不器用さんに捧ぐ!絵の具のレジン着色テクニック!
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レジンの着色がなかなか難しいと思っていませんか?
レジン専用の着色剤や、あらかじめ色がついているカラーレジンの種類は豊富にありますね。どれもレジン専用でちょっと高価だな…と感じたら、絵の具がおすすめです。
絵の具を活用している作家さんも数多くいらっしゃいますし、絵の具なら安価で試作品が作れます。 水彩絵の具とアクリル絵の具を使い分けて幾通りの着色が楽しめますよ。
レジン専用の着色剤や、あらかじめ色がついているカラーレジンの種類は豊富にありますね。どれもレジン専用でちょっと高価だな…と感じたら、絵の具がおすすめです。
絵の具を活用している作家さんも数多くいらっしゃいますし、絵の具なら安価で試作品が作れます。 水彩絵の具とアクリル絵の具を使い分けて幾通りの着色が楽しめますよ。
水彩絵の具とアクリル絵の具のそれぞれの特徴は?
水彩絵の具は紙の上で使われることが前提です。『水の量で透明度を調整する』ことで、水彩絵の具の特徴である、透け感が表現できます。レジンに混ぜて使う場合はレジンの量を変えて透明度を調整します。
アクリル絵の具の方は紙だけではなく、木材やガラスなどにも使われます。どの素材にもしっかり定着できるように不透明に仕上がるのが基本です。レジンで薄めることもできますが、どこかくすんだような透明感になってしまいます。
逆にパステルカラーを表現するときや、マットに仕上げたいときにはアクリル絵の具を使うとよいでしょう。
では、実際にそれぞれの絵の具でできる着色を実例と一緒に見ていきましょう。
基本的に使うもの
水彩絵の具もしくはアクリル絵の具・透明のuvレジン液・UVライト・型・つまようじ・UVライトに当てるプレート・絵の具とレジンを混ぜるパレット
アクリル絵の具の方は紙だけではなく、木材やガラスなどにも使われます。どの素材にもしっかり定着できるように不透明に仕上がるのが基本です。レジンで薄めることもできますが、どこかくすんだような透明感になってしまいます。
逆にパステルカラーを表現するときや、マットに仕上げたいときにはアクリル絵の具を使うとよいでしょう。
では、実際にそれぞれの絵の具でできる着色を実例と一緒に見ていきましょう。
基本的に使うもの
水彩絵の具もしくはアクリル絵の具・透明のuvレジン液・UVライト・型・つまようじ・UVライトに当てるプレート・絵の具とレジンを混ぜるパレット
水彩絵の具
シャボン玉風
七色に輝くまあるい形のシャボン玉の色合い。一瞬で消えてしまう繊細なシャボン玉をレジンで表現してみましょう。型に流し込んで作るのでなじませるのも簡単です。
必要なもの・水彩絵の具(赤・青・黄・緑)・レジン液・型
1.レジン液を4つに分けて、それぞれ赤・青・黄・緑の着色料で色付けします。あまり濃くならないようにしましょう。
2.型の縁に沿って4色を四方に配置します。それぞれをつなぎながらレジン液を置いていきます。閉じてしまっても大丈夫ですが、中心部分はなるべく開けておきます。
3.透明のレジンで中心部分を埋めます。色付きのレジンで埋まってしまった場合はつまようじなどの先に透明のレジンを溜めてつまようじの先を中心部分に触れます。すぐに離さずゆっくりつまようじを引き上げることで透明のレジンが色付きのレジンを押し広げていきます。つまようじの先を使って色の境い目を軽くなじませます。
4.硬化させて出来上がりです。
シャボン玉を見るとよくわかりますが、中心部分は透明でふちの方が光の屈折で色鮮やかになっています。その様子をよくとらえたテクニックです。
好みによって色を濃くしたり、色の種類を減らしたり…アレンジが楽しめます。
