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「今日作りたくなる」ケークサレのレシピ

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お菓子にも色々なものがあります。国や土地により、味も形態も異なりますが、一般的なイメージとして、基本的にお菓子というと甘いものを想像する方も多いでしょう。
しかし、和菓子におけるせんべいのように、常に甘いわけではありません。ここでいう甘さとは、飴玉や砂糖やクリームの甘みのことを言います。フランス菓子のケークサレとは、そんな「甘くない」お菓子の代表です。

ケークサレとは、フランス発祥のケーキの一種のことで、サレとはフランス語で塩を意味する「sale」から来ています。ケーク(「cake」)はお菓子。つまり、塩味のお菓子という意味です。
見た目にはちょっとしたパイのようでもありますが、おかずとして朝食などに食べるのもおすすめです。
お洒落な響きの割に結構そのまんまの名前ですが、バームクーヘンも「お菓子の木」という意味ですし、案外単純なネーミングの料理やお菓子というものはあります。
名前こそ単純明快ですが、味や作り方はそうでもありませんでした。Tedo氏によるレシピ動画、今回はそんなケークサレをご紹介。
声による説明はありませんが、動画と簡単な説明はありますので、初心者の方でも簡単に作れます。
まずは、材料とレシピから。

【材料】
・カボチャ 100g
・小松菜 2分の1束
・にんじん 50g
・薄力粉 200g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・ベーコン お好みのサイズ
・ペコリーノチーズ 適量(野菜の具材と一緒に細かく刻んで入れる)
・卵 2個
・豆乳 100cc
・オリーブオイル大さじ1
・ミニトマト 1個

まずカボチャ、小松菜、にんじんを適当な大きさに切り、蒸し器に入れて蒸してください。蒸す前の段階ではにんじんは輪切り、カボチャも大き目と、大雑把な切り方で構いません。本格的な調理は、蒸して野菜が柔らかくなってから行うので、この段階では大きくてもいいのです。
野菜を蒸している間、薄力粉とベーキングパウダーをボウルに入れます。ふるいに入れて、すべてを投入してください。
野菜が蒸しあがったら、今度は細かく刻んでいきます。ペコリーノチーズも同じく細かく刻んで、野菜と同じボウルに入れましょう。
次はベーコンを、これまた細かくカットして痛めて、野菜やチーズと同じボウルに入れてください。
別のボウルに卵、豆乳、オリーブオイルを入れて、しっかりと混ぜ合わせます。これがケークサレの生地になるので、この工程は大事です。

混ざったら野菜、チーズといった具材と生地を一緒にします。これもよく混ぜ合わせましょう。野菜の方に生地を入れるか、生地のボウルに野菜を入れるか。どちらでも構いません。要は混ざればいいのです。
生地の部分がしっかりと具材に絡みつくほどに混ぜた方がいいかもしれません。
生地と具材が混ざったら今度は薄力粉を入れてください。これで、いくらか材料が混ざり、固まってくるはずです。液状から、いくらか固体状になります。
まるでポテトサラダのようになったところで、耐熱仕様の深い容器を用意してください。
本当はここでクッキングシートを使うのですが、ちょっとTedo氏の方でミスがあったようで、シート無しで作ることになりました。クッキングシートがなくても作ることは可能ですが、あるに越したことはないでしょう。
容器にオリーブオイルを塗り、薄力粉をまぶします。余計な薄力粉は落としてしまっていいそうです。容器を逆さにし、叩いて余った分を使います。
今回使われた容器は20cm×11cm×6cmです。サイズ等は自由でいいんかもしれませんが、初心者の場合はこのくらいの型から始めた方が無難と思われます。
油と薄力粉の残る容器に、具材を投入。容器全体に具材がいきわたるように、しっかりと生地を伸ばしていきます。まんべんなく、そして上面が平らになるようにしっかりとならしましょう。
どうもうまく混ざっている感じがしない、と思った時には容器を持って何度か軽く落とすと、いいあんばいに生地が混ざり、落ち着きますので、お試しください。
生地や具材をならしたらミニトマトを輪切りにし、生地の上面に並べます。いい具合に並べられたら、いよいよ加熱です。予熱しておいた180度のオーブンで40分焼いて下さい。

焼き上がったら容器から出しましょう。この段階ではパウンドケーキのようにも見えます。しかし、パウンドケーキほどの甘みはありません。
最後はお好きな大きさにカットしてお召し上がりください。

名前こそ「塩気のあるケーキ」となってはいますが、砂糖を使わないだけで、実際には野菜の甘みを楽しむことができるケーキです。材料によっては絶妙かつ微妙な野菜の味加減を堪能できるでしょう。
国や地域に特色があるように、甘さやお菓子の味にも色々なものがある。ケークサレとは、そんなことを感じさせてくれるお菓子です。未知なる世界とまでは行かなくとも、今までとは違う自分に会えるかもしれません。

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