縫い方

チャコペン【 Tailors chalk pen / Making pencil 】

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出典:Liz Emerson Designs Antique Tailors Chalk

チャコペンとは布に印をつけるときに使われるペンやペンシルの総称。
ペンにとどまらず、粉末や鉛筆タイプなど使いやすいように日々改良されています。もともとはテーラーズチョークと呼ばれていた仕立て屋が使用していたチョークが日本で『チャコ』と呼ばれるようになりました。
英語圏ではマーキングペンシルやテーラーズチョークと呼ばれています。

チャコペンの種類

出典:Mighty Paper Shop

チョークタイプ(三角チャコ):もともとのオリジナルタイプのものです。
三角形や長方形で平たい形をしています。
黒板に使用するような柔らかいものではなく、油脂が含まれ強度があります。細い線が引けるように端が斜めに薄くなっていきます。
安価ですが、落としたりすると割れやすく、強く圧迫するとかけてしますこともあります。

粉末タイプ:チョークを粉末にし容器に入れて使用するタイプです。テーラーズチョークの形の容器や、ペン型のものがあります。粉が出る先端には小さい円盤がついており、この円盤を転がして中の粉が外の布に付着する仕組みになっています。円盤が転がって印をつけていくので、伸縮性のある素材には最適です。

ペンタイプ:マジックのような仕組みのペンです。チョークや粉末タイプのものに比べて線は若干太くなります。
半日から1週間ほどで自然に消えていくタイプや水で消すタイプなど消え方の選択肢の幅が広いのも特徴的です。また、すぐに消したいときのために『消す専用のペン』も販売されています。
水で消すと乾くまで時間がかかりますが、すぐに消せると作業が停滞しないので便利です。

ボールペンタイプ:ペン先がボールペンのようになっています。熱で消えますので、アイロンを頻繁にかける必要がある作品には注意が必要です。

鉛筆タイプ:100円均一などでも簡単に手に入り、細かいデザインを移すことも簡単にできます。特有の柔らかさがあるので生地を傷つける心配がありません。ラインは徐々に太くなってきますが、こまめに削れば細い線を何度でも引くことができます。水溶性のものは水で消えます。

シャープペンシルタイプ:通常のシャープペンシルのように芯をいれて使います。鉛筆タイプと同様、細かい図案を描くのに適しています。
鉛筆タイプよりも細かく、安定して細いラインが引けます。芯の色は数色展開しているので、布の色によって使い分けることができます。
芯を入れ替えられるタイプと、一本で3色使えるものなど種類は豊富です。芯が布に対して細すぎると布の織り目が引っかかってしまう場合があります。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。  
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