編み物

冬のお出かけがもっと楽しくなる手編みバッグの作り方

関連キーワード

「手編みバッグ」といえば、麻ヒモや紙テープで作った夏のお出かけバッグだと思ってはいませんか?
でも、編み物のシーズンは冬!冬のお出かけバッグこそ毛糸を使って手編みで作ってしまいましょう。
毛糸の選び方を工夫するだけで、いかにもという手作り感を減らすことができるので、冬のお洒落にはぴったりですよ。

最初はクラッチバッグがおすすめ

初めて手編みバッグを作るのであれば、おすすめなのはクラッチバッグ(セカンドバッグ)です。
クラッチバッグは、財布とスマホだけを持ってちょっとお出かけという大きなバッグでは大げさすぎるというときに大活躍します。一昔前は「ダサい」という扱いを受けていましたが、ここ数年でクラッチバッグブームが巻き起こって様々なハイブランドがクラッチバッグを発売するようになり、性別を問わずすっかり定番のバッグとなりました。
形がシンプルな長方形で持ち手などもついていないのでメリヤス編みや細編みだけで編むことができ、編み物初心者の方でも作りやすいのも魅力です。

クラッチバッグを編むために必要なもの

まずは必要なものを用意します。

・毛糸
お好みのものを選んでください。
アクリルの毛糸なら安価で軽く、水洗いもできるのでおすすめです。逆に、モヘアなど毛足の長い毛糸は初心者にはおすすめできません。はじめのうちはブラックやネイビーなど暗い色の毛糸を選ぶと手作り感を薄めることができますよ。
太い毛糸の方がザクザクと編んでいけるので作業時間を短縮できますが、バッグの厚みが増えてしまうことと内布などのパーツを縫い付けにくくなってしまうので注意が必要です。

・棒針またはかぎ針
太さは使用する毛糸のラベルに記載されているサイズを参考にしてください。

・内布
ニットはその特性上、重たいものを入れると伸びて形が崩れてしまいます。また、中に入れたものが毛糸に引っかかってしまったり、編み目の隙間から小さなものやペンのように尖ったものが飛び出してしまう恐れもあります。
手編みバッグの美しさを保つためにもトラブル防止のためにも、内布をつけることをお勧めします。ダークカラーの毛糸を使うなら、逆に内布は思い切り明るい色合いのものにしても面白いですね。

・ファスナーやボタン
バッグの口を閉じるために、ファスナーを縫い付けたり上部を折ってボタンで止められるようにしておきましょう。

クラッチバッグを編んでみよう

用意ができたら、いよいよクラッチバッグを編んでみましょう。

1.バッグの表地を編む
出来上がりの大きさをイメージしながらメリヤス編み(かぎ編みの場合は細編み)でバッグの表地を編んでいきます。
バッグの表側・裏側と2枚編んで縫い合わせるより、表側と裏側を合わせた長さ分編んでから二つ折りにした方が簡単ですし、「同じように編んだつもりなのに表と裏でサイズが違った」というミスも避けることができるのでおすすめです。

2.内布を縫い付ける
内布を中表で縫い付けます。
ファスナーをつける場合は、まず1の生地(表地)にファスナーが裏を向くように重ねて端の方を縫い止め、その上に内布を重ねてファスナーを間に挟んだ中表になるようにファスナーを縫い止めたラインより少し内側を縫い止めてください。ファスナーのもう片方も同じように縫い止めます。
ボタンをつける場合は、つけたい位置にあらかじめボタンを縫い付けておきましょう。
表地と内布を縫い合わせた部分を中心に、それぞれが中表になるように半分に折り、返し口を残して縫い合わせ、表に返して返し口を縫えば完成です。

おすすめのクラッチバッグ編み図

やはり文章だけではわかりにくいという方や、もっといろんなデザインの編み方を知りたいという方は、Webで無料公開されている編み図をチェックしてみましょう。たとえば以下のもののように手芸メーカーのサイトでもクラッチバッグの編み図が公開されていますし、ほかにも編み図を無料公開している個人のサイトやブログも少なくありません。

<あむゆ〜ず>
メンズクラブマスターのクラッチバッグ(https://www.amuuse.jp/recipe/detail/amu-390.html
コンテのクラッチバッグ(https://www.amuuse.jp/recipe/detail/amu-389.html
どちらもワックスコードでくるっと止めるタイプです。
模様編みがありますが、一枚で編んだものを縫い合わせるだけなので、比較的簡単です。

<毛糸ピエロ>
バイカラークラッチバッグ(https://item.rakuten.co.jp/gosyo/215s-10/
夏のアイテムとして紹介されているものですが、2色づかいがおしゃれなクラッチバッグです。
クラッチバッグ(https://item.rakuten.co.jp/gosyo/663dcb/
マチとフタのついたたっぷりサイズのクラッチバッグです。
ニットクラッチバッグ(https://item.rakuten.co.jp/gosyo/372kcl/
メリヤス編みとガーター編みだけでできるシンプルで温かみのあるクラッチバッグです。
フリンジクラッチ(https://item.rakuten.co.jp/gosyo/215w-21/
バッグの下部にフリンジのついたクラッチバッグです。
クラッチバッグは作業手順が少なく、編み物初心者さんでも挑戦しやすいアイテムです。表地の一部だけ色を変えて編むだけで雰囲気が変わるのでアレンジも簡単。慣れてきたら、模様編みやモチーフ編みでおしゃれ度を上げたり、トートバッグなどほかのバッグに挑戦しても良いでしょう。

また、夏に編んだ(もしくは買った)籠バッグも、ニットのカバーを被せるだけで冬らしい雰囲気に早変わりします。籠バッグをお持ちの方は、模様編みの練習がてらカバーを作ってみてはいかがですか?

この冬、ぜひ手編みバッグ作りに挑戦してみてください。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