【四国八十八ヶ所巡礼】知っておきたいお遍路さんの作法からプランの立て方まで

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【四国八十八ヶ所巡礼】知っておきたい作法からプランの立て方まで

皆さんは「お遍路さん」という言葉を聞いたことがありますか?
よく知られているのが、白装束ですね。八十八ヶ所なんて聞くと、途方もなく長く大変な旅のような印象を受ける方も多いと思いますが、最近では、「お遍路ファッション」なるものも登場し、若い女性たちの指示も集めているようですよ。
昔に比べぐっと、身近になった、「四国八十八ヶ所巡礼」の旅についてご紹介していきたいと思います。

1.四国八十八ヶ所巡礼とは?

総行程1400km。その昔は「死出」の旅とまでいわれた、「四国遍路」ですが、現在では健康増進のため、自分自身の生き方を見つめなおすため、はたまた、パワースポット巡り、など様々な理由で年間10~30万人という、多くの人達が気軽に出かけられる旅になりました。

四国遍路の特徴にどの番号の札所からはじめてよい、という点があります。他の巡礼の旅とこの点が一番の違いでしょう。この「おおらかさ」。弘法大師空海の懐の深さと通じるところがあり、また、この「おおらかさ」がイコール「四国遍路」の不動の人気を支えているともいえるのではないでしょうか?

2.巡礼札所紹介

まず一番札所といえば、徳島県の鳴門にある霊山寺であります。徳島県は「発心の道場」とよばれており23番目の薬王寺までの23ケ寺で構成されています。「発心」とは仏教に帰依しようと思い立つ心を指します。

お遍路の旅を思いついた 理由は人によって違うでしょうが、徳島はそんなきっかけをもたらしてくれた弘法大師空海と「同行二人」をスタートさせる正に「発心の道場」といえるかもしれません。

お隣の高知県に移ると24番最御崎寺から39番目延光寺までの16ケ寺があり「修行の道場」と呼ばれています。「修行」ときくとなにやら「苦行」を連想される方も多いでしょうが、仏教の精神を身に着け「善行」を積むことを総称して「修行」というそうですよ。

「菩提の道場」である愛媛県には、40番目から65番目までの26ケ寺がある。愛媛から香川までは比較的起伏の少ない海沿いを行くことになるため比較的移動は楽になるでしょう。
「菩薩界」というのは所謂仏教でいう十界の内の文字通り「地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏」の内の「菩薩界」を指します。

最後の香川県は「涅槃の道場」と呼ばれ66番目の雲辺寺から88番目の大久保寺までの23ケ寺が存在しています。涅槃とは仏道修行における「解脱」を意味します。 香川県下には弘法大師にゆかりの深いお寺が多くあり、お遍路最後の県香川を巡ると、四国八十八ヶ所は結願となります。

3.巡礼作法

さて、次はいよいよ巡礼の作法について、簡単にふれていきたいと思います。
参拝手順は主に次のような流れで行うことが多いといわれます。

1.まず山門前で合掌し一礼をして門をくぐる。
2.水屋にて手と口を清め鐘楼堂で鐘を二度撞く。
3.このあと、本堂にすすみ、「納札入」と書かれた箱に納札を入れる。
4.灯明をして、線香をあげ、賽銭を入れた後に般若心経を唱える。
5.納経所にて納経帳に黒書と朱印をいただき、再度山門前で合掌一礼。

以上のような手順を踏みここでやっと次の札所へ 向かうことができるのです。

4.巡礼文化歴史

江戸時代初期までは、武士の巡礼者が多く見られましたが、その後は百姓など庶民の巡礼者が多くなっていったようです。 では、四国遍路の始まりはいつだったのでしょうか?今日では、空海が開創したというのはあくまで伝説にすぎないようです。江戸時代に書かれた四国遍路ガイドブック「四国?礼霊場記」によれば空海の弟子「真済」が大師の遺蹟を遍歴したのが始まりという記述もあり、はっきりしたことはわかってないようです。

四国遍路の歴史・文化を考えるうえで忘れてはならないのは、「四国辺地」の存在です。この「四国辺地」は平たく言うと、「四国遍路」の原型モデルでもあります。

元々は、88ケ所を巡るものではなく、一遍上人など多くの高野聖が修業の場として「四国辺地」を行いこれが大師信仰と複雑に融合し、やがて現在の「四国遍路」のベースができたと考えられています。