七色に輝くまあるい形のシャボン玉の色合い。一瞬で消えてしまう繊細なシャボン玉をレジンで表現してみましょう。型に流し込んで作るのでなじませるのも簡単です。
必要なもの・水彩絵の具(赤・青・黄・緑)・レジン液・型
1.レジン液を4つに分けて、それぞれ赤・青・黄・緑の着色料で色付けします。あまり濃くならないようにしましょう。
2.型の縁に沿って4色を四方に配置します。それぞれをつなぎながらレジン液を置いていきます。閉じてしまっても大丈夫ですが、中心部分はなるべく開けておきます。
3.透明のレジンで中心部分を埋めます。色付きのレジンで埋まってしまった場合はつまようじなどの先に透明のレジンを溜めてつまようじの先を中心部分に触れます。すぐに離さずゆっくりつまようじを引き上げることで透明のレジンが色付きのレジンを押し広げていきます。つまようじの先を使って色の境い目を軽くなじませます。
4.硬化させて出来上がりです。
シャボン玉を見るとよくわかりますが、中心部分は透明でふちの方が光の屈折で色鮮やかになっています。その様子をよくとらえたテクニックです。
好みによって色を濃くしたり、色の種類を減らしたり…アレンジが楽しめます。
水面風
シャボン玉で使ったグラデーションの着色を応用します。水彩絵の具は透明感があるので水の表現にはピッタリです。表面の白濁も水彩絵の具を使ってよりさわやかに仕上がりますよ。
必要なもの:水彩絵の具(白・赤・黄・青)・ラメ・プラバン
1.好みの形に切ったプラバンを加熱して形成します(今回は6角形)。
2.水彩絵の具で色を作ります。白と赤(ピンク)、白と黄色(淡い黄色)、白と青(水色)でそれぞれ淡い色を作ります。レジンに対して絵の具はほんの少しにして、薄く色付けします。
3.レジンを6つパレットに出し、それぞれピンク・淡い黄色・水色・ラメ・白を混ぜ、一つは透明のまま残しておきます。
4.プラバンの上にラメ入りのレジンを広げて硬化させます。次にピンク・淡い黄色・水色のレジンをのせて、境い目をなじませて硬化します。
5.白のレジンを薄く全体に伸ばします。この後に足す透明のレジンのスペースを確保するため、全体を薄くおおうくらいを心がけましょう。つまようじの先を使って透明のレジンを一滴ずつゆっくりのせていきます。素早くつまようじを離してしまうと透明のレジンが定着しないのでコツは『ゆっくり』です。硬化します。
6.最後に透明のレジンでコーティング・硬化して完成です。
シャボン玉で使ったグラデーションの着色を応用します。水彩絵の具は透明感があるので水の表現にはピッタリです。表面の白濁も水彩絵の具を使ってよりさわやかに仕上がりますよ。
必要なもの:水彩絵の具(白・赤・黄・青)・ラメ・プラバン
1.好みの形に切ったプラバンを加熱して形成します(今回は6角形)。
2.水彩絵の具で色を作ります。白と赤(ピンク)、白と黄色(淡い黄色)、白と青(水色)でそれぞれ淡い色を作ります。レジンに対して絵の具はほんの少しにして、薄く色付けします。
3.レジンを6つパレットに出し、それぞれピンク・淡い黄色・水色・ラメ・白を混ぜ、一つは透明のまま残しておきます。
4.プラバンの上にラメ入りのレジンを広げて硬化させます。次にピンク・淡い黄色・水色のレジンをのせて、境い目をなじませて硬化します。
5.白のレジンを薄く全体に伸ばします。この後に足す透明のレジンのスペースを確保するため、全体を薄くおおうくらいを心がけましょう。つまようじの先を使って透明のレジンを一滴ずつゆっくりのせていきます。素早くつまようじを離してしまうと透明のレジンが定着しないのでコツは『ゆっくり』です。硬化します。
6.最後に透明のレジンでコーティング・硬化して完成です。
アクリル絵の具
パステルカラー
パステルカラーの表現はアクリル絵の具がお勧めです。あらかじめ色が調整されているものも多く販売されています。また、自分の好みで色を作ることもできます。無限大に色を表現できるのは絵の具の最大の魅力です。
