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シンボルツリーにもしたいモクレン!どんな種類がある?

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モクレンと言えば、大きく育ち、まだ肌寒い時期にきれいな花が咲かせるので有名ですよね。シンボルツリーにもしたい木として人気です。そのモクレンには一体どんな種類があるのでしょうか。モクレンにもいろいろな種類があって楽しめますよ。どんなモクレンをシンボルツリーにするとおすすめなのかをご紹介します。

モクレンの木の特徴は?

モクレンの木のまず特徴ですが、大きく育つという特徴が一つあります。シンボルツリーにすると目立って印象的になります。モクレンは、中国原産で4m~5mに育つ木です。別名「シモクレン(紫木蓮)」とも呼ばれている木です。

最近は、同じ中国原産ですが、樹高20mにもなるという高木の「ハクモクレン(白木蓮)」もよく日本で植えられるようになりました。「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の違いは、花の色が紫と白という違いが、まずあります。「モクレン(紫木蓮)」は、外側は紫色をしていて、中は白い花をしているのが特徴ですよね。

「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の違いは?

モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の花の違いは、他にもあります。「モクレン(紫木蓮)」は、花びらが6枚と少ないのに対し、「ハクモクレン(白木蓮)」は、花弁が9枚と多く見え、華やかな印象です。ただ、「ハクモクレン(白木蓮)」の場合も花弁は6枚で、萼片が3枚となっていて、萼片が花のように見えるだけの違いとなっているようです。

そして、「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の花の咲き方には大きな別の違いもあります。「モクレン(紫木蓮)」は、花が咲く際に葉が出て、花が終わると葉に花が隠れてしまいます。一方、「ハクモクレン(白木蓮)」は、花が咲く時には葉が一切なく、花が終わってから葉が出るため、花が目立ちます。

「ハクモクレン(白木蓮)」の方が花だけが咲くので花も華やかで印象的に見えます。白い大きな花が、まだ花が少ない時期に、華やかに咲くため際立ちます。そのため最近では「ハクモクレン(白木蓮)」を植えるという人も増えてきていると言えるでしょう。

他にも、「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」は、樹高が大きく違いますよね。「モクレン(紫木蓮)」は、あまり大きくならず、樹高4m~5mで株立ちになって横に広がりやすいのが特徴です。少し、庭に広さがあった方が植えやすいでしょう。高さはあまり大きくなりませんが、直径3mほどの広さを周りに持っておくとおすすめの木です。

一方「ハクモクレン(白木蓮)」は、高く育ちますので想定しておくといいでしょう。

サラサモクレン(更紗木蓮)もあり

また、他にも「サラサモクレン(更紗木蓮)」というモクレンの品種もあります。「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の交雑種です。樹高も中間的な高さで、6m~10mの高さに生長します。

花の色も「モクレン(紫木蓮)」と「ハクモクレン(白木蓮)」の中間的な優しいピンクが多く、他にも白い花や紫の花もありますよ。モクレンの花と言うと、上向きに咲いて、全部の花弁が開き切らずに咲くのが特徴ですが、「アレクサンドリナ」という品種は、外側が紅紫色で、内側が白の花が平らに開き切って咲くのが珍しい品種ですよ。

これらのモクレンは、花の咲く時期の順番としては、少し時期がずれていて、「ハクモクレン(白木蓮)」が最初に咲き、次に「サラサモクレン(更紗木蓮)」、そして「モクレン(紫木蓮)」と咲いていきます。香りがいいのもモクレンの魅力になっていますよね。

モクレンの歴史も知っておきませんか?

モクレンには、またとても古い歴史があります。中国では元々、今の日本のように花を観賞する木としてではなく、漢方用に植えられてきました。「辛夷(しんい)」と呼ばれるモクレンの蕾を、頭痛や鼻炎に効く薬として使っていた歴史があります。

そして、平安時代にモクレンが日本に渡来。中国から渡来してから長い歴史を誇っているのがモクレンの木です。

モクレンがシンボルツリーに向いている理由は?

モクレンがシンボルツリーに向いている理由は、耐暑性や耐寒性が強いということも一つの大きな理由です。中国原産で、落葉樹ですが、育てやすく、シンボルツリーとしてもおすすめです。落葉はしてしまいますが、4月前の花が少ない時期に庭に春を呼び込んでくれますよ。

また、樹形も広がることがありますが、自然に、卵型のように整っていきますので、おすすめです。剪定をしたい場合も、新芽が出る前の5月頃に行うといいでしょう。

モクレンをシンボルツリーにして花と香りを楽しんで

モクレンのいろいろな種類についてご紹介しました。モクレンというと紫木蓮を厳密には指しますが、他の「ハクモクレン(白木蓮)」や「サラサモクレン(更紗木蓮)」も人気です。庭の広さによって、どのモクレンを育てるのかを決めるといいでしょう。

どれも樹形がきれいに整い、高さも高くなるのでシンボルツリーとしてもおすすめです。育てやすいモクレンですので、毎年の花と香りを楽しみにぜひ1本は植えてみたいですね。

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