景勝地

インドネシア、「虹の村」カンプン・ペランギはパステルカラーに彩られた世界

関連キーワード

出典:https://www.instagram.com/p/BT3wopLDLOl/

SNSの影響から、瞬く間に人気観光地となったジャワ島の虹の村「カンプン・ペランギ」を知っていますか。
インドネシアのジャワ島といえば、首都「ジャカルタ」や「ボロブドゥール遺跡」があり、毎年たくさんの観光客が訪れます。
そんなジャワ島のスマランで、村全体がパステルカラーで彩られたカンプン・ペランギが誕生し、映えスポットとして急速に人が集まるようになりました。

今回は虹の村「カンプン・ペランギ」のおすすめフォトスポットや誕生した経緯、観光情報などを詳しく紹介していきます。 

カンプン・ペランギは写真映えスポットの宝庫!

出典:https://www.instagram.com/p/BV9j_PUl4to/

ジャワ島のスマランにある虹の村「カンプン・ペランギ」は、丘に沿って居住地が形成されています。
家の壁は思い思いのパステルカラーで彩られており、ふもとからの美しい村風景が一番の写真映えスポットとなっています。村内部は丘にあるためたくさんの階段や坂道があり、村を見て回るのは一苦労。観光に不向きなこの傾斜ですが、虹の村ではむしろ特別な景色を作り出す要素となりました。
一直線に続く色鮮やかな段差は下から写真を収めると、どこまでも続いているような「虹の階段」に変身します。また階段の脇に並ぶ各住居のアートも見逃せません。
子どものかわいらしい作品から精巧に描かれたキャラクター絵まで壁画の内容はさまざま。創造力豊かに描かれた壁画に囲まれ、観光客が独特な非日常感を味わえるのも「カンプン・ペランギ」ならではの魅力です。
ほかにも色彩豊かな傘のトンネルや、蝶々の大きな壁画などたくさんの写真映えスポットに出会えます。

カンプン・ペランギはなぜ誕生したの?スラム街からアートの村へ!

出典:https://www.instagram.com/p/BUGyKhUgofo/

カンプン・ペランギは、大規模な修繕前「カンプン・ウォノサリ」と呼ばれるスラム街でした。
生活環境を変えたいと考えていた地元の校長スラメット・ウィドドは、「虹の街」に変えようと動きます。
市も計画に賛同し2016年、約3億ルピア(約250万円)が予算として組まれました。驚くべきはその改修期間、わずか数週間でスラム街の景色は虹色の村に一変したのです。
SNSで美しい村の話題は広がっていき、今では「カンプン・ペランギ」、現地の言葉で「虹の村」と呼ばれる一大観光地になりました。

カンプン・ペランギの観光情報と注意すべきポイント

出典:https://www.instagram.com/p/CNXGcgmBTt3/?img_index=1

SNSの写真や歴史を知り、カンプン・ペランギに行きたくなったのではないでしょうか。
「カンプン・ペランギ」はインドネシアの首都・ジャカルタから480kmほど離れています。日本から向かう場合は、飛行機でジャカルタを経由して、村のあるスマランへ行くことが可能です。
カンプン・ペランギでの観光は、インドネシアの日常に入り込めるのも面白いポイント。村人との交流や地元の食事を堪能できます。もし「映え写真」を撮りたいなら、村人が活動する前の朝がおすすめです。
一方で観光や撮影の際は、くれぐれも村人の邪魔にならないよう行動することも忘れないようにしましょう。

まとめ

出典:https://www.instagram.com/p/CKH-VNDBuD8/?img_index=3

村人の手によってスラム街から観光地へと変貌した「カンプン・ペランギ」。壁を色鮮やかにするというシンプルな変革は、SNS時代に思わぬ大反響を巻き起こし、村を変えていきました。
パステルカラーの映える写真だけでなく、大都市では体験できないディープな地元文化に触れられるのも大きな魅力。虹の村「カンプン・ペランギ」は、インドネシアの新しい息吹と懐かしい空間が入り交じる素敵な観光地なのです。
  • Facebook
  • Twitter
  • hatena

    ▲ページトップ