縫い方

メジャー【cloth tape measure / tailors measure】

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長さを測るときに使われるテープ型の測定器。巻かれているものは広義に巻き尺ともいいます。
洋裁などで洋服を作るときに肩幅や胸囲、ウエストなどのサイズを測る時に使われます。
多くはグラスファイバー製で柔らかく、体のどの部分にもフィットするため部位の長さが正確に測定できます。
定規では長すぎて測りきれない、カーテンなどの大きなアイテムに使われるシーンも多いです。

メジャーの種類

出典:RibbonLands pink tape measure

【収納形態】

ロータリーメジャー・オートメジャー・自動巻き込み式メジャー:丸や四角のケースに内蔵されているタイプです。その多くは中央についているボタンを押すことで引き出したメジャーが自動的に巻き込まれます。

テーラーメジャー:紳士服などの仕立て屋が昔から使っていたためこの名称がついています。多くは基点がゼロセンチからスタートしています。

【機能】

両面印刷:メジャーの両面に目盛りがついています。身体の部位を測定する分には片面でも十分です。しかし、1〜2メートルを超えるものとなると、その長さの定規はなかなか一般家庭にはないものです。そこで両面印刷されているメジャーが役立ちます。
例えば1メートルのメジャーで1メートル30センチのものを測りたいと仮定します。テープの端から1メートルまで測ります。0センチまで測ったところでゼロの目盛りを抑えながら、そのまま裏返しさらに30センチ測ります。これを繰り返すと1メートルのメジャーでも最小限の手間でほぼ無限の長さが測れることになります。

端ゼロ基点:メジャーの端に余白がなく、ゼロから始まっています。テーラーメジャーはこの形が多いです。その多くは肩幅や背中のサイズを測るときに押さえた部分から測ることができます。余白を考えずにゼロ部分を確認する作業がないので手の感覚で測定できます。

目盛りの色が違う:10センチごとに色分けされているものです。視覚的に長さを確認できるので愛用者が多い。

両面で目盛りの単位が違う:片面はセンチメートル、もう片面がインチなど表面と裏面で単位が違うタイプです。両方の単位に親しみがあったり、海外の作り方を参考にする場合にとても重宝します。

穴空きタイプ:メジャーの端に穴が開いているものです。テープメジャーで直線のものを測るときにテープがしっかり伸びてゆるみがない状態に保つことは大原則ですが、80〜100センチ以上になると片手で押さえながら数字を読み取ることは困難になってきます。そこでこの穴に待ち針で固定するとメジャーの緊張度がたもたれるので、正確な長さが測定できます。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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