が勢いを増す18世紀後半には、新たな製紙機械の導入や紙にパルプが用いられるなどで紙の消費量が増加。市民にも読書や手紙などが定着し始めるとライティングビューローも紙文化の普及を受けて前方に棚ができチェストが付くなどした結果、現在使われている形が誕生しました。

ライティングビューローの進化と種類

出典:https://www.instagram.com/p/Cpxn2ynMOyQ/

ライティングビューローは各国で作られるようになり、それぞれの国で独自の進化を遂げてきました。イギリス製やアメリカ製のライティングビューローは彫刻にこだわる製品が多く重厚感のある作りになっていたり、北欧のライティングビューローはシンプル・イズ・ベストで前面の装飾がなくスタイリッシュな製品が多くあったりと生産国によって特色が異なります。アンティーク調のライティングビューローが有名ですが、実は部屋に馴染みやすいシンプルな製品も数多くあるためインテリアの邪魔をせずライティングビューローを取り入れることが可能です。

まとめ

読書や手紙を書くなどはもちろんですが、それ以外にもリモートワーク時に使用する方、勉強机として使用する方など生活スタイルに合わせてさまざまな使い方がされるようになってきました。憧れのライティングビューローを取り入れて英国風なお部屋を演出してみてはいかがでしょうか。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