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シャウエンの迷路のような街並みとブルーの世界 タジン鍋も味わって!

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モロッコにシャウエンという、絵本から飛び出したような美しい街があるのをご存知ですか。
名前は知らなくても「青い街」と聞いたら、ピンとくる旅行好きな方もいるかもしれません。
昨今の「フォトジェニック」が重視される時代も相まって、日本で行ってみたい観光地ランキングの常連になりました。
今回はシャウエンがなぜ青に染まっているのか歴史や成り立ちを解説。さらに観光の見どころや名物・タジン鍋が美味しいお店も一緒に紹介していきます。

シャウエンが青い理由とは

シャウエンは人口約4万人の小さな街です。ソーシャルメディアの普及で観光地としての人気により一層火が付き、現在では150軒以上のホテルが点在しています。一番の魅力はやはり、青一色の美しい町並みです。
ではなぜ住民は街を青で染めているのでしょうか。その起源はさまざまな説があり、いまだ理由は定かではありません。有力なものは定住したユダヤ人が塗り始めたという説。ユダヤ教の聖書にも登場し、神聖な色とされる「青」を街に持ち込んだと言い伝えられています。もう1つは蚊よけや暑さ対策で塗った、という実用的な説。また海の色と調和するからという単純な理由ではないか、とも言われています。起源ははっきりしませんが現在でも1年に数回、青で塗り直しが行われているそう。
幾年も塗り重ねられた青は、それぞれの家で濃淡に違いがあり、遠くから見るとモザイクアートのような美しさがあります。

シャウエンの見どころ

出典:https://www.instagram.com/p/Cvs5wXfNLbt/

SNSや雑誌でよく見られるTHEシャウエンな町並みは、旧市街(メディナ)にあります。
迷路のような構造になっている街を冒険気分で探索してみましょう。カラフルなバケツで彩られた階段や青と白で塗り分けられた壁など、一期一会でフォトジェニックな道を探すのもシャウエン旅の醍醐味の1つです。
お店やレストランなら中心地のウタ・エル・ハマム広場がおすすめ。通りには青い街を描いた露天商がいたり、モロッコの音楽を奏でるミュージシャンがいたりと賑やかで明るい雰囲気が漂います。
スペインモスクもぜひ抑えておきたい観光スポット。30分ほどの階段登りが待ち受けていますが、難関を超えた先にはシャウエンを見下ろす展望台が待っています。

シャウエンで本場のタジン鍋も味わおう

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タジン鍋とはサンタ帽のような蓋がついた鍋で提供する料理を指します。
食材から出る水分を利用して蒸し煮できるためヘルシーに仕上がり、日本でも一時ブームとなりました。本場モロッコのタジン鍋はシチュー系やさっぱりレモン風味などさまざま。食材もチキンや魚、野菜メインなど特に決まっているわけではありません。
日本人ツアーでもよく利用される「Restaurant Beldi Bab Ssour」では、ミートボールのトマトタジン鍋やオリーブとチキンのタジン鍋など数種類の味からチョイスできます。スパイスの効いた本場の味はやみつきになり、旅で滞在中、何回食べても飽きないと評判です。

まとめ

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今回は「青の街・シャウエン」を紹介しました。実はモロッコには青の街以外にも、白の街やピンクの街が存在します。
どこも非日常の雰囲気があり、写真映え抜群のスポット。
モロッコで色鮮やかな街巡りもおしゃれでステキな旅行になるかもしれません。もちろんタジン鍋を味わうのも忘れずに。
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