景勝地

モンサンミッシェル、なにがすごいの?名物グルメ”オムレツ”、ふわふわの食感を味わって!

関連キーワード

出典:https://www.instagram.com/p/CxN95Ois9A1/

フランスの世界遺産の一つである「モンサンミッシェル」。
幻想的な景観が人気を集め、多くの人が訪れる観光地です。
今回は、モンサンミッシェルの歴史や見どころ、また名物グルメのオムレツをご紹介します。

モンサンミッシェルとは

モンサンミッシェルは、フランス西海岸のサン・マロ湾に浮かぶ小島に建てられた修道院です。四方を海で囲まれ、街全体がまるで砦のように見える独特の景観から、「西洋の驚異」または「海上のピラミッド」とも呼ばれています。

モンサンミッシェル建築の始まり

出典:https://www.instagram.com/p/Cp6RTA7I4pj/

「聖ミカエルの山」という意味を持つモンサンミッシェルは、8世紀頃に建築が始まりました。708年、夢に現れた大天使ミカエルの「山上に聖堂を建築するように」というお告げに従い、司教オベールが礼拝堂を建築したのが始まりといいます。
その後、11世紀にはロマネスク様式の修道院、13世紀にはゴシック様式の「ラメルベイユ」と呼ばれる建物が建築されました。当時は有数の巡礼地としてたくさんの信者が訪れていたそうです。

巡礼地から要塞、監獄へ

しかし、14世紀に始まったフランス・イギリス間の百年戦争では一部が要塞として使われ、さらに18世紀のフランス革命後は国の管理下で反体制派を収容する監獄となりました。そのため、一時はかなり荒廃していたといいます。
19世紀になってフランス国内で文化遺産を守る風潮が高まり、これを受けてモンサンミッシェルの修復が始まりました。そして、1979年に周辺の湾も含めて世界文化遺産に登録されたのです。

モンサンミッシェルの見どころ

出典:https://www.instagram.com/p/CwPfJSetlH3/

モンサンミッシェルには多くの見どころがありますが、まず修道院内部にあるラメルベイユの回廊は外せません。
三層構造の建物の最上階の回廊では、少しずつずれた特徴的な2本柱が中庭を囲んでいます。同じく修道院内部にある「附属教会」も必見です。ステンドグラスの窓から光が差し込み、幻想的な空間が広がります。

また、絶景スポットとしておすすめなのが「西テラス」です。モンサンミッシェルの周囲を一望でき、中から見る干潮時の景色には独特の魅力があります。
他にも、敵の来襲時に吊り橋を上げて侵入を防いだ「王の門」や、百年戦争で名を上げたジャンヌ・ダルクの銅像がある「サンピエール教会」などもぜひ訪れたいスポットです。

モンサンミッシェル名物のオムレツ

出典:https://www.instagram.com/p/CnJxGRbsz4I/

観光客で賑わう大通り、グランドリュにはレストランやショップがぎっしり立ち並んでいます。
そこでぜひトライしてみたいのが、モンサンミッシェルの名物オムレツ。まるでスフレのようなふわふわ食感で、なめらかな舌触りが特徴です。中でも評判が高いのが、1988年に宿屋として開業された「ラ・メール・プラール」です。ここのオムレツは、宿の女将さんが巡礼者のために作った卵料理がもとになっています。
他にも「オーベルジュ・サン・ピエール」ホテル内にある同名のレストランなどが有名です。

まとめ

出典:https://www.instagram.com/p/ChpKL9coHXu/

世界有数の巡礼地から、要塞、監獄へと姿を変えた後、修復されて世界文化遺産に認定されたモンサンミッシェル。
その歴史を知って訪れると、さらなる感慨がありそうです。観光を楽しんだ後は、ぜひ名物のふわふわオムレツを食べてみたいですね。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