縫い方

アイロン【Iron】

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布に熱を加えてしわをとったり、織り目をつけるときに使う道具です。
縫い目を馴染ませたり、縫い代を割ったりするときにアイロンは欠かせません。手芸用に開発されたアイロンがあるくらい、時には仕上がりを左右します。
手芸用のアイロンは、より小さく軽く設計されているのが特徴です。

アイロンの種類

出典:Pipers girls クロバーミニエッジアイロン
アイロンと一口に言っても値段も機能も様々です。アイロンの最も重要な鉄の部分の構造や精度は値段に直結します。鉄の機能を高め立ち上がりを早くしたアイロンもあります。購入前に取り扱い説明書をよく確認しましょう。

【家庭用アイロン】

ドライアイロン:一番シンプルなタイプで、スチーム機能などが付いておらず、水タンク等もないので軽くて使いやすいです。霧吹きなどが必要になります。

コードレスタイプ:コードの位置に関係なく大きな布でもストレスフリーで作業できます。デメリットは定期的に充電しないといけないので長時間の作業には向きません。

スチームタイプ:立ち上がりが早く、アイロン台要らずです。アイロンをかけづらい素材をプレスすることなくしわを取り除きます。

スチームスプレータイプ:通常のアイロンのタイプにスチーム機能の付いたものは数多く流通しています。

【手芸用アイロン】

大きく分けて手芸用のアイロンは2つあります。

・ミニアイロン(パッチワークアイロン):従来のアイロンのかたちはそのままに、サイズが小さくなったタイプです。アイロン部分の先端が長く、指先で押さえにくい部分を微調整しながらアイロンがけできます。同時に中心からボトム部分の広範囲の部分で従来のアイロンがけの役割もしっかり果たします。

・コテアイロン:名の通り、電気はんだごてのような形をしています。アイロン部分が小さく、小回りが利くのが特徴です。普通のアイロンでは小さくてかけづらい部分をピンポイントで作業できます。

アイロンを選ぶポイント

まずは手芸で主にどのようなものを作っているかがポイントです。主に刺繍がメインで、小物や小さな雑貨をよく作成するときには家庭用アイロンで十分補えるでしょう。

パッチワークなどの小さい布を扱う手仕事には家庭用アイロンに加え、こてアイロンもあると細かい作業が行えてとても便利です。

洋服を作るときなどは、大きな布を扱いますので、コードレスの方がストレスがなく作業できます。また、シルクなどの繊細な生地にもアイロンかけをする機会があるので、スチームが付いていればなお使い勝手が良いでしょう。
しかし、コードレスは充電が定期的に必要です。長時間使う機会の方が多いのであれば、充電なしとコードレスを天秤にかけて選ぶ必要があるでしょう。

監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
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