丸まった葉に潜むハマキムシに注意。ハマキムシ対策
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丸まった葉や、2枚にくっついた葉の間を覗いてみると、蜘蛛の巣のような糸が見えることがあります。
この中には小さな芋虫の「ハマキムシ」が潜んでいることがあります。
ハマキムシは成長すると蛾になるので、そのまま放置しているとあちこちに被害が拡大してしまいます。
ハマキムシに効果的な薬剤もありますが、使いこなしが難しく、家庭で植物を育てている場合はなるべく薬剤を使わずに駆除したいものです。
ハマキムシの駆除方法と、どんなときにハマキムシがつきやすいのか、ハマキムシをつきにくくするにはどうしたら良いのか、対策方法をご紹介しましょう。
この中には小さな芋虫の「ハマキムシ」が潜んでいることがあります。
ハマキムシは成長すると蛾になるので、そのまま放置しているとあちこちに被害が拡大してしまいます。
ハマキムシに効果的な薬剤もありますが、使いこなしが難しく、家庭で植物を育てている場合はなるべく薬剤を使わずに駆除したいものです。
ハマキムシの駆除方法と、どんなときにハマキムシがつきやすいのか、ハマキムシをつきにくくするにはどうしたら良いのか、対策方法をご紹介しましょう。
ハマキムシがつくとどうなるの?
丸まった葉の中や、2枚にくっついた葉の間にハマキムシが潜んでいることがありますが、しっかりと観察していないと見落としがちです。
静かに潜んでいるだけでは害がないのでは?と思いがちですが、最初は小さな虫でもどんどん大きくなっていき、成長とともに食害される葉が格段に増えていきます。
そのまま放置していると被害が拡大し、ごっそり葉がない部分ができて、部分的に枯れてしまいます。
成虫になって蛾になると卵をあちこちに産み付けるので更に被害が拡大します。
葉っぱだけでなく、実にも入り込むことがあります。
花を楽しみにしていても生育が阻害されてしまい、花が咲かずに終わることもあります。
静かに潜んでいるだけでは害がないのでは?と思いがちですが、最初は小さな虫でもどんどん大きくなっていき、成長とともに食害される葉が格段に増えていきます。
そのまま放置していると被害が拡大し、ごっそり葉がない部分ができて、部分的に枯れてしまいます。
成虫になって蛾になると卵をあちこちに産み付けるので更に被害が拡大します。
葉っぱだけでなく、実にも入り込むことがあります。
花を楽しみにしていても生育が阻害されてしまい、花が咲かずに終わることもあります。
ハマキムシがつきやすいのは
ハマキムシは、冬以外はいつでもつきやすく、発見が遅れると被害が拡大しやすい害虫です。
冬はハマキムシがいないのではなく、幼虫は葉っぱに潜んで越冬します。
野菜、草花、樹木、果樹など、なんにでもつきやすく、成虫は蛾なので、夜行性で明るいところに集まりやすいので、夜に明かりがついているところにある葉っぱに寄ってくる習性があります。
葉っぱがワサワサ茂ってしまい、風通しが悪くなったようなところに好んで卵を産み付けます。
冬はハマキムシがいないのではなく、幼虫は葉っぱに潜んで越冬します。
野菜、草花、樹木、果樹など、なんにでもつきやすく、成虫は蛾なので、夜行性で明るいところに集まりやすいので、夜に明かりがついているところにある葉っぱに寄ってくる習性があります。
葉っぱがワサワサ茂ってしまい、風通しが悪くなったようなところに好んで卵を産み付けます。
ハマキムシがつかないように風通し良く
ハマキムシは葉っぱがワサワサ茂っているようなところを好むので、葉っぱが茂りすぎて風通しが悪くなったところを剪定して枝数を減らしておき、風通しを良くしておくことで、被害を減らせます。
風通しが悪くなるほど茂っているようなところは、ハマキムシ以外の虫も好んで巣食いやすいので、草花や野菜、樹木でも、密生させないように心がけることが、上手に虫だらけにしないで植物を栽培するためには不可欠です。
あまり水やりしないでも維持しやすい植物には、目が行き届かない傾向があり、気がついたら丸裸になっていたということもしばしば起こります。
管理に手間がかからない植物であっても、最低でも1週間に1度は葉の状態をチェックしておくことを忘れないようにしましょう。
風通しが悪くなるほど茂っているようなところは、ハマキムシ以外の虫も好んで巣食いやすいので、草花や野菜、樹木でも、密生させないように心がけることが、上手に虫だらけにしないで植物を栽培するためには不可欠です。
あまり水やりしないでも維持しやすい植物には、目が行き届かない傾向があり、気がついたら丸裸になっていたということもしばしば起こります。