江戸時代も中期にさしかかると、現在の八十八ヶ所の巡拝が定着しはじめ、やがて、日本が近代にさしかかると遍路の道や、札所へ導く道標なども次第に整えられていくようになりました。

17世紀には「四国遍路」最初のガイドブックである「四国遍路道指南」がつくられてより、「四国遍路」が身近なものとして庶民の間で徐々に定着していったのです。

5.お遍路プラン色々

お参りの交通手段としては、「歩き遍路」「バスでの遍路」「タクシーでの遍路」「レンタカーでの遍路」「自家用車での遍路」と5つの手段があります。それぞれのメリット・デメリット・費用・日数などについて簡単にご紹介していきたいと思います。

1. 「歩き遍路」…お遍路さんの原点ともいうべき「歩き遍路」は「トライアスロン」並みの体力、精神力が試される、まさに、究極のお遍路さんといえるでしょう。今ではなくなりつつある「お接待」を通して地元の人達と触れ合えるのが醍醐味でしょう。費用は約50万~60万、日数は40日でかなりの長丁場です。

2. 「タクシーでの遍路」…メリットとしては、お寺の門前までつけてもらえますので、お年を召した方でも参加しやすく、運転手の方も「先達」(案内者・指導者)の資格を持ったものが同行するので安心です。5~8名のグループで参加すると費用が安くなります。日数も他の交通手段の中では一番少ないです。

3. 「バスでの遍路」…バス遍路のメリットといえば、ツアーが組まれているので、どなたでも気軽に参加できるという点でしょう。デメリットとしては、バスが門前まではつけませんので、歩いたり、タクシーに乗り換えたりとしなければならないことでしょうか?1泊2日からのツアーがありますので、まずはお試し気分で参加してみてもよいでしょう。

4. 「レンタカー・自家用車での遍路」…費用が最も安い、というのが一番のメリットでしょう。「先達」がいない分だけ自己流のお参りになりがちなのがデメリットかもしれません。また、ナビがあっても道に迷うことがありますので、できるだけ余裕をもった日程を組んだ方がよさそうです。

いかがでしたでしょうか?お遍路の旅は、八十八ヶ所すべてをまわると「結願」(結願成就)となりその後、高野山の奥之院に詣でて「満願成就」で終了となります。

NYタイムズが発表した2015年度世界の観光地ベスト52では、「四国と遍路」がなんと35位にランクイン!
しかも、京都・奈良などを差し置き、日本の観光地で唯一選ばれたというから驚きですね。

日本の「OHENRO」がこれからももっともっと世界中に、広まっていくことを願いつつ、終わりにしたいと思います。

【四国八十八ヶ所】若い女性が惹きつけられる理由。絶対食べたい「お遍路スイーツ情報」も

「お遍路さん」とは「四国八十八ヶ所巡礼」を旅する巡礼者のことをさします。 最近では、世界的にも有名となりガイドブックにも掲載されるまでになりました。

そんな「お遍路さん」昔からの伝統を守りつつも、柔軟に現代社会に合わせていくことで、いまや若者の支持も獲得するまでになりました。 そんな昨今の「お遍路さん」はどんな風に様変わりしていっているのか、をご紹介していきたいと思います。

それでは最初に、お遍路さんの持ち物から順番に見ていくことにしましょう。

1. お遍路さんファッション(正統派)

菅笠…同行二人などという文字がかかれているものもあり、お遍路さんの象徴ともいえるべき旅の必須アイテム

金剛杖…杖には弘法大師が宿るという伝説があります

白衣…その昔巡礼の旅は「死出」の旅といわれ、いつ死んでもいいように、と白衣を着て出かけたという名残が現在にも引き継がれているようです。

半袈裟…仏事・巡礼の際略礼服で肩からかけられるようになっています。

念珠…参拝の際に手を合わす際にかけるお数珠。数珠も念珠同じ意味を表すが、数珠に念(願い)をこめた物という意味で念珠とも呼びます。

納札…各札所の本堂の納札箱に納めます。 接待を受けた際は差し上げるのが礼儀といわれています。

納経帳…各札所の納経所にて御朱印をいただくもの。

ご経本…四国霊場専用の物は、般若心経・ご本尊真言・光明真言などが書かれています。

2. お遍路ブーム

最近では、伝統的な服装とは対照的に若い人たちの間ではカジュアルなお遍路ファッションで気軽に回るというのが流行りとなっているようです。 登山用のウェアに金剛杖だけを持つものや、袖なし白衣で下に着るものは自由、なんていうのもあります。

