景勝地

岩手県ならではの工芸品・お土産を買う! 〜光原社・小岩井農場牧場館・盛岡駅ビル フェザン〜

関連キーワード

東北の岩手県には観光名所が多いだけでなく買い物スポットも多くあります。
例えば全国的に有名な小岩井農場や歴史ある工芸店の光原社などでは見て楽しいだけでなく、様々な買い物も楽しめます。
ここではそれら岩手県の買い物スポットについて紹介していきたいと思います。

1.光原社

「民芸の桃源郷」とまで呼ばれる一流の工芸品が集まる光原社ですが、その始まりは工芸店ではなく「出版社」でした。
創業者の及川四郎は農薬の製造販売、農業教科書の出版をしていた際に高校の1年先輩であった宮沢賢治と再会し、『注文の多い料理店』を出版します。
今でこそ教科書に載るほど有名な物語ですが、当時はまったく話題にもなりませんでした。
そうして事業が厳しくなるなか、及川四郎は新たな事業として南部鉄器、南部鉄瓶の製造販売を始めます。
さらに鉄瓶の錆止めに使用していた黒漆から漆器の販売も始め、徐々に工芸サロンとして知名度を上げていくことになります。
1937年ごろからこの地には陶芸家の濱田庄司や河井寛次郎、染色工芸家の芹沢?介、版画家の棟方志功など日本を代表するような工芸家たちが集まるようになります。

その後、全国の民芸品を扱う工芸店へと変化していきました。
光原社の敷地内にはそれぞれの工芸品を扱う店舗が造られています。
商品を扱う店舗部分である「新館」「旧館」だけでなく、応接室としての機能がある「ゑげれす館」、世界の民芸品を扱う「カムパネラ」などの建物が中庭を囲むように構成されており、ここだけで一つの街のようになっています。
また、ここでゆっくりと時間を過ごせるようにと、民芸品に囲まれた店内で本格的なコーヒーと名物である「くるみクッキー」が味わえる「可否館」という喫茶店はぜひ訪れたい場所です。
事前に予約をしておけば、過去にここを訪れた工芸家たちの作品や資料が展示されている「資料室」を無料で見学することができます。
2階にはオリジナルの漆器を製作する「うるし工房」もあります。
光原社は盛岡市内にあるため、訪れるのにも便利な場所です。

2.小岩井農場牧場館

「牛乳」や「コーヒー」などの製品が全国的にヒットしている「小岩井農場」は単なる生産施設としてだけではなく岩手県を代表する観光地としても有名です。
盛岡市の隣町である雫石町にあり、JR盛岡駅から車でなら30分ほどで行けます。
広大な敷地は3000ヘクタールにも及び、東京ドーム640個分もの広さとなっています。
観光としては動物と触れ合ったり乗馬体験を楽しむことができる「まきば園」が有名です。

まずおすすめなのは「トロ馬車」です。
1950年ごろまで使用されていた馬車鉄道のレールを観光用に復元し、馬に引かせて走るもので、羊の放牧場所などを見ながら園内を回ることができます。
他にはバスツアーやトラクターバスツアーなど豊富な移動手段が用意されており、すべて歩かなくても園内が見られるようになっています。
まきば園から牛舎エリアへは「上丸牛舎モーモーライナー」がおすすめです。
周りの風景を見ながらゆっくりと移動していきます。
しかも片道100円という値段なので手軽に利用できます。

農場を楽しんだら牧場館・山麓館に行きましょう。
ここはレストランと売店が併設されており、レストランではすべてのメニューに小岩井農場で採れる食材が使用されています。
レストランで特に人気なのはとろとろ卵の「農場オムライス」です。
トマトソースと濃厚デミグラスソースの2種類があり、お好みで選ぶことができます。
もう一つの人気メニューが「大地の恵みランチ」です。
こちらは小岩井農場の牛肉、牛乳、卵、野菜がふんだんに使用されており、まさに小岩井農場の恵みを丸ごと満喫できます。
そして売店では小岩井農場が誇る乳製品、チーズやチーズケーキなどにぬいぐるみなどのお土産が購入できます。

3.盛岡駅ビル フェザン

「フェザン」は岩手県盛岡市のJR盛岡駅にある駅ビルです。
JR東日本の子会社である盛岡ターミナルビルが運営しています。
その沿革は、1981年4月に盛岡ターミナルホテルと同時に開業
2005年には盛岡駅地下のショッピングモール「パルモ」を吸収合併
2017年には段階的に行われていたリニューアル工事が完了
となっており、現在は約160店舗が出店しています。
その「フェザン」という名前は岩手県の県鳥である雉の英語名から取られています。

開店以来、ファッションビルとしての傾向が強かったのですが、デパート的な要素を強化しただけでなく、近年では観光客が利用しやすいように盛岡駅の1階部分の「おでんせ館」に土産物売り場を集中させています。
工芸品、和菓子、洋菓子などの岩手県の土産物が豊富に用意されているため、買い忘れたものなどがあったとしてもここにくればある程度は揃っています。
また、その他にもコンビニ、薬局、ファーストフード、飲食店、書店など幅広い店舗が入っているため、目的の観光地へと移動する前の補給拠点としても利用しやすくなっています。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