世界の面白い自動販売機　バケット、ワインも買えます！お散歩途中、愛犬にペットフードもあげられます

フランス人の主食はもちろん「パン」。
誰でも小麦粉を買ってパンを焼くわけではないので、ほとんどのフランス人が外でパンを買って、毎日食べています。つまりフランス人にとって、パン屋さんは命綱のような存在です。
しかし人口の少ない村では、パン屋さんの経営が成り立ちません。そこでパン屋さんのない村には、気軽にパンが買える自動販売機を設置。
自動販売機にお金を入れると、取り出し口からバケットがスルッと出てきます。中には焼き立てのバケットが手に入る自動販売機まであるようです。

「ワイン」の自動販売機も欲しい。そんな要望に応えて、米国ペンシルバニア州にワインの自動販売機が設置されました。
そもそもアメリカはアルコールの販売規制にうるさい国ですが、ペンシルバニア州はとくに厳しい州です。
そのため自動販売機でワインを購入する際には、まず運転免許証などの身分証明書を自動販売機に読み取らせます。
それから監視カメラを見つめ、遠隔監視しているスタッフによって本人かどうかチェック。さらに自動販売機のアルコール検知器に息を吹き込んで、酔っていないか確認します。非常に奇妙な自動販売機ですが、ベンシルバニア州の人々にとっては画期的なものなのです。

動物愛護に対する国民意識がとても高く、野良犬の安楽死や捕獲が違法なトルコ。
そんなトルコの最大都市イスタンブールは、お腹を空かせた野良犬や野良猫たちで溢れかえっています。街を彷徨う捨て犬や捨て猫の数は、イスタンブール市内だけでも約15万匹。
お腹を空かせた動物たちを助けるべく、イスタンブールの街角には特殊な犬猫用フードの自動販売機が置かれています。
自動販売機のリサイクルボックスにペットボトルを入れると、下にあるトレーにドッグフードやキャットフードが落ちてくる仕組み。迷い犬や迷い猫たちは、ここで食事ができるのです。
この「ペットフード」の自動販売機は、捨てられた動物たちと共存できる画期的な方法として注目を集めています。

例えば中国には「生きた蟹」の自動販売機があります。
自動販売機で蟹を販売しているだけでも珍しいですが、生きた状態なのがすごい。またロサンゼルスにある自動販売機では、5000円〜5万円ほどで「キャビア」を買えます。

海外には日本では想像もできないような、不思議な自販機がたくさんあります。
海外旅行の際には自動販売機にも注目しながら、その国ならではの面白い自動販売機を探してみてはいかがでしょうか。