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ビーズアクセサリーの販売で失敗しないための3のコツ

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趣味で作ったビーズアクセサリーを販売してみたいと思ったことはありませんか?友達にプレゼントしたりしていてもハマって作り続けているとどんどんアクセサリーが増えてしまいますし、趣味と実益を兼ねられたら素敵ですよね。

でも、実際に手作りのビーズアクセサリーを販売するにはどんな方法があって、どのような手順が必要なのでしょうか?「そもそも自分が作ったものをお金を出してまで欲しいと思う人がいるの?本当に売れるの?」という疑問もあるのではないでしょうか。

そこで今回は、手作りのビーズアクセサリーを販売する方法や売れやすくするポイント、注意点など、ビーズアクセサリーの販売を大成功させるためのコツを解説します。

ビーズアクセサリーを販売する方法にはどんなものがあるの?

まず最初に大切なのは、自分にあった土俵で販売するということです。
ビーズアクセサリーを販売する方法としては、主に次の5つが挙げられます。

1.フリーマーケットやバザーでの対人販売
2.レンタルボックスや雑貨屋さんでの委託販売
3.自分のサイトやブログ・SNSを通しての販売
4.ネットオークションでの販売
5.Creema・minneなどのソーシャルマーケットプレイスでの販売

それぞれにメリット・デメリットがありますが、もっとも少ない手間で販売したい場合は4か5を選ぶことになります。どちらもPCやスマホを使って出品し、落札・購入されたら梱包して発送するという手順は変わりません。また、取引に応じた手数料が必要です。それぞれの違いについて、もっと細かく見ていきましょう。

オークションは、自分が思っていた以上の金額で落札されるかもしれないギャンブル性が魅力です。一方で、個人間の取引となるのでお金や商品のやり取りでトラブルが生じる恐れがあります。一定期間落札されなければ出品が取り消されてしまうのもデメリットです。

「人は自分の作品にどれくらいのお金を払っても良いと思うのか?」を知るには良い場所かもしれませんが、必ずしも価格が上がるとも限らないので最低限自分が納得できる金額でスタートすると後悔が少なくてすみます。

ソーシャルマーケットプレイスは、インターネット上のフリーマーケットであり、現在のハンドメイド売買の主流といって良いでしょう。
運営会社が決済を代行してくれるので安心して取引を行うことができ、自分専用のページを持てることでこれまで販売した作品も見てもらうことができたり、オーダーメイドの注文を受け付けることができるのも魅力です。
サービスによって少しずつ売れる作品の傾向や価格帯が異なるので、いろいろなサービスで実際に取引されている内容を比較して、自分に一番合ったところを選びましょう。
手軽さ・間口の広さという意味ではメルカリなどのフリマアプリ・サービスも挙げられますが、そちらはハンドメイド専門ではなく値切り交渉が行われることがある点に注意してください。

ビーズアクセサリーの販売で失敗しないための3のコツ

ご紹介した5つの販売方法の中からどれを選んだとしても、絶対に忘れてはいけないポイントが3つあります。

1.「素人のハンドメイド」と言い訳をしない
特にオークションやソーシャルマーケットプレイスで販売されている商品の紹介文でよく目にする「素人のハンドメイドなので?」という注釈。これは、絶対につけてはいけません。お客様からお金をもらって販売する以上、自分の作品(商品)にはしっかりと責任を持たなければなりません。このようなセルフハンディキャッピングは自分の評価を下げないためだけに行われているものであり、お客様のために行われるものではありません。
その上、実際に何か不具合が起きてしまった場合には「素人のハンドメイドだから仕方ないね」と許してもらえることはほぼなく、その人は2度とあなたの作品を買ってくれなくなるでしょう。SNSなどで不満を投稿されることもあるかもしれません。結果として自分の信頼を損ねてしまうだけです。
特にビーズアクセサリーは自分で身につけるだけでなく大切な誰かへのプレゼントとして購入されることも考えられます。きちんと強度や安全性を確認して、言い訳せず自信を持って販売できるものだけを世に出すようにしましょう。

2.自分を不幸にしない納得いく値段をつける
自分が作ったものに値段をつけるというのは、本当に難しい作業です。自分の作品に自信が持てないと売れ残ってしまったときのことを想像してしまったりして、つい弱気な価格設定にしてしまいがちです。また、「材料費さえ賄えればそれでいいから」と安売りしてしまう人もいるでしょう。
しかし、材料を買い集めるだけではビーズアクセサリーはできません。実際にはデザインや作り方を考え、製作する時間や手間がかかっています。そう言った「目に見えない支出」もしっかり上乗せしていきましょう。でなければ、もし自分の作品が大人気になってどんどん売れたとしても手元に残るのはわずかな小銭……という悲しい事態になってしまいます。また、価格が安すぎると転売や市場価格の崩壊を招く恐れも否定できません。どうしても自分では価格がつけにくいと言う場合は、ほかの作家さんの手作りビーズアクセサリーの価格をチェックして相場観を掴むのも良いでしょう。

3.著作権侵害に気をつけよう
どこかで見かけたビーズアクセサリーと同じデザインのもの、本に載っていた作り方そのままで作ったもの……そういったビーズアクセサリーは絶対に販売してはいけません。著作権の侵害は社会的信用を失うだけでなく、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が科される場合もあります。「使うビーズをちょっと変える」といった小手先の誤魔化しも厳禁です。
お日様の下で胸を張って「これは私だけのオリジナルのビーズアクセサリーだ」と言えるものだけを販売しましょう。

作品を買ってもらいやすくなるちょっとしたポイント

全く同じビーズアクセサリーでも、ちょっとした工夫で売れ行きが変わることも少なくありません。

1.見栄えをよくする
フリーマーケットやレンタルボックスなどではただビーズアクセサリーを並べるだけでなく什器にもこだわってみる、インターネットを通しての販売ではより魅力的に見える写真の撮り方を工夫するなど、より見栄え良くビーズアクセサリーを紹介しましょう。インターネットを通じた販売では、包装にこだわることも大切です。

2.ビーズアクセサリーを身につけている場面を具体的に想像させる
材料やサイズのことだけでなく、普段使いにちょうど良いものなのかフォーマルな場でも使用できるのかなど具体的な着用シーンを提案して、そのビーズアクセサリーを身につけている場面を想像できるようにしましょう。

3.価格帯に幅を持たせる
特に高級なビーズを使ったものや複雑で作るのに手間暇のかかるものなどどうしても販売値段が高くなってしまう人は、それとは別に手頃な価格で販売できるビーズアクセサリーも用意してみましょう。「高い方のアクセサリーには手が出ないけどこっちのアクセサリーなら買えそうだ」と感じてもらうことで、買ってもらいやすくなります。 これらのポイントを頭に入れて、ビーズアクセサリー作りを一歩先に進めてみましょう。
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