四国遍路の道中は決して楽なものではないので、お遍路に必須のアイテムだけを押さえてあとは自由というのがとてもいいですね。伝統をしっかりと守りつつも、時代、時代に柔軟に対応ができるのはさすが四国遍路だと思います。

また、若い女性達の間で広まっているのにはもう一つの理由がありました。パワースポット巡りといういわゆるブームもそうですが、「就活」「婚活」「妊活」などなど、様々な悩み多き現代の女性たちは八十八ヶ所を仲良しグループで楽しく、のんびりとまわる、というのが流行りだそうですよ。

「運気アップしたくてきました。神社巡りより、ご利益がある気がする。」
「途中しんどいこともあるけど、途中でやめるとバチが当たりそうで、頑張ろう!という気になれる。」
「巡礼中は「無」の境地になれるので悩みから解放される。」

など、若い女性達の切なる声をきっと弘法大師さまも聞き届けてくれるに違いありません。

3. 遍路道と歩き遍路

四国遍路は廻る順番が自由である、というのが他の巡礼の旅との大きな違いです。ちなみに、順番どおりに回るのを「順打ち」最後の寺から回るのを「逆打ち」と呼びます。

88ケ所を何度かにわけて回るのを「区切り打ち」。 県ごとに区切って回るのを「一国参り」。 などなど、自由に気軽に!というのが若い人たちにも広く「お遍路さん」が受け入れられている大きな理由かもしれません。

4. お遍路スイーツ

51番札所 石手寺
参道入り口にあるオシャレなカフェ「もへんろ茶屋」のおススメはなんといっても、清涼感たっぷりのゼリー入りソーダ「黒鐘」です。店内にはTシャツなどのグッズ販売もありますよ、お参りの帰りにちょっと寄り道してみたくなるオシャレなカフェですね。
続いて、同じく石手寺の「和」のスイーツです。参道を入ってすぐにある「五十一番食堂」のおやきはこしあんがた~っぷり入っていて、こんがりと美味しそうな焼き目もついた、昔懐かしいおやきですヨ。
お茶とのセットで500円とお財布にやさしいのも魅力ですね。

29番札所 国分寺 
このあたりで有名なのが明治時代から続く「へんろ石まんじゅう」老舗の味はとっても素朴な味、小豆は北海道産のものを使用素材にもしっかりこだわった、おまんじゅうです。

31番札所 竹林寺
有名なのが境内内で売られている「竹林寺羊羹」竹筒をイメージしたという形は、食べ歩きできるようにと工夫されています。羊羹本来の甘みもしっかりありながら、後味さっぱり!という現代風羊羹。歩き疲れた時の糖分補給にピッタリの一品ですね。

64番札所 前神寺
前神寺といえばこれ!「星加のゆべし」でしょう。普通のゆべしと違って、柚子が練りこんであるので、口の中にゆずの香りがほんのりひろがるのがなんとも上品な風味のゆべしです。慶應3年以来受け継がれてきた伝承のお菓子。これはゆべし好きの私もやみつきです。

5. 世界の巡礼色々

世界に少し目を向け、どんな巡礼が行われているのか簡単にですがご紹介していきたいと思います。

サンティアゴ巡礼(スペイン・フランス)

スペイン北西部ガリシア州に位置する「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」はキリスト教三大聖地の一つです。
キリストの弟子である聖ヤコブがエルサレムで殉教したあとガリシア地方に埋葬された、という伝説から巡礼が始まったといわれています。
巡礼の際はシンボルでもある白いホタテ貝の首飾りをかけて巡礼をするそうです。

