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編み物初心者でも簡単! 2つの編み方で作れる手編みメンズマフラーと編み図5選

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「大好きな彼氏に手編みのマフラーを贈ってみたい」と思ったことはあるけど、不器用だからと尻込みしてしまったり諦めてしまったりした経験のある女性は少なくないのではないでしょうか?

実は、マフラーは2つの編み方を覚えるだけで完成させることができるんです。「初心者でも簡単に編めるけど、デザインもおしゃれ」そんな夢のようなマフラーの作り方をご紹介します。

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セメントキャンドルの作り方




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編むなら棒編み?かぎ編み?

道具を使った編み物というと、編み棒(棒針)を使った「棒編み」とかぎ針を使った「かぎ編み」の2種類があります。

使用する道具が違うので、まずはどちらで編むかを決めなければいけないのですが、おすすめなのは断然棒編みです。

かぎ編みはかぎ針1本で編み進めることができ初心者の方にも入りやすいのですが、主に小物やあみぐるみを作るときに使われることが多いため、マフラーの編み図が少ないということが一つ。もう一つは、慣れないうちはうっかり編むべき目を飛ばしてしまったり同じところを2回編んでしまったりして、いつのまにか網目の数が合わなくなってしまうことも少なくないということです。

間違ったら解いてやり直せば良いだけですし、「解いてやり直す」という作業のしやすさもかぎ編みの魅力の一つですが、あまりにも回数が多くなるとだんだん嫌になってしまいますよね。

一方、棒編みは2本の編み棒を駆使して編み進めるため一見複雑そうですが、マフラーは2つの編み方さえ覚えれば作ることができます。かぎ編みと比較すると解いてやり直す作業を慎重に行う必要がありますが、目を数えやすいため注意して編み進めれば編み方を間違ってしまう心配ことは少ないです。

また、セーターやマフラーといったファッションアイテムを編むときに多く使われるため編み図も多く、初心者の方でも作りやすいものが見つけやすいです。

ただ、棒編みであっても仕上げにかぎ針を使用することもありますので、編み図をよく確認して準備するようにしてください。

毛糸と編み棒の選び方は?

毛糸には色も太さも実に様々なものがありますよね。メーカーにもよりますが、一般的に毛糸の太さは、細い方から極細・合細・中細・合太・並太・極太・超極太となっており、中でも初心者の方におすすめなのは「並太」以上の太さのものです。編み図を先に決めて毛糸を選ぶ場合も、並太以上の毛糸が使われているものを選びましょう。

特に、極太や超極太の毛糸はザクザク編み進めることができるので完成も早く、仕上がりもモコモコしていて暖かいですよ。逆に、細い細い毛糸はマフラーのサイズでも編むのに時間がかかりますし、網目が揃っていないなどの粗が見えやすくなってしまうので初心者さんにはおすすめできません。

また、毛足の長い毛糸も編んだり解いたりするときに毛が絡まってしまうことがあるので避けましょう。

編み棒に関しては、毛糸にあったものを選べば間違いありません。編み図にも指定がありますし、毛糸のパッケージに「棒編み:8号〜10号」のように使用する編み棒の目安が書かれています。同じ「並太」でもメーカーや毛糸によって太さが異なりますので、編み図で指定されている以外の毛糸を使用する場合は、毛糸のパッケージの表記を優先した方が良いでしょう。

カラーはお好みのもので構いませんが、グラデーションのものを使うとただ編んだだけでもニュアンスが出て面白いですよ。

覚えるべき基本の編み方は2つ

一番最初に行う「作り目」を別にして、棒編みで絶対に必要な編み方は「表編み」と「裏編み」の2つだけです。この二つを組み合わせることで、様々なデザインのマフラーを編むことができます。

たとえば、必ず同じ面に表編みが見えるようにする「メリヤス編み」、表編みと裏編みを交互に行う「ゴム編み(リブ編み)」、常に表編みだけを行う「ガーター編み」です。

メリヤス編みは、1列ずっと同じ編み方を続ける単純で一番失敗しにくい編み方です。仕上がりも非常にシンプルですが、極太の毛糸や途中で太さの変わる毛糸を使用すればそれだけでモコモコした面白い表情が出ます。ただ、編んでいくうちに編み上がった部分が丸まってしまう特徴があり、仕上げにスチームアイロンをかけるなどして整える必要があります。

