小物

ファイヤーキング!歴史とともに刻印も変わり、はまったら集めたくなる魅力とは

関連キーワード

出典:https://www.instagram.com/p/Cz1LAmruvc_/

ファイヤーキングとは、アメリカで生まれた耐熱ガラスブランドの名称です。
その一番の特徴は耐熱ガラス特有の淡い風合い。色の可愛らしさに加えて、割れにくく数十年と使える実用性からコレクターが増え続けています。
さらに近年のレトロブームによりおしゃれアイテムとして注目されるアイテムに。
今回はそんなレトロで可愛いファイヤーキングの魅力をまとめて紹介します。

ファイヤーキングの歴史

出典:https://www.instagram.com/p/CNyqrwBgBuM/

ファイヤーキングはアメリカ・オハイオ州にあるアンカーホッキング社が製造していました。
1940年代から1986年まで販売されていましたが、最後はコスト面で採算が取れずミルクガラスの生産が終了。
現在でも他メーカーからミルクガラスの食器は販売されていますが、色合いや透明度をファイヤーキングに寄せるのは難しいと言われています。
そういった理由で当時のシリーズをコレクターやレトロ好きが集め、世界中で人気を博しているのです。

刻印で年代がわかる

出典:https://www.instagram.com/p/CNuWhjaAt_b/

ファイヤーキングの製造年代を見分ける指標の1つに底面の刻印があります。
最初期の刻印はまだロゴマークが作られておらず、ブロック体で「FIRE-KING」と掘られていました。その後はロゴマークとともに「GLASS」や同じくガラス製品を意味する「WARE」が刻印されるようになります。
1950年後期から1960年代に入ると「MADE IN USA」が入りますが、これは輸出に対応するためでした。
1970年代には家電製品の普及もあり「FIRE-KING」を「直火にかけて問題ない」と誤認されるとしてロゴマークが消失。刻印は企業や社会の転換点に変化していきました。

個性豊かなファイヤーキング

出典:https://www.instagram.com/p/CzuYKPVrRoi/

ファイヤーキングの代表作といえば、翡翠(ひすい)色をしたジェダイ。
蛍光色のような風合いが美しい製品です。中でもレストランや学校で使用された「レストランウェア」は重みのあるフォルムと耐久性の高さから人気のシリーズとなっています。
ファイヤーキングはジェダイだけでなく定番色のホワイト、涼しげなターコイズブルー、艶が美しいピーチなど多様な色が展開されており、選べる色の多さも魅力です。そしてファイヤーキングといえばプリント製品も忘れてはなりません。
りんごや花といった定番のデザインプリントからスヌーピー、ミッキーマウスなどのキャラクター商品、さらにはマクドナルドやピザハットといった企業広告商品など幅広いラインナップがありコレクション心をくすぐります。

まとめ

出典:https://www.instagram.com/p/Cryz2boJSTM/

1個持つだけで食卓が華やかになるファイヤーキング。
アメリカでの製造は終了しましたが、2011年に製造方法を日本企業が受け継ぎ「ファイヤーキングジャパン」として当時の製品に近い現代版ファイヤーキングが誕生しています。
興味はあるけれどヴィンテージは状態が心配、値段が高いと思う方はファイヤーキングジャパンで相棒を探してみてはいかがでしょうか。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