布切りはさみ【Sewing shear / Sewing scissor】
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二枚の合わさった刃の間に挟んで裁断する道具のこと。裁縫はさみ、裁ちはさみとも呼ばれます。
昔は長く使うことを前提として作られており、何度も磨いて切れ味が戻る鋼製が一般的でした。
現在はステンレスタイプが一般的で、多く流通しています。
昔は長く使うことを前提として作られており、何度も磨いて切れ味が戻る鋼製が一般的でした。
現在はステンレスタイプが一般的で、多く流通しています。
布きりはさみの種類とそれぞれの値段
素材
ステンレス:鋼にクロムと炭素を混ぜた合金鋼。さびにくくかつ低価格で量産できるのが特徴です。コストパフォーマンスが良く鋼に比べて強度がありますが、その半面切れ味は長持ちしません。
全鋼タイプ:鉄に炭素を加えて硬度を高めたのが『鋼』。この鋼で葉からハンドルまでできています。強い衝撃には比較的弱く、使用方法によっては刃がかけてしまうこともあります。
着鋼(付け鋼)タイプ:葉の部分のみ鋼、その他の部分は軟鉄を使用。強い衝撃にも比較的耐性があります。高級はさみにはこの素材が多く、作者によっては高価格になることも。錆に弱いので刃先を指で触ると、皮脂が錆の原因になります。使用後は指紋をふき取ったり、細やかな手入れが欠かせません。しっかりとメンテナンスをすれば2代・3代で使えるくらい長持ちします。
用途別
ピンキングハサミ
布のほつれ止めに使われる。多くはペーパークラフトなど多目的に販売されていますが、裁断しているものによってはさみに癖が出てきます。長く、切れ味を保たせるためには布用は専用で使用する必要があるでしょう。
アップリケ用はさみ
アップリケでは布を縫い付けた後に縫い目に沿って布を切っていく作業があります。アップリケ用のはさみでは片方の刃の部分が半円形状になっています。その部分を縫い付けた布と土台の布の間にくぐらせて、切っていきます。半円形の部分が、土台の布を保護するので、刃先で間違って切ってしまうことがありません。
鋼製の布きりはさみ保存方法・メンテナンス
布の裁断用に作られているので、布以外の物は切らないようにします。間違った使い方は切れ味をおとしてしまいます。
鋼は水気が大敵です。刃の部分は指で触ったりせず、余計な指紋は錆の原因になりますのでふき取りましょう。使用後に防錆油などを塗って湿気のない場所に保管します。
鋼はステンレス製に比べて重量もありますので、万が一落としてしまった時の衝撃はよりダメージを与えます。刃こぼれの原因にもなりますので取り扱いには十分注意してください。 切れ味が悪くなったからと言ってねじをきつくするのはやめましょう。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。
ステンレス:鋼にクロムと炭素を混ぜた合金鋼。さびにくくかつ低価格で量産できるのが特徴です。コストパフォーマンスが良く鋼に比べて強度がありますが、その半面切れ味は長持ちしません。
全鋼タイプ:鉄に炭素を加えて硬度を高めたのが『鋼』。この鋼で葉からハンドルまでできています。強い衝撃には比較的弱く、使用方法によっては刃がかけてしまうこともあります。
着鋼(付け鋼)タイプ:葉の部分のみ鋼、その他の部分は軟鉄を使用。強い衝撃にも比較的耐性があります。高級はさみにはこの素材が多く、作者によっては高価格になることも。錆に弱いので刃先を指で触ると、皮脂が錆の原因になります。使用後は指紋をふき取ったり、細やかな手入れが欠かせません。しっかりとメンテナンスをすれば2代・3代で使えるくらい長持ちします。
用途別
ピンキングハサミ
布のほつれ止めに使われる。多くはペーパークラフトなど多目的に販売されていますが、裁断しているものによってはさみに癖が出てきます。長く、切れ味を保たせるためには布用は専用で使用する必要があるでしょう。
アップリケ用はさみ
アップリケでは布を縫い付けた後に縫い目に沿って布を切っていく作業があります。アップリケ用のはさみでは片方の刃の部分が半円形状になっています。その部分を縫い付けた布と土台の布の間にくぐらせて、切っていきます。半円形の部分が、土台の布を保護するので、刃先で間違って切ってしまうことがありません。
鋼製の布きりはさみ保存方法・メンテナンス
布の裁断用に作られているので、布以外の物は切らないようにします。間違った使い方は切れ味をおとしてしまいます。
鋼は水気が大敵です。刃の部分は指で触ったりせず、余計な指紋は錆の原因になりますのでふき取りましょう。使用後に防錆油などを塗って湿気のない場所に保管します。
鋼はステンレス製に比べて重量もありますので、万が一落としてしまった時の衝撃はよりダメージを与えます。刃こぼれの原因にもなりますので取り扱いには十分注意してください。 切れ味が悪くなったからと言ってねじをきつくするのはやめましょう。
監修:ポピー
刺繍を機に手芸に目覚める。『作れそうなものは作ってみる』という精神でUVレジン、プラバン、裁縫、編み物、ビーズ、ミニ革細工、ドールハウスやミニ家具などの簡単木工DIYを浅く広く探求して15年。
複数の手芸を掛け合わせたり素材を組み合わせながら自宅を飾っていくのが趣味。
海外のDIYトレンドを参考にすることも多い。
日本と欧米の手芸における常識やテクニックの違いなどを検証しつつ多くの方法を共有していく。