メッカ巡礼(サウジアラビア)
「巡礼」の代名詞といえば「メッカ巡礼」といえるくらい有名ですよね。サウジアラビアのメッカは、イスラム教最大の聖地、といわれており、※ムスリムたちはメッカの方向に向かってお祈りをします。
年に一度ムスリムたちが「メッカ」に一同に会するというイスラム教最大の巡礼です。
ただ、誰でも参加できるというわけではなく、ムスリムでないと参加は難しいそうです。

※ムスリム…アラビア語で「神に帰依する者」を意味し、5つの行を義務づけられたイスラム教徒を指す。

最後に、平成26年には四国霊場開創1200年を記念して、多くのお寺で御開帳が期間限定で行われました。
71番目札所の「弥谷寺」では320年ぶりに「厄除け大師像」が御開帳されました。

正式には「大師堂正面厨子」と「獅子の岩屋」の2体で「大師堂正面厨子」は弘法大師42歳の時の御姿を刻んだものとして、長らく秘仏(公開されてことのない仏像)とされてきたといいます。
秘仏とされて後は御開帳の記録はなく、元禄2年より初の御開帳といいますから、驚きですね。
御開帳と通常人の目に触れないご本尊様を拝ませていただくことで、世俗の目に触れない「穢れのないより清らかな氣」をご本尊様からいただくことにより、通常のご本尊参りの何十倍の功徳をいただける、といいます。

功徳は現世だけでなく、来世のご利益もある、といわれていますので チャンスがあれば一度は、拝んでみたいですね。運気もグーンと上がることは期待できそうです。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

【四国八十八ヶ所】若い女性が惹きつけられる理由。絶対食べたい「お遍路スイーツ情報」も

「お遍路さん」とは「四国八十八ヶ所巡礼」を旅する巡礼者のことをさします。 最近では、世界的にも有名となりガイドブックにも掲載されるまでになりました。

そんな「お遍路さん」昔からの伝統を守りつつも、柔軟に現代社会に合わせていくことで、いまや若者の支持も獲得するまでになりました。 そんな昨今の「お遍路さん」はどんな風に様変わりしていっているのか、をご紹介していきたいと思います。

それでは最初に、お遍路さんの持ち物から順番に見ていくことにしましょう。

1. お遍路さんファッション(正統派)

菅笠…同行二人などという文字がかかれているものもあり、お遍路さんの象徴ともいえるべき旅の必須アイテム

金剛杖…杖には弘法大師が宿るという伝説があります

白衣…その昔巡礼の旅は「死出」の旅といわれ、いつ死んでもいいように、と白衣を着て出かけたという名残が現在にも引き継がれているようです。

半袈裟…仏事・巡礼の際略礼服で肩からかけられるようになっています。

念珠…参拝の際に手を合わす際にかけるお数珠。数珠も念珠同じ意味を表すが、数珠に念(願い)をこめた物という意味で念珠とも呼びます。

納札…各札所の本堂の納札箱に納めます。 接待を受けた際は差し上げるのが礼儀といわれています。

納経帳…各札所の納経所にて御朱印をいただくもの。

ご経本…四国霊場専用の物は、般若心経・ご本尊真言・光明真言などが書かれています。

2. お遍路ブーム

最近では、伝統的な服装とは対照的に若い人たちの間ではカジュアルなお遍路ファッションで気軽に回るというのが流行りとなっているようです。 登山用のウェアに金剛杖だけを持つものや、袖なし白衣で下に着るものは自由、なんていうのもあります。

四国遍路の道中は決して楽なものではないので、お遍路に必須のアイテムだけを押さえてあとは自由というのがとてもいいですね。伝統をしっかりと守りつつも、時代、時代に柔軟に対応ができるのはさすが四国遍路だと思います。

また、若い女性達の間で広まっているのにはもう一つの理由がありました。パワースポット巡りといういわゆるブームもそうですが、「就活」「婚活」「妊活」などなど、様々な悩み多き現代の女性たちは八十八ヶ所を仲良しグループで楽しく、のんびりとまわる、というのが流行りだそうですよ。

「運気アップしたくてきました。神社巡りより、ご利益がある気がする。」
「途中しんどいこともあるけど、途中でやめるとバチが当たりそうで、頑張ろう!という気になれる。」
「巡礼中は「無」の境地になれるので悩みから解放される。」

