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秘境・寸又峡へ絶景の紅葉を観に行こう 夢の吊橋からの幻想的な光景も

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静岡県川根本町にある寸又峡は、四季折々の自然が楽しめる絶景スポットです。静岡県中部を流れる大井川の最後の秘境とも言われており、幻想的な雰囲気も楽しめます。今回はそんな寸又峡の魅力に迫っていきましょう。

雄大な自然の中で紅葉の絶景を楽しむ

寸又峡は静岡県中部を流れる大井川の支流、寸又峡の峡谷です。大井川の最後の秘境とも呼ばれており、大井川上流地域にはいまだ手つかずの雄大な自然が残っていることから、1976年に大井川源流部原生自然環境保全地域に指定されています。寸又峡はその景観の素晴らしさから、「21世紀に残したい日本の自然百選」、「新日本観光地百」にも選定されており、新緑や紅葉の時期は格別に美しい絶景が望めることでも有名です。実際に大井川沿いでは例年10月中旬〜12月中旬頃まで赤や黄色のさまざまな葉が色づき、峡谷をダイナミックにかつ繊細に彩ります。

スリル満点の「夢の吊橋」を渡ろう

寸又峡にはいろいろなハイキングコースがあり、四季折々の美しい自然を楽しみながらゆっくりと季節が堪能できます。湖面に映る秋の紅葉も見事な景色です。また、かつて森林鉄道のトロッコが走っていたという「飛龍橋」や、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選定された「尾崎坂展望台」など、寸又峡には見どころも多種多様にありますが、なかでも特に人気のスポットとして有名なのが「夢の吊橋」です。

「夢の吊橋」は大間ダム湖に架かっている、長さ約90m・高さ約8mの吊橋で、夢に出るほど幻想的だという意味のほかに、渡るのが怖くて夢に出てきそうだという意味もあるのだとか。実際に吊橋の渡り板は2枚だけで、下を見れば足がすくんでしまいそうなスリル感もありますが、同時に寸又峡のエメラルドグリーンの水面と深緑の自然との見事なコントラストが楽しめます。特に紅葉の時期は赤や黄色も加わり、より見事な絶景が望めるほか、水面に紅葉が映る幻想的な光景も観ることができます。
「夢の吊橋」は橋の両側に手すりとなるワイヤーも設置されているので、小さな子どもでも、親御さんとしっかり手をつないで渡るのであれば、問題なく渡ることができます。ただ、吊橋の中央に向かうにつれて揺れが大きくなっていくほか、風が吹くとドキッとしてしまうくらいのスリル感があるので、渡るときはくれぐれも注意しましょう。ちなみに「夢の吊橋」を1度に渡ることができる人数の上限は10人までとされており、行楽シーズンなどは一方通行に制限されることもあるようです。

温泉郷としても有名な静岡県・寸又峡

静岡県にある寸又峡は、寸又峡温泉という温泉があることでも有名です。寸又峡温泉は温泉に入ったのち、肌がツルツルすべすべした感じになることから、「美女づくりの湯」とも言われている、特に女性におすすめの温泉です。また、自然豊かな寸又峡温泉には町営の露天風呂も設けられており、そこからは満天の星空を眺めながらゆっくりと露天風呂につかるという非日常的な極上の体験もできます。

寸又峡へ紅葉狩りにお越しの際は、ぜひ寸又峡温泉にも立ち寄ってみてください。

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