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宮城県の人気銘酒!「浦霞」のこだわりとラインナップまで

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牛タンやずんだ餅などの名物グルメはさることがら、新鮮な魚介類も豊富なおいしいもの尽くめの宮城県。
そんな宮城県では、グルメだけでなくおいしい日本酒も作られていることをご存知でしょうか?
中でも全国的に人気が高い「浦霞」は、日本における吟醸酒ブームの火付け役になったとも言われている人気の銘柄です。今回は、そんな「浦霞」について、製造元である佐浦酒造さんのこだわりや人気の秘密、ラインナップなどを紐解いていきたいと思います。

宮城県塩竈市に蔵を構える「佐浦」

画像出典:株式会社佐浦


浦霞」の製造元である佐浦酒造さんは、享保9年(1724年)創業という老舗の酒蔵です。ちなみに佐浦酒造さんは創業時から、1000年以上もの歴史がある奥州の神社である鹽竈神社のお神酒酒屋でもあったとか。現在は海外への進出も果たし、パリやロンドンなどへ日本酒のセミナーなども展開しているということでも佐浦酒造さんは注目を集めているようです。

そんな佐浦酒造さんで、現在代表取締役を務めているのが13代当主佐浦弘一さんです。さらに本社の杜氏として、日本酒造りに30年以上、浦霞の製造に20年以上も従事しているという小野寺邦夫さん、また矢本蔵の杜氏としては、浦霞が獲得した数々の受賞歴の立役者ともいえる赤間勲さんがその任を務めているそうです。

また、佐浦酒造さんには従来からある本社の蔵ともうひとつ、「矢本蔵」という酒蔵が機能しています。矢本蔵は本社の蔵よりも新しい酒蔵ではありますが、現在は本社の蔵である程度経験を積んだ蔵人さんたちが中心となって矢本蔵で日本酒醸造に取り組んでいるそうです。一方で、そもそも矢本蔵の建設にあたっては、冬だけでなく1年を通して日本酒造りに励み、「浦霞」を待ってくれているお客様に迷惑を掛けたくないという思いからスタートしたとか。そこで設備を改修したほか、第二の蔵を建設しようと思い立ち、今でいう東松島市に(旧 矢本町)に「矢本蔵」を立て、商品の品薄解消を試みたようです。

浦霞の魅力とこだわりについて

画像出典:株式会社佐浦


浦霞」を手掛ける佐浦酒造さんでは、「品格のある酒」をモットーに製造に励んでいるそうです。
さらに佐浦酒造さんでは食事と一緒に楽しむ日本酒、いわゆる「食中酒」を重視し、、地域の食生活にあった日本酒造りに力を入れているほか、地域性を大事にしながら地元宮城県産のお米を使用することにこだわっているとか。また、大吟醸酒には最高品質の酒造好適米と称されている「山田錦」を使用しているほか、自家酵母である「浦霞酵母」を使用し低温でじっくりと発酵させているなど、製造過程にも強いこだわりが垣間見えます。

そんな佐浦酒造さんが手掛ける「浦霞」は、数々の受賞歴も誇る銘酒でもあります。ちなみに具体的な受賞歴の一例は以下の通りです。

「全国新酒鑑評会」
2012年 本社蔵金賞・矢本蔵金賞
2013年 本社蔵金賞・矢本蔵入賞
2014年 本社蔵金賞・矢本蔵金賞
2015年 本社蔵入賞・矢本蔵金賞
2016年 本社蔵金賞・矢本蔵金賞

そのほか、「南部杜氏自醸清酒鑑評会」でも2012〜2016年にわたって本社蔵、矢本蔵ともに優秀賞を獲得しているほか、東北清酒鑑評会、宮城県清酒鑑評会でも優秀な成績を多く獲得しています。
さらには世界規模の品評会でも数々の受賞歴がある「浦霞」。例えば「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」では純米大吟酒の部や本醸造酒の部など、さまざまな分野で輝かしい賞を受賞しているほか、アメリカに住む人々が審査する「全米日本酒鑑評会」でも長きにわたって銀賞や金賞を多く受賞しているようです。

「浦霞」の商品ラインナップはこちらから

画像出典:株式会社佐浦


最後に「浦霞」として販売されている商品ラインアップの中から、いくつかピックアップしてその特徴や価格などを紹介していきたいと思います。

「別誂(べつあつらえ) 大吟醸 浦霞」・・・浦霞の商品ラインナップの中でも最も高価な数量限定商品です。原料米に山田錦を使用し、精米歩合を40%にまで進めた極上の大吟醸酒。優雅な吟醸香が楽しめる贅沢な逸品です。1800mlあたり10000円のご用意となります。

純米吟醸 浦霞禅」・・・数ある商品の中でも、浦霞を代表する一本と称される人気の純米吟醸酒。数々の受賞歴も誇っている銘酒で、ラベルも可愛らしいので贈り物にも最適かもしれません。720mlあたり2160円のご案内となっています。

浦霞のゆず酒」・・・地元宮城県のゆずを100%使用したゆずのリキュール。さわやかな柚子の香りと程よい甘みが楽しめる1本です。数量限定商品なので見つけたらラッキーかも?720mlあたり1800円のご案内となります。

宮城県に行ったらぜひ「浦霞」と地元料理を!

いかがでしたか?「浦霞」のラインナップの中には、地元宮城県でのみ販売されている商品もいくつかあるようです。
ぜひ宮城県に行く機会がある方は、銘酒「浦霞」を食中酒として、おいしい地元のお料理と一緒に召し上がってみてください。
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