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パッケージも可愛い!人気のお酒「庭のうぐいす」は贈り物としても◎!

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画像出典:山口酒造場


福岡県久留米市に蔵を構える山口酒造場さん。こちらでは銘酒「庭のうぐいす」が百八十年もの年月を重ね今もなお醸造されています。今回は、山口酒造場さんの歴史を紐解いていくとともに、「庭のうぐいす」の人気の秘密やそのラインナップなども併せて紹介していきたいと思います。

1832年から受け継がれる日本酒造り

山口酒造場さんはもともと1688年ごろから「古手屋」という商家だったそうですが、その後1832年に酒造業の許可を得てからは日本酒造りに携わってきたと言われています。このころの蔵元が五代目山口利吉さんであり、彼は「山口酒造場」としての酒造業の創設者でもあります。その後六代目山口利助さんが酒造業に精力的に取り組んだことで、山口酒造場の銘柄である「庭のうぐいす」当時の有馬藩の御用銘柄として親しまれるようになったそうです。その後六代目は明治維新にかけて蔵を増築し、酒造場としての礎を拓いたと言えます。

やがて時代とともに山口酒造場さんも変革を迎えたこともあったようです。昭和40年代において起こった日本酒の不況により、九代目山口正人さんの決断で大型の機械を導入することとなった山口酒造場さん。しかし10代目山口尚則さんが大型の機械設備を排除し、仕込み蔵を変革。この時の設備や酒質へのこだわりは、今日の山口酒造場さんに受け継がれているそうです。

2017年現在、蔵元は11代目の山口哲夫さんにまで引き継がれています。11代目は酒造好適米である「山田錦」の自社栽培をスタートさせたほか、日本の良いもの、日本人のすばらしさを伝えたいとという思いを持っており、実際に海外への輸出も開始しているようです。今後もさらに「山口酒造場」と「庭のうぐいす」という言葉を目にすることが増えていくかもしれませんね。

大人気!?「庭のうぐいす」のおすすめラインナップ

画像出典:山口酒造場


歴史ある山口酒造場さんを代表する日本酒といえば「庭のうぐいす」。「庭のうぐいす」は従来の日本酒らしい重厚でパッケージとは違い、カラフルなうえ可愛らしいうぐいすの絵が描かれているので、驚く人も多いかもしれませんね。ここではそんな「庭のうぐいす」の数あるラインナップの中から、おすすめのものをいくつか紹介していきたいと思います。

「庭のうぐいす 純米吟醸」・・・アルコール度数16パーセント、酒造好適米「山田錦」を酵母・麹の原料米に、「夢一献」を掛米として使用したフレッシュ感あふれる純米吟醸酒。最新の理論・技術を駆使して醸造し、現代にマッチする日本酒を目指したそうです。甘み・酸味は控えめながらバランスはしっかり摂れているので、飽きが来ない味わいとなっています。720ミリリットル1500円~、1.8リットル3000円~。

「庭のうぐいす ぬるはだ 純米吟醸」・・・ぬる燗で飲んでほしいという思いから「ぬるはだ:という名は付いたとか。12月限定のお酒で、さわやかな風味ながら酸味・甘みをしっかりと感じさせる1本です。150ミリリットル315円~、720ミリリットル1250円~、1.8リットル2500円~。

「庭のうぐいす からくち 鶯辛(おうから)」・・・辛口ながら、お米のうまみをしっかりと堪能できる1本。山口酒造場さんが自社田にて地元の農家の方々と協力して栽培している山田錦を100パーセント使用しているそうです。旨みたっぷりなので燗としても冷としても楽しめます。冬限定商品で、720ミリリットル1000円~、1.8リットル2000円~。

「庭のうぐいす 純米大吟醸 くろうぐ」・・・他のものと違って黒くシックな容貌もさることながら、味も極上な1本。うぐいすラベルのなかでも最高級のものであり、贈答品としてもおすすめできる1本。洗練された旨みと見事な余韻、繊細な口当たりはまさに見事の一言に尽きるのでは。720ミリリットル2500円~、1.8リットル5000円~でのご案内です。

このほか、日本酒のスパークリングを2種類展開している山口酒造場さん。ドライな口当たりが特徴の「庭のうぐいす スパークリング」は7月からだけの限定品であり、ピンク色が可愛らしい「庭のうぐいす スパークリングピンク」は11月からだけの限定発売となっています。

また、うぐいすラベルではないものもあります。それが「庭のうぐいす だるまラベル 特別純米酒」。かわいらしい鶯の絵ではなく、迫力あるだるまの絵が特徴なこちらは、1、2年寝かせた熟成酒として人気の1本なようです。

日本酒以外にも?多彩なうぐいすシリーズ

画像出典:山口酒造場


日本酒の銘柄である「庭のうぐいす」のほかにも、山口酒造場さんでは「うぐいす」と名の付く商品をいくつか展開しています。例えば梅酒としては「特選梅酒 うぐいすとまり」として3商品が販売されており、それぞれ違った魅力あふれるおさけとなっているとか。そのほか山口酒造場さんではノンアルコールの商品として甘酒やキャロットジュースも展開しています。

「庭のうぐいす」で一杯いかが?

山口酒造さんは代々続く酒造りの技術を駆使しながら、「日本酒」という奥が深い世界で、今も変わらぬ伝統の味、現代にマッチした新しいおいしさを体現しているように思えます。ぜひ「庭のうぐいす」をご賞味してみてください。
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