縫い方

定規【Ruler】

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線を引くときに使われる道具。センチメートルやインチの単位がついています。
厳密にいえば線を引くための道具なので、目盛りがあってもなくても定規に変わりありません。長さを図りながら線を引いていく必要があるので、目盛りがついているのが一般的です。型紙を写したり、縫い代をつけるときに主に使います。
パッチワークの布をカットする定規の種類はたくさん流通しています。カットするための定規などもあり、手芸では利用頻度の高いアイテムのひとつです。

定規の種類

出典:Sundries Findings Tailpring ruler

【素材】

竹尺:竹製の定規で昔から愛用されています。和裁に用いられる単位は尺で、1尺は37.9センチです。目盛りの単位がちがうため、和裁といえば竹尺と言われています。和裁以外に、手になじみやすい使用感から、センチメートルの目盛りがついた竹尺を愛用する人も多いようです。

ステンレス・アルミ製:竹やプラスチックに比べて耐久性が高いのが特徴でしょう。素材によっては湿気や温度に弱く、素材が膨張してしまい目盛りが若干変わることもあります。ステンレスやアルミ製はそのようなことがなく、環境に左右されることはありません。

プラスチック定規:定規では一番使われている素材です。他の素材に比べると、軽くて薄く形が加工しやすいため使い勝手の良さが大きな長所です。透明なので方眼の目盛りが最大限に活用できます。厚めに加工されたものであればカッティングも同時に行えます。

【機能別】

方眼定規:主にプラスチックでつくられ、定規全体に方眼が張り巡らされています。目安となる線と方眼を合わせ、長さを測りながら線をひけます。平行に線が引けるのでとても便利です。

パッチワーク定規:平行線に加え、角度をつけたラインも引かれています。パッチワークに角度をつけたいときに、正確に角度をつけられるので便利です。多くは長さを測りながらロータリーカッターでカットできるように端が斜めになっています。
また、カラフルな布を使うことが多く、様々なデザインにも定規の目盛りが映えるように定規に色を付けているものもあります。

アイロン定規:アイロンの熱にも耐性のある素材で作られています。三つ折りをしたり、裾を正確に曲げたいときに図りながらアイロンがけができます。1.長さを図って、2.布をまげて、3.待ち針をつけて、4、アイロンをかける4つの作業が一気にできます。

カーブ定規:洋服などの曲線部分に便利なように緩やかなカーブの形をしています。プラスチック製で方眼がついているのでアーム部分や襟元の曲線の印付けも簡単にできます。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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