など、若い女性達の切なる声をきっと弘法大師さまも聞き届けてくれるに違いありません。

3. 遍路道と歩き遍路

四国遍路は廻る順番が自由である、というのが他の巡礼の旅との大きな違いです。ちなみに、順番どおりに回るのを「順打ち」最後の寺から回るのを「逆打ち」と呼びます。

88ケ所を何度かにわけて回るのを「区切り打ち」。 県ごとに区切って回るのを「一国参り」。 などなど、自由に気軽に!というのが若い人たちにも広く「お遍路さん」が受け入れられている大きな理由かもしれません。

4. お遍路スイーツ

51番札所 石手寺
参道入り口にあるオシャレなカフェ「もへんろ茶屋」のおススメはなんといっても、清涼感たっぷりのゼリー入りソーダ「黒鐘」です。店内にはTシャツなどのグッズ販売もありますよ、お参りの帰りにちょっと寄り道してみたくなるオシャレなカフェですね。
続いて、同じく石手寺の「和」のスイーツです。参道を入ってすぐにある「五十一番食堂」のおやきはこしあんがた~っぷり入っていて、こんがりと美味しそうな焼き目もついた、昔懐かしいおやきですヨ。
お茶とのセットで500円とお財布にやさしいのも魅力ですね。

29番札所 国分寺 
このあたりで有名なのが明治時代から続く「へんろ石まんじゅう」老舗の味はとっても素朴な味、小豆は北海道産のものを使用素材にもしっかりこだわった、おまんじゅうです。

31番札所 竹林寺
有名なのが境内内で売られている「竹林寺羊羹」竹筒をイメージしたという形は、食べ歩きできるようにと工夫されています。羊羹本来の甘みもしっかりありながら、後味さっぱり!という現代風羊羹。歩き疲れた時の糖分補給にピッタリの一品ですね。

64番札所 前神寺
前神寺といえばこれ!「星加のゆべし」でしょう。普通のゆべしと違って、柚子が練りこんであるので、口の中にゆずの香りがほんのりひろがるのがなんとも上品な風味のゆべしです。慶應3年以来受け継がれてきた伝承のお菓子。これはゆべし好きの私もやみつきです。

5. 世界の巡礼色々

世界に少し目を向け、どんな巡礼が行われているのか簡単にですがご紹介していきたいと思います。

サンティアゴ巡礼(スペイン・フランス)

スペイン北西部ガリシア州に位置する「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」はキリスト教三大聖地の一つです。
キリストの弟子である聖ヤコブがエルサレムで殉教したあとガリシア地方に埋葬された、という伝説から巡礼が始まったといわれています。
巡礼の際はシンボルでもある白いホタテ貝の首飾りをかけて巡礼をするそうです。

メッカ巡礼(サウジアラビア)
「巡礼」の代名詞といえば「メッカ巡礼」といえるくらい有名ですよね。サウジアラビアのメッカは、イスラム教最大の聖地、といわれており、※ムスリムたちはメッカの方向に向かってお祈りをします。
年に一度ムスリムたちが「メッカ」に一同に会するというイスラム教最大の巡礼です。
ただ、誰でも参加できるというわけではなく、ムスリムでないと参加は難しいそうです。

※ムスリム…アラビア語で「神に帰依する者」を意味し、5つの行を義務づけられたイスラム教徒を指す。

最後に、平成26年には四国霊場開創1200年を記念して、多くのお寺で御開帳が期間限定で行われました。
71番目札所の「弥谷寺」では320年ぶりに「厄除け大師像」が御開帳されました。

正式には「大師堂正面厨子」と「獅子の岩屋」の2体で「大師堂正面厨子」は弘法大師42歳の時の御姿を刻んだものとして、長らく秘仏(公開されてことのない仏像)とされてきたといいます。
秘仏とされて後は御開帳の記録はなく、元禄2年より初の御開帳といいますから、驚きですね。
御開帳と通常人の目に触れないご本尊様を拝ませていただくことで、世俗の目に触れない「穢れのないより清らかな氣」をご本尊様からいただくことにより、通常のご本尊参りの何十倍の功徳をいただける、といいます。

功徳は現世だけでなく、来世のご利益もある、といわれていますので チャンスがあれば一度は、拝んでみたいですね。運気もグーンと上がることは期待できそうです。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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