管理に手間がかからない植物であっても、最低でも1週間に1度は葉の状態をチェックしておくことを忘れないようにしましょう。
野菜や果物は防虫ネットを活用して
野菜や果物は口にするものなので、家庭で栽培する場合はできるだけ薬剤は使いたくありません。
ハマキムシに限らず、無農薬栽培している野菜や果物には虫がつきやすいので、見た目はイマイチかもしれませんが、寒冷紗や防虫ネットをかけて、虫が寄り付きにくい環境を作っておきましょう。
たとえ寒冷紗や防虫ネットをかけておいても、虫は全くつかないわけではありません。
それでも防いでいないよりは格段につく虫の量が減るので、ついた虫を退治するより、予めつかないようにしておくことが一番です。
ハマキムシに限らず、無農薬栽培している野菜や果物には虫がつきやすいので、見た目はイマイチかもしれませんが、寒冷紗や防虫ネットをかけて、虫が寄り付きにくい環境を作っておきましょう。
たとえ寒冷紗や防虫ネットをかけておいても、虫は全くつかないわけではありません。
それでも防いでいないよりは格段につく虫の量が減るので、ついた虫を退治するより、予めつかないようにしておくことが一番です。
ハマキムシがついてしまったら
葉っぱが2枚重なっていたり、くるくる巻かれて明らかに他と違う状態になっているものを見つけたら、その周りの枝も含めて切り落とし、ビニール袋などに密封しておきます。
小さな状態のハマキムシや、まだ卵のハマキムシが周りについていることがあるので、近くの健康そうに見える葉も合わせて切り落とします。
ハマキムシがまだとても小さいときは、葉っぱの付け根の近くに小さな穴がたくさん開いている状態の時があります。
穴の開いている葉っぱとその周辺の葉っぱも切り落として、ビニール袋などに密封しておきます。
切り落としてそのまま放置していると虫が逃げ出したり、そこで成長してしまうこともあるので、逃げ出すことのないよう必ず密封しておき、燃えるゴミなど、お住いの自治体の区分に合わせて処分しましょう。
小さな状態のハマキムシや、まだ卵のハマキムシが周りについていることがあるので、近くの健康そうに見える葉も合わせて切り落とします。
ハマキムシがまだとても小さいときは、葉っぱの付け根の近くに小さな穴がたくさん開いている状態の時があります。
穴の開いている葉っぱとその周辺の葉っぱも切り落として、ビニール袋などに密封しておきます。
切り落としてそのまま放置していると虫が逃げ出したり、そこで成長してしまうこともあるので、逃げ出すことのないよう必ず密封しておき、燃えるゴミなど、お住いの自治体の区分に合わせて処分しましょう。
すべての葉がなくなるときも
ハマキムシがついて、被害箇所とその周辺を剪定したら葉っぱがすべてなくなってしまうことがあります。
あえてあやしい葉っぱを残しても被害が拡大しやすく、たとえその時葉っぱがすべてなくなっても、ハマキムシがいなくなる方がその後の生育が良くなり、葉っぱはまた出てきます。
不幸にして枯れてしまうこともありますが、ハマキムシを残してもやはり枯れてしまい、残したほうが更に周りに被害を拡大するので、たとえ葉っぱがなくなってもすべて取り除くようにしましょう。
あえてあやしい葉っぱを残しても被害が拡大しやすく、たとえその時葉っぱがすべてなくなっても、ハマキムシがいなくなる方がその後の生育が良くなり、葉っぱはまた出てきます。
不幸にして枯れてしまうこともありますが、ハマキムシを残してもやはり枯れてしまい、残したほうが更に周りに被害を拡大するので、たとえ葉っぱがなくなってもすべて取り除くようにしましょう。
冬の間に葉っぱを点検しておこう
ハマキムシの幼虫は冬、葉っぱに潜んでいます。
冬は葉っぱの数も少ないので、丸まったり重なったりしている葉を見つけやすいので、春になってハマキムシが活動を開始してしまう前に駆除しておきましょう。
冬の場合も、怪しい葉やその周りの葉を剪定してビニール袋などに密封しておき、燃えるゴミなど、自治体の区分に合わせて処分しましょう。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。
冬は葉っぱの数も少ないので、丸まったり重なったりしている葉を見つけやすいので、春になってハマキムシが活動を開始してしまう前に駆除しておきましょう。
冬の場合も、怪しい葉やその周りの葉を剪定してビニール袋などに密封しておき、燃えるゴミなど、自治体の区分に合わせて処分しましょう。
監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。