uvレジン

みんなはできてる?レジンの型の活用!

関連キーワード

レジンの型、持ってはいるけど…サンプルのようにきれいにいかない!
レジンの着色がきれいにできても、ラメを入れてもなんだか子供のおもちゃみたいになってしまう…とお悩みではありませんか?
型を最大限に活用できるポイントをそれぞれ見ていきましょう。

1.全体のデザインは先に考えておく

作業に入る前に、バーツをどの部分に配置するのか、ラメはどの段階でどれくらい流し込むのか…などを把握しておきましょう。
なんとなく進めてしまうとパーツの配置が遠すぎたり近すぎたり、ラメが偏ってしまったり…なんてことになりかねません。
慣れるまでは全体のイメージを紙に描いておくと失敗が防げます。

2.レジン用の道具を活用

レジンを流し込む口が小さかったり、複雑な形の型も多数あります。レジンの量も増えてくるので代用品では不便に感じたり、仕上がりに差が出てくることもあります。レジン専用の道具を活用することで完成度を高めることができます。

・調色パレット
持ち手と注ぎ口のあるものを選びましょう。型が大きいとレジンの量も多くなってきます。レジンを型に入れるときにスティックやつまようじなどでは時間がかかるうえ、気泡が混ざるリスクも高くなります。パレットから直接注ぎ込むと手間もかからず、仕上がりもきれいです。

・スティック
ヘラ・スプーン・ニードルが付いた便利なスティックです。平たく硬化する場合はつまようじなどで代用している方は多いと思います。型を使うときにはレジンの量が増えてくるのでつまようじよりも平たいスティックタイプを使用することでより均等に短時間で混ぜることができます。小さなスプーンはレジンを流し込むときにももちろん使えますし、着色料を測ることもできるので安定したカラーリングができます。
・エンボスヒーター
使用するレジンの量が増えると、たくさんの気泡をニードルやつまようじで取り除くのは大変な手間です。エンボスヒーターの熱風でたくさんの気泡を一気に取り除くことができます。魔法のように気泡が消えてクリアーになります。

・やすり
特にハードタイプのレジンを使うときにはバリ取りに重宝します。バリとは型からはみ出た余分なレジンのことをいいます。削るとレジンが粉末化するので、水をつけながら使います。

3.デコレーション素材を使う

デコレーション素材を使うことで完成度が上がりますが、きれいに硬化させるためにそれぞれポイントがあります。

【ラメ、ホログラム】
小さい型であれば数分で硬化できますが、大きなサイズや、使っているランプによっては10分以上硬化に時間がかかる場合があります。その間、大きなラメなどは重さで下に落ちてきてしまうので数回に分けて硬化するとよいでしょう。特に筒状の型は一気にレジンを流し込んでしまうと底部分の調整が難しいので、数段階に分けて硬化します。

【プラバン】プラバンにあらかじめ色を付けて焼いて小さくしたものをレジンの中に閉じ込める方法があります。透け感と淡い色の微妙なバランスが表現できるプラバンならではのかわいらしさは完成度をぐっとあげてくれます。コツは注ぎ込むレジンの色より濃く着色することです。

【パーツ】
レジン用のパーツも数多く販売されています。丸カンなどを通す穴がついていないパーツを選びましょう。パーツは金属製だと重さがあるので、段階的に硬化します。その際にデザインの全体像をしっかりと把握して配置することがポイントになってきます。

また、王冠など丸環付きの立体的なパーツは、出来上がったレジンの上にくっつけて仕上げに使うこともできます。形にとらわれずに、レジンとうまく掛け合わせてパーツを使うとオリジナルの作品ができますよ。

【花や植物などの自然素材】
自然のかけらを小さく閉じ込めたレジンの世界観に惚れ惚れしてしまいますね。厚みが存分に表現できる型では花の立体を保った状態でそのまま閉じ込めることができます。もちろん、押し花にして透け感を出した繊細な花びらを散らすこともできます。無理やり押し込んでしまうと圧がかかって変形してしまうので、ゆっくりレジンを流し込むか、レジンに浸していくようにしましょう。

4.グラデーションは硬化を甘く 

複数の色が混ざり合ってだんだんと色が変わるグラデーションの様子は幻想的ですが、混ぜすぎると色がくすんでしまうので微妙な調整が必須です。
コツは少しずつ硬化させながらレジンを型に流し込むことです。淡く色づけしたレジンを流し込み、若干傾けて数秒硬化させ、水平に戻して硬化。次の色を足して同じように傾けて水平に戻す・・・を繰り返します。
そのまま硬化すると水平に色が重なっていきますが、360度傾きを変えながら色を足していくことで動きのあるグラデーションができ、適度に境目をぼやかすことができます。

5.レジン専用以外も!

レジンの型と言っても、専用である必要はありません。基本的にシリコン製であればレジンに使用できます。アイストレーや、チョコレート用の型、シリコン製の鍋敷きなどもよく使われています。グミのケースも型として有能です。身の回りのものを観察して型に使えそうなものを探すのも楽しいですね。

最後に

型が大きくなるにつれて配置も難しくなってきますが、コツさえつかめばあなたもきれいな作品を作ることができます。
流行りの『オルゴナイト』や『鉱物レジン』にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