今日本酒がアツい！？佐賀県でつくられている銘酒を一挙ご紹介

まずは佐賀県の中でも鹿島市にある酒蔵、馬場酒造さんから「能古見」を紹介していきましょう。馬場酒造さんは有明海に面した街である鹿島市で、200年以上にわたって日本酒造りに励んでいる酒蔵です。370石という比較的小さな酒蔵で、当主を含め4人という少数精鋭で日本酒を作り上げているという馬場酒造さん。その妥協なき姿勢だからこそ、「能古見」のような素晴らしい日本酒が作り出されているのでしょう。

「信頼できる蔵元」をポリシーとしている馬場酒造さんで製造されている日本酒として代表的なものなのが「能古見」です。もともとの地名である「能古見村」から名をとったこちらのお酒は、丹精込めて作り挙げられている高品質の日本酒となっています。そんな「能古見」は馬場酒造さんの生産の約70パーセントを占めているそうです。

「能古見」の吟醸酒の原材料はすべて最高級品質の酒造好適米「山田錦」です。こちらは地元の契約農家の人々が低農薬で育てたもので、お米に対する並々ならぬ馬場酒造さんのこだわりを垣間見ることができます。 仕込みには普通酒の2倍の手間をかけて作り挙げられている、馬場酒造さんの日本酒たち。実際に全国新酒鑑評会では連続して金賞を受賞するなど、安定して高い評価を得続けています。そんな「能古見」の商品ラインナップをいくつか紹介しましょう。

「大吟醸　能古見」・・・リンゴのような香りが漂う最高品質の大吟醸です。馬場酒造さんの中でも1500本しか醸造されていない限定品なので、購入できたらラッキーかもしれません。辛口で端麗な飲み口の日本酒です。

「純米吟醸　能古見」・・・メロンやバナナのような果実の香りを楽しむことができる純米吟醸です。甘く濃い味わいを楽しむことができるとあって、佐賀らしい日本酒となっています。馬場酒造さんで製造されている中で、一番人気の商品となっています。

馬場酒造さんについて、詳しくはこちらをご覧ください
http://www.nogomi.co.jp/index.html

続いても、有明海をのぞむ町である鹿島市に構えている酒蔵のひとつ、富久千代酒造さんを紹介していきたいと思います。富久千代酒造さんは大正末期に創業したという歴史ある酒蔵です。450石に満たない、比較的小さな酒蔵でもある富久千代酒造さんでしたが、佐賀や九州を代表する名酒づくりを目指して、ゼロからスタートし完成させたという日本酒が「鍋島」となります。

鍋島のなかでも、「鍋島　大吟醸」は｢インターナショナル･ワイン･チャレンジ (IWC) 2011｣にて、日本酒部門の最優秀賞を受賞しました。この世界的な権威として知られている大会において、「チャンピオン・サケ」の名誉をいただいたということは、素晴らしい名誉でもあります。

また、富久千代酒造さんでは、鍋島とタイアップした「マチとムラを繋ぐ運動（グリーンツーリズム）」という運動も行われています。こちらは酒米の生産から日本酒造りまでを家族で体験できるほか、干潟体験や昆虫採集など季節に沿ったイベントを主としており、誰でも参加できます。

富久千代酒造さんについて、詳しくはこちらをご覧ください
http://nabeshima.biz/

最後は佐賀県嬉野市にある酒蔵、「五町田酒造」さんを紹介していきましょう。五町田酒造さんで製造されている代表的な日本酒ブランドが「東一」です。東一は地元佐賀県生まれの地酒で、佐賀県の人たちに誇りに思ってもらえるようなお酒になるようにと、製造されています。2002年からは酒造好適米である「山田錦」の作付を行い、自主栽培を始めているそうです。そんな丹精込めて育て上げた山田錦を使った東一が全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、高い評価も得ていることがわかります。

特に「雫搾り大吟醸　東一」は、数々の賞を受賞し、全国的有名な銘酒となっています。今後もより一層五町田酒造さんでは品質の良い日本酒が製造されていくことでしょう。

五町田酒造さんについて、詳しくはこちらをご覧ください
http://azumaichi.com/

いかがでしたか？佐賀県には今回紹介したもの以外にも銘酒と名高い日本酒たちが多くあります。九州へ行ったら焼酎ももちろん良いですが、佐賀県に行くのならばおいしい日本酒も堪能してみたいですね。ぜひ参考にしてください。