ラーメンやもつ鍋だけじゃない！福岡県には本当においしい日本酒あり！

まずはラーメンが有名な地でもある福岡県久留米市にある蔵元・山口酒造さんを紹介していきたいと思います。山口酒造さんは、1832年創業という老舗の酒蔵で、現在は11代目を継承している蔵元・山口哲生さんを中心においしい日本酒を醸造し続けています。日本酒のほか、焼酎やリキュール、みりんなども醸造しており、それぞれオーストラリアや香港、韓国、台湾などへ輸出も試みています。2015年には、シンガポールへの輸出も開始しており、今後はタイへの輸出も検討しているようです。

そんな山口酒造さんが醸造している日本酒の中でも、代表的な銘柄であるのが「庭のうぐいす」です。これは五代目の蔵元である山口利吉さんが、庭の湧水でのどを潤しているうぐいすを見て感銘を受けたことから名付けたとされています。その後は11代目の山口哲夫さんに至るまで、およそ180年ほど「庭のうぐいす」の醸造を続け、時代に合ったおいしさをお茶の間に届けているのです。

「庭のうぐいす」として販売されている商品の中から、2つ紹介しましょう。

「庭のうぐいす　純米吟醸」・・・うぐいすの絵がかわいらしいラベルも特徴的な「庭のうぐいす」シリーズの中でも、現代に生きる人の味覚に合うように醸造された純米吟醸酒です。フレッシュな味わいと、バランスの取れた香りやうまみを堪能することができます。720ミリリットルで1500円（税抜き）の販売です。

「庭のうぐいす　特別純米　ひやおろし」・・・ひと夏熟成してから、秋口に出荷されます。まろやかな口当たりが特徴の特別純米酒となっています。720ミリリットルで1250円（税抜き）での販売です。

このほか、山口酒造さんでは梅酒やどぶろく、スパークリングなども醸造しています。興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。

山口酒造さんについて詳しくはこちらをご覧ください
http://niwanouguisu.com/

続いては、福岡県八女市に位置している酒蔵・高橋商店さんを紹介していきましょう。高橋商店さんは1717年創業という由緒正しい酒蔵でもあり、創業から守り続けられている伝統的な方法で日本酒造りを行っています。

そんな高橋商店さんが醸造している日本酒の代表的な銘柄が「繁桝」です。「繁桝」は福岡県産の山田錦、吟の里などの酒造好適米を使用して作られているほか、カリウムやマグネシウムを多く含んだ、地元に流れる矢部川の伏流水を仕込み水として使用しているこだわりぬかれた日本酒です。これらをふんだんに使用して、杜氏を中心に醸造される「繁桝」。具体的な商品を2つ見ていきましょう。

「繁桝　大吟醸　しずく搾り」・・・酒造好適米である山田錦を贅沢に100パーセント使用し、40パーセントまで精米したという珠玉の大吟醸酒です。製造過程で圧力をかけないという「しずく搾り」という製法で醸造されています。720ミリリットルで4500円（税抜き）の販売となっています。 「繁桝　純米大吟醸」・・・・酒造好適米「山田錦」を100パーセント使用した贅沢な純米大吟醸酒です。華やかな香りとやや辛口の口当たりが特徴です。720ミリリットルで3000円（税抜き）での販売となっています。

高橋商店さんについて詳しくはこちらをご覧ください
http://www.shigemasu.co.jp/index.html

最後は福岡県嘉麻市、大隈町に位置している酒蔵・寒北斗酒造さんから「寒北斗」を紹介していきましょう。1729年創業という寒北斗酒造さんは、今に至るまでおよそ300年間日本酒造りに励んできた由緒正しい酒蔵です。もとは「玉ノ井酒造」という名の酒蔵でしたが、およそ30年前に福岡を代表する名酒づくりを目標に掲げ、再スタートを切っています。福岡らしい味を追求し続けた結果、出来上がったのが「寒北斗」なのです。

現在は「寒北斗」を看板商品とし、名前も「寒北斗酒造」へと変えられています。また、「寒北斗」は九州、福岡のみにとどまらず、全国のコンクールで受賞を重ね、今や福岡を代表する銘酒へとなっています。今後も「寒北斗」がさらなる脚光を浴びることが期待されるのでしょう。

寒北斗酒造さんについて詳しくはこちらをご覧ください
http://kanhokuto.com/

いかがでしたか？福岡県というと、焼酎で乾杯するイメージが強いという人も多いかと思いますが、日本酒も美味しいものが多いことがわかっています。ぜひ名物料理を肴に、美味しい日本酒も堪能してみてください。