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あみぐるみを赤ちゃんのファーストドールに!

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軽くて柔らかい毛糸は赤ちゃんにも安心して贈れます。毛糸で作るあみぐるみは、赤ちゃんのファーストドールとしても最適です。

今回は赤ちゃんのファーストドールを作るときのポイントをいくつかご紹介します。

オーガニックコットン100%の毛糸を使う

赤ちゃんに安全なあみぐるみを作るには、赤ちゃんのデリケートな肌にも優しい毛糸を選ぶことが大前提です。
毛糸は約3種類に分けられます。化学繊維(アクリル・ポリエステル)・動物性(ウールやカシミヤ・シルクなど)・植物性(綿・麻)の3つです。このうち赤ちゃんに向いているのは動物性か植物性のものです。化学繊維の代表的な素材のアクリルやポリエステルの原料は石油です。もちろん、人間が身につけるにあたって充分な安全性があることは言うまでもありません。しかし、化学繊維でかゆみが出たり、アレルギーを引き起こす人がいるのも事実です。そのようなトラブルを大事な赤ちゃんから遠ざけたいですよね。

更に言うと、オーガニック製品がベストです。化学肥料や化学薬品を使わずに育てられた植物や動物から作られた毛糸です。少しお値段ははりますが、「オーガニックコットンを選ぶこと」自体が赤ちゃんを思いやる配慮となり り、気持ちが伝わります。

いつも手は清潔に!清潔なところで編み物をする

どんなに良い毛糸を使っても、編む過程で汚れてしまっては元も子もありません。実は目には見えなくても手には皮脂などの汚れが付いてしまっているもの。冬は乾燥などを防ぐためにハンドクリームを塗る人も多いでしょう。編み物をする時間だけは、手には何も付けない状態にしておきましょう。

また手だけではなく、毛糸が触れるところは清潔にしておきます。編みながらお茶を飲んだりリラックスすることも多いですが、汚れやアレルゲンになりそうなものはなるべく接触させないように作業しましょう。

目などに小さい部品を使わない

0歳から4歳の子供の事故に多いのが、誤飲と言われています。
おもちゃや、発色の良い物を見るとお口に入れたくなっちゃうのが子供。あみぐるみ用に目玉やボタンなどの小さな部品は数多く売られています。どの部品を使おうか、選ぶ過程もあみぐるみを作るうえで楽しい過程ですよね。
でも、赤ちゃんに贈るあみぐるみには、本体から外れるリスクのある部品は使わないようにします。色の違う毛糸を目や鼻に見立てて縫う形で表現しましょう。
毛糸で 作っても小さな尻尾や耳などは縫い付けるのではなく、一緒に編み込んでいく方法にしましょう。縫ったとしても、小さなパーツだと外れてお口に丸々はいってしまうリスクはつきものです。
編み込んでおけば糸が外れて、パーツが取れてしまうまでにより時間もかかります。

毛足の長い毛糸は避ける

ふわふわ・もこもこしている毛糸だと編み目が目立たずに仕上がりもまた違うものになります。
先ほどのパーツ部分と共通する部分でもありますが、赤ちゃんは身の回りにあるものはなんでもお口に入れてしまいます。入れるだけでなく、噛んだり?みちぎろうとすることもあります。毛足の長い毛糸の編み目を引っ張ってその一本が噛みやすい状態になってしまうと、糸のちぎれてしまうリスクが高くなってしまいます。
強度や安全面を考えると低年齢の赤 ちゃんには毛足のない毛糸を選びましょう。

ケアの仕方を教える

赤ちゃんがお口に入れたり、地面に落としたり、あるいは食べ物で汚れてしまったり・・・折角赤ちゃんが気に 入ってくれても、汚れてしまって直ぐに傷んでしまってはもったいないですね。洗ってもなるべく痛まない毛糸を予め選んでおくことも大切です。

プレゼントとして贈る場合には、洗い方などのケアの方法まで伝えましょう。使った毛糸がウールか、綿かでも変わってきますが、基本的には、使用した毛糸のラベルに従ってケアをします。

オーガニックの毛糸の一般的なお手入れ方法には共通点がありますので、参考程度にどうぞ。
・水の温度:35〜45°度で手や腕の内側で触っても熱くない温度(ぬるま湯)であらう。
・洗濯機・乾燥機は使わずに、手洗いが基本。
・洗剤は無添加の石鹸を使う。
・清潔なタオルの上で転がしながら脱水をする。
・乾かす時には風通しの良い日陰に干し、日焼けによる毛糸の劣化を避ける。
・乾燥後、中綿が不均等になってしまったらお箸の先などで綿を均一になるよう調整する。
・毛玉はこまめに取り除く。
・・・などです。前述しましたが、使用したラベルのケア方法に従ってケアしましょう。

最後に!

手作りが苦手な人は結構いるので、心を込めて編んでも実は喜んで貰えないこともあります。抵抗力の弱い赤ちゃんにぬいぐるみを触らせるのはある意味リスクに感じる人もいるでしょう。新生児の時期ではなく、ある程度抵抗力を構築した1歳前後の頃に使ってもらうくらいの心持ちで作りましょう。

心の通った関係の相手・赤ちゃんに贈るのがベストです。 贈る赤ちゃんのことを想って、優しい時間を過ごしましょう。
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