必要なもの・アクリル絵の具(パステルカラー・もしくは白・黄・青・緑・赤)
1.型の半分くらいまで透明のレジンを入れます。パーツを埋め込みたいときにはこの段階で入れましょう。UVライトで硬化します。
2.カラーの調整です。基本のカラーに白の絵の具を混ぜて好みのパステル色を作ります。基本の赤青黄緑の基本色のほか、えんじ色・マスタード色・ウグイス色などを作ると和風の雰囲気にもなります。すでに好みのカラーの絵の具を用意している場合はこの工程は省きます。
3.レジンに絵の具を混ぜます。レジンに対して量が多すぎるとレジンが硬化しないので、10円玉サイズに対してつまようじでアクリル絵の具を2〜4回足すくらいの量が良いでしょう。
4.1の硬化させたレジンを型から外し、底に絵の具で色を付けたレジンを広げます。つまようじなどを使って丁寧に隅まで覆います。硬化させます。
パステルカラーの表現はアクリル絵の具がお勧めです。あらかじめ色が調整されているものも多く販売されています。また、自分の好みで色を作ることもできます。無限大に色を表現できるのは絵の具の最大の魅力です。
必要なもの・アクリル絵の具(パステルカラー・もしくは白・黄・青・緑・赤)
1.型の半分くらいまで透明のレジンを入れます。パーツを埋め込みたいときにはこの段階で入れましょう。UVライトで硬化します。
2.カラーの調整です。基本のカラーに白の絵の具を混ぜて好みのパステル色を作ります。基本の赤青黄緑の基本色のほか、えんじ色・マスタード色・ウグイス色などを作ると和風の雰囲気にもなります。すでに好みのカラーの絵の具を用意している場合はこの工程は省きます。
3.レジンに絵の具を混ぜます。レジンに対して量が多すぎるとレジンが硬化しないので、10円玉サイズに対してつまようじでアクリル絵の具を2〜4回足すくらいの量が良いでしょう。
4.1の硬化させたレジンを型から外し、底に絵の具で色を付けたレジンを広げます。つまようじなどを使って丁寧に隅まで覆います。硬化させます。
北欧風フラワー
アクリル絵の具で作る北欧風フラワーです。パステルカラーや、原色は北欧風のフラワーとの相性は抜群!形もシンプルでレジンが広がりやすいので簡単にできます。
必要なもの:アクリル絵の具・ビーズ・ラメ
1.プラバンを花の形にカットし加熱する。
2.アクリル絵の具をレジンに混ぜてプラバンの上に伸ばします。硬化します。
3.透明のレジンをのせて、端までしっかり広げます。ビーズを中心部分に配置します。ビーズの穴の部分が見えないようにつまようじや針などを使います。硬化させて完成です。
アクリル絵の具で作る北欧風フラワーです。パステルカラーや、原色は北欧風のフラワーとの相性は抜群!形もシンプルでレジンが広がりやすいので簡単にできます。
必要なもの:アクリル絵の具・ビーズ・ラメ
1.プラバンを花の形にカットし加熱する。
2.アクリル絵の具をレジンに混ぜてプラバンの上に伸ばします。硬化します。
3.透明のレジンをのせて、端までしっかり広げます。ビーズを中心部分に配置します。ビーズの穴の部分が見えないようにつまようじや針などを使います。硬化させて完成です。
最後に
ちなみに絵の具の質によっては同じ結果が得られないこともあります。
高価な絵の具を買う必要はありませんが、100円均一などで売られているものではなく、手芸店やクラフト店での購入をお勧めします。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
高価な絵の具を買う必要はありませんが、100円均一などで売られているものではなく、手芸店やクラフト店での購入をお勧めします。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。