フラワーアレンジメント

ラッピングまでトッププロが教える可愛いヒマワリのウェディングブーケ

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ウェディングブーケというものは、一生に一度の大切な晴れ舞台を共にするものであり、次の花嫁へのバトンにもなります。

ウェディングブーケの講習は、永塚氏の講習動画を視聴している方も熱望していたようで、実現の運びとなりました。
とはいえ、いきなり大きなブーケを作るのはハードルが高いということで、少々小さくかわいいブーケを作ります。おまけにただ結束するだけではなくリボンで巻き上げ、ラッピングする方法まで教えてくれるとのことです。
メインの花材はヒマワリ。夏の代表花で、かわいくもあるので女性に人気があります。

【花材】
・ヒマワリ
・ヒュペリカム
・ケイトウ(グリーン)
・ガーベラ(オレンジ)
・ドラセナ(リーフ)

まず加工を行います。ここでいう加工とは、リーフを一枚一枚ちぎり、丸めてホッチキスで留めることです。
葉の先端を出しておいたり、輪の中にしまったり、ちょっと緩めに巻いておくなど、丸め方にもバリエーションが存在。こういうところでセンスが出たりしますが、最初の内や練習の段階ではお好みでどうぞ。

花も加工を行います。今回の花材で言えばヒュペリカムが相当しますが、これをブーケにするのに十分程度の長さに切り分けてください。
こうした作業は、片手がふさがるブーケ作りの特性上、必要な工程です。

花材の加工が終わったらいよいよブーケを作り始めます。まず用意するのは、メインのヒマワリ。1本のヒマワリを持ち、2本のドラセナ(加工済み)で挟んでください。これを「かませる」といいます。
2本目のヒマワリを配したら、今度はケイトウを使い、ヒュペリカムを入れてください。ケイトウを挟んで、ヒマワリの逆側に配置します。
ヒュペリカムは一塊にせず、間にガーベラを入れてかわいさを演出。ヒマワリとヒュペリカムの間にドラセナを加え、もう一つケイトウを加えてください。
ブーケ作りで大事なのは、「あれもこれも」と花を加えることではありません。全体のバランスです。それと、上から見た時に丸くなっているかどうかも確認しましょう。
ガーベラ、ヒマワリと、ブーケが全体的に丸くなっているのを意識しながら花材を追加してください。
永塚氏はよくリーフを丸めたアレンジを行います。アレンジメントの場合は動きをつけるためですが、今回のブーケでドラセナの葉を丸めたのは、花と花の間に入れるためでした。永塚氏主催のフラワースクールでは「フラワークッション」と呼ぶそうです。

フラワークッションはブーケにおいて一番重要だと永塚氏は言います。実際花だけだと何だかスカスカになってしまうので、穴埋めとしての意味もあるのでしょう。ブーケもだんだんボリュームが出てきました。
残った花材を全て入れたら、形を整えます。手に握っての制作だとお花もずれて来るので、その修正をするのです。
お花は終わったので、今度は結束が始まります。

結束に使うのは、紐。永塚氏は結束紐と呼んでいますが、本や段ボール箱などをまとめるあのビニールの紐です。

まず先端をループにしましょう。そのループ状にした部分を親指で押さえます。長い方の紐はぐるぐると上に向かって巻いて下さい。巻き上げも少しずつずらした状態で行うと綺麗に見えます。人差し指分くらいの太さになったらもう一つループを作り、最初のループに入れて、最初のひもを引っ張り不要な部分を切って結束は終了です。

続いてラッピング作業に入ります。まず保水ペーパー、もしくはウェットティッシュで、持ち手部分を巻いて下さい。輪ゴムで縛り、一旦水に浸け、絞ります。それが済んだらビニール袋で濡れた部分を巻いて、セロテープで留めて下さい。

まだ見てくれが悪いということで、まず下のワサワサしたところをまとめ、短く切ったリボンをUの字にして持ち手を挟みます。これもセロテープで留めてください。
開いた部分にもリボンを置きますが、ここでは親指で押さえ、反対側を中指で持って、押さえた部分を織り込みつつリボンを巻いていきます。

持ち手部分を全て巻いたら最後にもう一周だけしましょう。この時、少し浮かせておきます。最後に紐の先端を浮かせた部分に入れて完了です。余った部分は切ります。
これで一応完成ですが、ループにしたリボンをつけたいならそれでもかまいません。あなたのセンスで素敵なブーケを作ってください。

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