ゴム編みは、ふっくらとした表編みと、表編みと比較すると凹んで見える裏編みを一定間隔で繰り返すことで独特の縦ラインを作り、伸縮性も出る編み方です。1目ごとに交互に編むのは「一目ゴム編み」、2目ごとに編むのは「二目ゴム編み」のように表記します。

また、小鹿の背中のようなポコポコした模様の「鹿の子編み」も表編みと裏編みの組み合わせで表現することができます。

ガーター編みは、最初から最後まで表編みだけで完結するので、裏編みのやり方を覚える必要すらありません。メリヤス編みのように編み上がった部分が丸まってしまうこともありませんので、「2つ覚えるのも辛い!!」という方におすすめです。仕上がりは表編みと裏編みのボーダーになっています。

表編みと裏編み、そして作り目や編み終わりの処理の仕方(編み目の止め方)など、詳しくは編み物をはじめ多くの手芸テキストを出版している日本ヴォーグ社主催の「手づくりタウン(http://www.tezukuritown.com/lesson/knit/basic/howto/index.html )」が参考になりますよ。

初心者でも簡単に編める!メンズマフラーの編み図5選

では、インターネット上で無料公開されているたくさんの編み図の中から厳選した、表編みと裏編みだけで完成する初心者さんでも安心のメンズマフラーの編み図を3つ、そして編み方に慣れてきたら挑戦してみたい少し難易度の高い編み図を2つご紹介します。

はじめてのニット 二目ゴム編みのマフラー

http://www.clover.co.jp/recipe/knit_muff_gomeami.pdf
二目ゴム編みで作る非常にシンプルなマフラーです。超極太毛糸が使われているので、あっという間に完成させることができますよ。ゴム編み独特のラインが単色でもオシャレですし、グラデーションの毛糸を使ったりしても面白いですね。

鹿の子編みマフラー

http://www.gosyo.co.jp/img/acrobat/amikomo3/4.pdf
表編みと裏編みだけで繊細な表現ができる鹿の子編みのマフラーです。使用されている編み棒が8号とやや細めですが、仕上がりはとても上品です。仕上げにフリンジをつけるので、かぎ針もあった方が便利ですよ。

ダイヤ模様のメンズマフラー

http://www.amuuse.jp/alacarte/files/pdf/dress/keiro/amu-144.pdf
表編みと裏編みを組み合わせることでこんな模様も表現することができるんです。編み図で使用されている毛糸はすでに廃盤となっていますので、同じくらいの太さのお好みの毛糸をご用意ください。

3玉でできるアランのマフラー

http://www.tezukuritown.com/recipe/doc/knit/D12010026.pdf
表編み・裏編みがマスターできたら、もう一段階進んで定番のアラン模様にも挑戦してみませんか?アラン模様を作るときに使われる「交差」という編み方は、目を拾う順番を変えるだけで、編み方そのものは表編み・裏編みと変わりません。ただし、編む順番を入れ替えるために、別途「なわ編み針」が必要です。慣れるとなわ編み針を使わずに編むこともできるようになりますよ。
詳しい編み方は、先ほどご紹介した「手づくりタウン」でも触れられています。(http://www.tezukuritown.com/lesson/knit/basic/howto/index.html

BIG BALL Melangeで編むアラン模様のマフラー

http://www.tezukuritown.com/recipe/doc/knit/D12010005.pdf
キャップとマフラーのセットで、マフラーの編み図は下の方に表示されています。性別を問わずに使いやすい大ぶりの模様で、彼と共用もできそうです。ちなみに、アラン模様は毛糸が交差する部分にどうしても隙間ができてしまうのですが、ギュウギュウと締め上げるように編むと隙間が開いて穴が空いたようになってしまいます。優しくふんわり編むのがポイントですよ。

一見難しそうに見えて、実は単純な編み方で完成させることのできるマフラー。今年こそ彼にプレゼントしてみませんか?
初めての場合は時間がかかるのを考慮して、プレゼントする2〜3ヶ月前から準備を始めると良いですよ。
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